2015年6月17日水曜日

南方航空ナイロビ線

中国南方航空は日本の地方空港にも就航しているので地方発のツアー企画もしやすいですね。
 
成田はちなみに15:50発。中東系のように当日まで仕事をしてから搭乗という芸当さえできませんが翌朝7時に着きますからマサイマラにすぐ行けます。ケニア発は13:35なのでマサイマラから間に合わせるのはリスクがありますがアンボセリ、ナクル湖からなら余裕です。いわゆる危険都市ナイロビを除外できる点を評価する人もいるかもしれません。
 
※写真はETの機内食。CZもこんなものかなって勝手に想像したので!?

激安サファリスタート

日本でも正式にナイロビへの就航を先日発表した中国南方航空。朝7時到着なのでサファリがすぐできるのもメリットですが、それよりも価格のインパクトが尋常じゃありません。往復諸税込みでも7万円台から買えるそうですから。
 
一泊600ドルもするガバナーズなどに泊まる人は利用しないでしょうが、例えば2泊3日でちょこっとアフリカを見てみたい人や学生などには朗報となりますし、サファリ愛好者の新規開拓につながると私は期待しています。広州で一回乗り換えなのも楽ですね。

2015年6月16日火曜日

今年もヌーをどうぞ

今年もどちらかというと異常気象っぽいと決めつけていた私の不安をかき消すニュースがムパタから届きました。昨日のフェイスブックにてムパタとして今年初の川渡りを目撃したそうなんです。マラ川の支流でセレンゲティとの境界を形づくっているサンド川を多数のヌーが渡ったみたいです。詳しくはリンク先へGOです。>>
ムパタ公式fb

2015年6月14日日曜日

ノンストップへ向けて

ADD内のレストランがこれまたしょぼいから機内食の代わりにバーガーキングを持ち込むって代案も取れない点が辛いです。
 
このアフリカ最大の航空会社は経営面も優秀なので外野の意見など気にしない強さがありますね。業界ニュースによると一年以内に香港での駐機を取り止めるつもりで、さらに3年以内にはデイリー化の計画もあるそうです。実現したらすごいなあ。

空腹過ぎる空

首都のアジスアベバのケータリング会社におもてなしの心が足りないのでしょうか。あるいはそっちも国営だったりしてサービス向上に努める気分ゼロなのか。
 
ホットミールが都合3回出てきますが毎回皿の左半分はグリンピースの炊込みご飯、右がチキンか魚ですがかかっているソースはいつも同じでなぜか甘酸っぱい。香港で積み込んだ分は少しマシでしたけど。
 
着陸前のあれは朝食のつもりなのでしょうか、メインが丸いパンでおかずがクロワッサンでした。ラーメンライスとか、お好み焼きと丼飯のセットを馬鹿にしていた自分の器量の狭さに気づくことができた旅となりました。

2015年6月13日土曜日

ET672 ADDNRT

先月ちょうど一時帰国の際にエチオピア航空を使いました。ADDでのトランジット40分というリスクを取る覚悟がある人はナイロビから成田まで18時間で移動できることになります。自信が無い場合はナイロビを2時間早く出る便を使うといいでしょう。そうすると20時間という計算になりますがそれでもカタールより早く着きます。
 
心配していた香港での1時間半の清掃タイムもそれほど苦になりませんでした。また11機も所有するというドリームライナーの「ハード面」には関心させられました。聞いていたとおり窓も眼前のモニターも他の機材より大きく感じました。一方で機内食に関しては私の知る限りで最低レベルでした。料金の安さはここに基づいているのかもしれませんね。

2015年5月29日金曜日

ゆめ定期便

日本とアフリカをつなぐ直行便(ノンストップに非ず)の復活は4月の業界ニュースの中では最大規模でした。機材のハード面も話題になりやすい787ですし、一応スターアライアンスのメンバーでもありますし、何といっても通常価格が安いのが最大の魅力かと思っています。ただし8月に予定している中国系キャリアのナイロビ就航が実現すると値段のインパクトは薄れてしまうかもしれません。ちなみにあちらはKLMなどのスカイチームに属しています。


2015年5月23日土曜日

ケニア土産④

手触りも気持ちいいしスポンジなので軽いしなにより個性があってかわいいのですが、こんなに買うこともないですよね。間違って60体も仕入れてしまって現在ナイロビの自宅はこんな感じになっています。
 
製作者は孤児院に働きにくる女性で、製品には女性たちひとりずつの署名が入っています。売上げは個人ごとに集計されるシステムに最近したそうです。一番上手な人は毎月3万円以上がポケットに入るそうです。菊本さんの本にもある「人は草木と同じ、水を与えればポテンシャルによって伸びていく」という言葉は嘘ではありません。

2015年5月22日金曜日

土産③

こちらはすでに有名になりつつありますが、ナイロビで孤児院を開所して20年になる菊本さん達のグループが世に出したヒット商品です。
 
ウレタンフォームの土台にウールを草木で染めて作ったフェルトを貼り付けることで個性豊かな動物のぬいぐるみが誕生しました。セレナホテルやジラフセンターなど大手の企業が買い付けてくれるようにまでなっています。日本には個人が少量を輸入しているだけみたいです。思い切りナチュラルな羊の毛なので、私の友人宅では飼い犬が臭いに興奮して食いちぎってしまったそうです。その点は気をつけましょう。

2015年5月20日水曜日

ケニア土産②

この元サンダルの動物達は白人向けに営業している土産屋で手に入ります。写真のお店はウェストランズの先、ペポニ・ロード沿いにある土産屋が集まったモールSpinners Webの店子のひとつ。カフェやブティック、カーペット屋も併設されていて観光客というよりは在住者を狙っているのかもしれません。

2015年5月19日火曜日

ケニア土産話①

次にケニアに来たらこんなお土産はどうですか?
 
OceanSoleという会社がジラフセンターの奥のほうに工房を持っているのですが、インド洋に毎年打ち上げられる何十トンもの所有者不明のビーチサンダルを集めて洗浄してカラフルに貼り付けてから動物作品に仕立てています。以前、デパートの社員さんが残した「人は欲しいものしか買わない」という言葉が忘れられないのですが、こんなストーリーつきのライオンちゃんだったら欲しくないですか?

2015年5月18日月曜日

世界初のパンケーキ

ガバナーズの話をもうひとつ。
 
草原を背に青空の下で食べる着陸後の朝食は格別なもんですが、ふと目をやると仮設キッチンの火種がなんと使い古しの気球のバーナーではないですか。弱火にしたって強すぎませんかってシェフに突っ込みましたが笑っていました。今度乗ったらチェックしてみてください。パンケーキとスクランブルエッグはまさにこの火で調理されて出てきたんです。

2015年5月17日日曜日

気球も値引き中

西マサイマラに拠点を置くガバナーズ・バルーンが6月まで参加費を86ドル下げて409ドルでやっています。着陸後の乾杯をシャンペンではなく南アのスパークリングワインで行うのはこの期間中だからではなく以前からです。
 
閑散期の難点は自分が飛びたい日に最低参加人数を満たすかどうかの一点だけです。4人いないと飛ばしてくれないので参加を考えている人は予備日を設けておきましょう。

2015年5月16日土曜日

水増し分は誰の手に

確かにウガンダや海岸地方の都市に飛んでいるFLY540は2タミを既に利用しているそうです。
 
昨日の開所式では大統領がなぜかぶちきれて機体からターミナルの間を運行している大型バスのレンタカー代金が毎月230万円であることを暴露しました。関係者は逮捕するそうです。空港管理会社の取締役も汚職の容疑で60日の出社停止中です。国内に複数のホテルを展開するサロバグループの誰かが新聞紙面で「安全アピールに何億も使うより先に治安回復と汚職の撲滅だろ」って怒っていました。

2タミ開業、でも

ケニアの空港管理会社によるとターミナル2というのをオープン済みで、明日は大統領による開所式をやるそうです。
 
しかし彼らのウェブサイトを見てもどのキャリアが引っ越すのか書いてないので、結局はいつもどおりに利用者が現場に行って自力で右往左往して情報を掴むほか無さそうです。噂ではザンジバルなどに飛んでいるLCC的なFLY540という会社が2タミを使っているようです。

2015年5月15日金曜日

ケニア日本並み

成田では廃止されたって人づてに聞きましたが、ナイロビでは国際空港の入口に格好良い検問所ができました。国内テロの撲滅に真剣になったみたいです。
 
自家用車、公共バスに関わらず乗客は車から降ろされて徒歩で警官が待ち構えるボディチェックに向かいます。すぐ横にトイレもあります。手続きを終えたら少し先の青空の下まで進んで(雨だったらどうするのか)自分の車を見つけて再度乗り込みます。悪い警官もいますのでパスポートなどの貴重品は車内から抜き取られないように面倒でも身につけておいたほうがいいですよ。

2015年5月14日木曜日

縮むパーク

ナイロビアンに週末サファリまたはピクニックの場を提供してきたナイロビ国立公園ですが、バイパス建設のために北側の境界を4キロに渡って削り取ることが政府内で合意されました。私が計算した結果、その面積は東京ドーム8個分に相当します。引き換えとして隣接する同じ面積の土地を高速道路公団が買い取ってくっつけるそうです。首都にライオン30頭を抱える、世界でも例を見ない公園だけに開発とのバランスをうまく取りながらケニアの知恵を世界に見せつけて欲しいものです。

90億円レスキュー

6月が年度末になるケニアですが、来年度の観光販促費に90億円を計上するそうです。一気に6倍以上に跳ね上がります。
 
写真のマリンディやワタムなど欧州に絞って経営していたホテルの今の占有率は1割以下だそうで、ようやく政府も肩入れする気になったようです。これまでは散々騒いで惨状を外国向けに発信したり、逆切れして危険情報を出した欧米(日本は悲しいことに一度も言及されていない)を非難してたりしましたが誰も助けてくれなかったので自分でやることにしたみたいです。南アはナショジオと組んでプロモビデオを作ったりしていますから、ケニアはBBCとやったらどうでしょう?

2015年5月10日日曜日

エボラ終息宣言

一歩進んで二歩下がる状態がしばらく続いていたリベリアですが、ついにWHOがエボラの終息宣言を昨日出しました。42日間で新規感染者が出なかったことを受けたものです。
 
この勢いで他の二カ国も頑張って終わらせて欲しいものです。アフリカの大地からぐんぐん上っていく太陽に私の希望を重ねて見てしまったのは誰にも責められないはずです。

2015年5月9日土曜日

銀メダルは無事か

有森さんの実況により日本でも有名になったケニアのランナー、ヌデレバ選手ですが、先日自宅に強盗が入り50万円相当の金品を失ったそうです。怪我はなかったとか。
 
知らなかったのですがオリンピックでの二度の銀に加えボストンやシカゴで優勝しているのに今も現役の公務員(刑務官)だそうです。たぶんタレント業などやらないってポリシーの持ち主なのでしょう。本国では「キャサリン・ザ・グレート」という最高位の賛辞が送られています。

2015年5月8日金曜日

デヴィド・シェルドリック

数年ぶりに訪れたゾウの孤児院は様子が少し変わっていました。ゾウさんが連れて来られるエリアは小さくなり、サイの代わりにダチョウが厩舎から一緒に出てきました。
 
我々が立って見学するエリアとゾウさんの間にロープが張られているのは昔と一緒。こっちが身を乗り出してはいけませんがゾウさんから体をこすりつけてきた場合にはこのようにタッチすることが許されます。超大国の国務長官に限りルールは緩和されたかもしれませんが。

2015年5月7日木曜日

ケリー自撮り

ケリー国務長官の2日という短いケニア滞在の中でもゾウの孤児院に立ち寄って、さらに嬉しそうに自撮りする姿がこちらでは話題になりました。忙しいようで翌日にはソマリアへ発ちました。
 
この施設は妥協をせずに一日に11時から一時間しか見学者を入れません。入園料はたったの650円。土地を借りている野生生物局とケンカしているみたいでメイン道路からの入り口に看板が全くかかっていないので車で行くときに注意がいります。皮膚のゴワゴワ感や表面に生えている剛毛に気づける点でサファリ前に訪れる価値があります。

2015年5月6日水曜日

国境無きゾウさん

昨年から趣味の狩猟が禁止されたボツワナでは、畑を荒らすゾウへの不満が高まっているそうです。
 
国境無きゾウ達、という団体によると空からのセンサスによる推定個体数はアフリカ全土で47万頭。そのうちボツワナは13万を抱えるそうです。エコツーリズムの先進地域としてのボツワナの動向を見守って行きたいです。

2015年5月5日火曜日

日本重要7%

3月にケニアで行われた調査によると、将来の発展に向けて重要な国として日本が4位にランクされました。旧宗主国の英国とはわずか1%の差。中国は2位でトップは35%のアメリカでした。昨日まで国務長官が来ていましたし、7月にはオバマ大統領も来る予定なので好感度が急にアップしている模様です。

2015年4月29日水曜日

世界が見放す国

ナイロビでは4日連続で夕立が降りました。朝焼けや夕焼けは写真映えがするんですがサファリ中の行動の制約が多くなりますね。
 
空港管理局の発表によると1月の到着数は前年比マイナス40%だったとか。観光庁は英国のPR会社に金を払ってケニアのイメージアップを図るそうですが、そんなことよりも空港に入るゲートとセキュリティが成田のそれと同じくらい近代化されたことを宣伝するほうが先だと思います。

2015年4月25日土曜日

指圧INナイロビ

日本人会からの回覧によると日本あるいはケニアで日本人による特訓を受けたケニア人あん摩師が二人いるそうです。
 
男女ひとりずつで、事故や病気によって後天的に視力を失った後で努力して今の職業に就いたそうです。
 
確かにサファリ中に10時間も車に揺られていると体がマッサージを欲する時があるでしょうね。料金は時間あたり2100円。写真のナイロビセレナなど有名なランドマークで待ち合わせ後、どっかで施術となります。これから紹介を通して二人を応援していこうと思いました。

2015年4月24日金曜日

ケニアも日本も

先日までのトピックだったAIIBへの参加問題。政府の一存ではなく国民的な議論できたら良かったのに。。
 
報道での不参加国としては日本に続けて米国、カナダが出てきますがここに強力な応援が到着しました。なんとケニア!
 
実際は招待状さえ来なかったらしいですが、せめて「公正な」報道を試みるNHKくらいは日米加ケと四ヶ国を並列して欲しいものです。

2015年4月18日土曜日

ノンストップ南方航空

日刊紙によればスカイチームの一員でもある中国南方航空がナイロビまでノンストップ便を週3回飛ばすそうです。これで日本は韓国だけでなく中国の後塵をも拝することが決まりました。就航は8月を予定しているそうです。反面地方都市からのサファリツアーが企画しやすくなるでしょうから私は期待しています。すでにバンコク経由で広州に乗り入れているKQの対応がどうなるかウォッチしていきます。

2015年4月17日金曜日

ガリッサのテロ

147名の命が無情にも奪われた今回のテロですが、当日の状況が明らかになるにつれ関係機関が正常に機能していたのなら犠牲者はもう少し押さえられたはず、という世論になってきています。
 
ケニア警察は一機しかないセスナを早朝7時半に東のモンバサまで「試験飛行」させており、帰り道には上層部の義理の嫁にあたる家族を乗せてナイロビに戻ってきたそうです。これで緊急出動が妨げられました。
 
また警察の副長官は当日出勤しておらず、長官が手ぶらで慌てて現地に乗り込んだ後で首都には誰も責任者がいない時間ができたそうです。原発事故への対応不備が明らかになった日本の国民でもある私が偉そうに言えないことは分かっているつもりではありますが。

2015年4月13日月曜日

さよならサムスン

平均株価が2万円を超える中、日本企業の世界戦略は待ったなしのようです。トップを走るロンドンのクラブ、チェルシーと横浜ゴムが胸のメインロゴに関して5年契約を結んだそうです。
 
これまでのスポンサーはサムスン電子で、ドログバを起用した停電しても使える冷蔵庫などベタな広告を見飽きていたのでちょうどいいです。ロゴがYokohamaって入るのであれば観光客も増えそうですし。

2015年4月12日日曜日

サッカーサンデイ

今日のナイロビはサッカーづくしでした。昼は国内リーグの人気チーム同士の激突があったのですがスタジアムに監視カメラを増設したおかげなのか、試合後にフーリガンが暴れることはありませんでした。
 
夕方からはケニア人お気に入りの英国リーグでマンUの試合があり町内のライバルを粉砕しました。私もバーで観戦しましたがピッチ横の広告にはヤンマーや日清など日本企業の名前が出続けていました。香川は退団してしまいましたがスポンサー契約は複数年なので解除できないのかも。

2015年4月6日月曜日

アフリカ製麺②

昨今稀な報道チームによるケニアの番組なので損はさせませんから皆さん見てくださいね。
 
当面はうどんではなくランチにぴったりのセットメニューで攻めるそうです。目論見どおりに官庁街と下町の境界に出した一号店は昼時を中心に行列ができるほど。店舗スタッフのケニア人に聞いたら泣くほど忙しいってこぼしてました。役所じゃない限りケニア人が並んでまで欲しがるって相当人気ってことです。アフリカ進出企業の顔ぶれがすごいスピードで多様化しているのを9年いる私は実感するのです。
 
※チキンカツ丼は野菜炒めつき

2015年4月5日日曜日

ナイロビ製麺

テロ直後で注目が集まっているケニアですが、テレビ東京系で明日の夜10時から放送となる「未来世紀ジパング」のテーマはテロではなくてケニアで奮闘する企業、個人です。
 
ロケは2月後半に行われました。うどんで知られる丸亀製麺がナイロビに日本人を3人送り込んで下町にファーストフード店を開くまでの奮闘振りが最もフィーチャーされているようです。
 
※左は照焼きチキン丼で右は牛鉄板焼き丼。すき屋と異なり350円じゃなくて800円強で販売中

2015年4月3日金曜日

あそこはレベル4

昨日のテロ現場は夜のうちに鎮圧されましたが大勢の犠牲者を出す結果となりました。
 
狙われたガリッサという町は日本の外務省により以前から退避勧告が出されていた場所です。英国もほんの数日前にインド洋沿いのリゾート地に近寄らないよう注意を促したばかりで、ケニアの大統領が感情も露わにイギリスを批判した矢先の事件だけに泥を顔に塗られた形になりました。
 
逆の面に光を当てるならば日本の外務省を始め欧米のインテリジェンスはかなりの信ぴょう性があることが証明され、ケニアのナイロビや国立公園などが属する十分注意すれば旅行できますよ、っていう指針は信じるに足ると言えるのです。

2015年4月2日木曜日

ガリッサでまたテロ

日本はフレッシュマンや新入生による若々しいエネルギーに溢れている頃でしょうね。
 
一方ケニアでは早朝に起きたテロ事件の報道により一日が明けました。ソマリアとの国境近くにある町の学生寮が襲われて少なくとも15名の無実の市民が殺されたようです。明日からのイースター休暇の妨害が念頭にあることは間違いありません。7月にオバマ大統領も来るので早急な対応が求められます。

2015年3月31日火曜日

緑な季節

先週頭からどんよりした天気が続いていたところ、週末から毎晩雨が降るようになりました。これから6月くらいまでは中休みを挟みつついわゆる雨季が続いていくことになります。サファリロッジなどは半額キャンペーンを打ち出すところが増え、ジラフマナーなど白人経営の宿は思い切って自分が休暇に出るのでしょう、閉鎖するところも多くなります。

2015年3月30日月曜日

クロカンもケニア

中国の内陸部に貴陽っていう都市があるんですか。知りませんでしたけど。400万人も住んでるとか。なぜかそこでクロスカントリーの世界選手権が開かれて男女共にケニア人が優勝したそうです。
 
同大会は数年後にはインド洋沿いの第二の都市であるモンバサで開かれる予定です。池とか坂道とか平均台みたいのを跳び越したりするこのレースの魅力って何なんでしょうね。

2015年3月29日日曜日

汚職バスターズ

演説の後半は最も世間を揺るがした「汚職摘発への決心」にあてられました。これまでも様々な贈収賄に手を染める国会議員達に警句は発せられてきましたが今回の本気度はすさまじく、火曜に175人の名簿を国会に提出してリストアップされた議員、大臣、官公庁のトップは即刻身を引くか停職扱いにする、という発表でした。
 
ケニアの社会から汚職が減るとテロリストは減り(ウェストゲート事件の首謀者が包囲されたとき賄賂を受け取った刑事は逃がしてやったそうです)、治安は改善して旅行者が戻って来るし、公共サービスやインフラ整備の効率が良くなってサファリ旅行の移動コストがリーズナブルになり、ゾウやサイの密猟は減少するし(ほぼ全ての密猟は管理側の密通者が絡んでいる)、いいことばっかり起きるんです。ケニャッタさんを今度見かけたら肩をたたいて元気づけようと思っています。

2015年3月28日土曜日

いよっ大統領

木曜に国会で行われたケニヤッタ大統領の施政方針演説の内容には感動させられました。日本はどうかと思って安部首相の演説もチェックしたほどです。
 
110分しゃべったうちの80分は過去と現在の問題に対して批評を加えていったそうです。日本でも多い言い回しの「私人として」過去の政権による虐待、特に前々回の総選挙での犠牲者と国内避難民に対してお詫びを述べるというブレイクスルーに特に私は拍手したい気持ちです。口だけではなく次の3年に渡って総額130億円の公金による支援をスタートさせるそうです。10月に国際裁判が終わり晴れて自由の身になったことも大きいのでしょうが、我慢を強いられてきた社会弱者にとうとうスポットライトを当てることを宣言した政府に拍手を送ります。

2015年3月27日金曜日

大志を抱け

一昨年の火事以来、KQを除くビジネスクラス利用者が使えるラウンジを復旧しないまま素知らぬ顔をしていたケニアの空港管理会社ですが、18ヶ月経ってやっと小さいのをオープンさせました。
 
ゲート11の向いにありましてQRやEKの人が使えます。2月に通った際には看板もかかっていませんでした。翌月には名前もついたらしくアスパイア・ラウンジ。つまり志すとか熱望するという自動詞。とうとうケニアは客をもてなすことを放棄して各人任せにしたようです。

2015年3月25日水曜日

突然課税↘

タンザニアでは観光は天然資源と同じ省庁の管轄なんですけど、いつもどおりステークホルダーに一言も相談なく木彫りの置物に対して課税するって回覧が回ってきました。通達どおりに施行されると出国時の空港または国境で50ドルほど徴収されます。
 
これまたいつもどおり観光業のロビー団体が文句言ったり起訴をちらつかせたり示威行動に出るはずですが当分はグレーなまま事態は過ぎて行くでしょう。朝令暮改も常なので明日には素知らぬ顔で撤回するかもしれませんけど近々タンザニアへ向かわれる方は心に留めておいてください。

2015年3月23日月曜日

28の減便↘

アフリカでまた利用者の利便性を無視する施策が強行されました。タンザニアの空港管理会社が政府の意向を汲んだのでしょう、ケニア航空の就航を現行の週42便から14便に減らすそうです。新聞のコラムにもありましたが国営の航空会社を持たないタンザニアがそういう強硬措置を取る理由が理解できません。
 
アフリカ全土でオープンスカイを目指す合意はできているのですが、実際に各国政府は発着枠を交渉上の武器として利用し自らの言い分を通すためだけに使っているように映ります。観光客が割安にアフリカを旅行できるようになる日がまた遠のきました。

2015年3月22日日曜日

スカイでチーム

非効率経営のしわ寄せはKQが解散しない限りは利用者にかぶせられるわけで、羽田に就航しても値段とサービスで中東勢には勝てないでしょう。
 
直行便という唯一のメリットは保持しつつ勢いのある他国と組んでリスクを軽減したらどうでしょう。元気なのは中東か中国ですからKEはこの際無視して、広州の南方航空とコードシェアしたら?現在はKQが香港経由で飛ばしているのでそれを直行にして以遠を羽田まで伸ばすとか。自分は乗らないにしても話題になるのは間違いないのでナイロビ羽田線の実現を願ってやみません。

2015年3月21日土曜日

変わらなきゃ!

このままETの躍進が続くと相対的にナイロビのハブ空港としての価値が下がって行きますね。出張者のナイロビ外しが顕著になっていくというか。。
 
中途半端に国営のケニア航空としても辛い立場にあるのは同情しますが長年あぐらをかいてきた焼きが回ってきたのでしょう。そんな状況にも関わらずイギリス系の格安航空会社の参入を政府と一丸となって邪魔することに明け暮れたり、組織に無駄が多いのが見てとれます。この半期では過去最高の赤字を記録したそうです。またパイロットを10人リストラしようとしたらすぐストが計画されました。まあ日本にもJALがありましたから他国の批判ばかりできないのですが。

2015年3月20日金曜日

多角化?

エチオピアと言えば、先日機外を見つめていたらドイツの有名スポーツブランドと同じロゴをつけたサービス車両に気づいたんです。
 
赤と緑のカラーリングでネコ科の動物のシルエットと共にPumaって書いてある。まさか本業が傾いて燃料運搬車をいすゞトラックを使うことで凌いでいるのかと不安になり、後で本家のロゴをチェックしたらピューマの左右が逆になっていることが分かりました。これも謎の多い国エチオピアの魅力の一面だと考えることにしました。

護送船団方式

最近強気のエチオピア航空ですが今度はサンパウロまでノンストップ便を飛ばすそうです。4月に始まる成田線と組み合わせることで日系ブラジル人の方の帰省時のオプションになるとかならないとか。
 
この勢いが加速すればアジスアベバはドバイ、ドーハ、アブダビに次ぐハブ空港としての存在感を増すでしょう。どの会社も100%政府のサポートを受けているのが共通点で、先日アメリカ系の各社から不公平な競争環境の是正が叫ばれたばかりでもあります。

2015年3月19日木曜日

魂の再開

コリアン・エアーが7月からナイロビ線を復活させるという噂がありますね。
 
同様にケニア大統領が日本から渡された引き出物の手提げの中に羽田発着枠という、もらっても微妙な一品が入っていたという情報もあります。プライドだけは高い両国のナショナル・キャリア同士が協力しあえば週7便飛ばすのも難しくないのでは?

2015年3月18日水曜日

お花売りのおっさん↗

5日間の滞在中には今後の日本とケニアの二国間関係がより緊密になっていく予感を与えるに十分なネタがいっぱい漏れてきました。
 
都内で開かれた日ケのビジネスフォーラムではトヨタがケニア内の組立て工場の拡充を発表したそうです。ケニアの大統領はバラやカーネーションなどの切り花を欧州を通さずに直接買ってくれ、とスケールの小さいお願いをしたそうです。
 
商品価値の短い生花を含めて二か国の交流を促進する一番の手は直行便の就航であることは間違いないんですけどね。

2015年3月14日土曜日

サワサワ大沢?

今日から例の映画が全国公開ですね。観た人はいかがでしたか?
 
サワサワってスワヒリ語でオッケー!とかの意味なんで大沢さんの名前は現地スタッフも役者からも呼びやすかっただろうなぁ。
 
予告編の映像しかこっちでは見られませんが、風景のシーンだけ見ても美しいと思いました。現実のケニアをそっくり切り取れている印象を受けました。監督とカメラマンが良かったのかな。

中国INケニア

昨日の新聞によりますと中国資本でケニア山の麓にゴルフコースと600室の宿泊施設を持つリゾートを造るそうです。300億円の規模だとか。日本のやっていることと比べるとスケールがでかいですね。
 
やはり今日の紙面ですが我が国の大使が論文を投稿していました。そこで強調されていたのは日ケは50年を超える長年の友人であること(中国の急激な台頭をけん制)、最新技術を駆使する日本の仕事は耐久性に優れること(中国の安かろう悪かろう的態度を示唆)でした。規模での勝負を諦めた納得の行く論理展開だと思いました。