2012年1月29日日曜日

キリマン機材



最高22,000フィートまで上昇するので飛行機もちょっと特別でした。見かけは普通のセスナ機で、パイロットが2名。乗客は12名まで。






12,000フィートを越える頃から天井の赤いランプが点灯します。それを合図にこのような酸素マスクを各自で装着します。チューブは天井につながっていますが十分な長さがあるので景色に合わせて左右に動くこともできます。供給される酸素がイチゴ味などフレーバーつきだったらもっといいかな。

2012年1月28日土曜日

メルー山

同じネタを引っ張って投稿数を増やそうとしている、鉄人です。お気づきでしょうか。
  
山頂は雲が出たり消えたりが激しく、飛行機も旋回を繰り返すので撮影は少し難しかったです。ファインダーをのぞきっぱなしだとスケール感や記憶に残りにくい点は動物撮影と同じジレンマでした。
 
たまたま姿のいい雲が陰影をつくりだすとそれもシャッターチャンスとなりまして、この写真で向こうに見えるのは標高4566mのメルー山。手前はウフル峰かな。不思議な感じが気に入っています。

キリマン火山



山頂付近の氷河はすっかり溶けてしまい斜面にわずかにへばりついている様子が分かりました。
これも気候変動の影響なのでしょうか、ぽっかりと口を開けたクレーターの姿と共に見ている者の心を不安にさせますね。環境問題を肌で感じるにはいい機会となりました。






しかし富士山とは比べ物にならない迫力ですね。ありえないのでしょうが、今もし噴火したらと想像すると背筋が冷たくなりました。

ちなみにヘミングウェイの言う氷河に埋まった豹の死体は探したけど見つかりませんでした。


キリマン遊覧

私がアフリカ最高峰にはたぶん一生登らない理由は生まれついた性格(目標設定や努力が嫌い)によると思いますが、もうひとつあります。実はこの前、空から山頂を1時間ほど眺めるという手抜きをしてしまったからです。



アルーシャから小型飛行機で20分も飛ぶと眼前に巨大な山塊が迫ってきます。それがキリマンジャロ。 空から見るとその裾野の広さが実感できます。一晩に何百人もの人間がこの険しい壁に張り付いて凍えるような夜を明かしていると想像するとすごいなぁと思います。

キリマン登山

昨日、キリマンジャロ登頂を目指す9名がエミレーツ航空で到着しました。今日はアルーシャへ移動して、明日からマラングルート利用で5泊6日のチャレンジとなります。
 
私自身はケニア山しか登ったことがないですが、あの山頂から更に1000mも上に行くことの困難さはイメージできます。みなさんの成功をナイロビから祈っています。

2012年1月25日水曜日

ドラゴンイヤー

世間は辰年のようで。 

アフリカにもドラゴンはいます。きれいな模様を持つのがナイルモニターという大型のトカゲです。地味なのはサバンナモニター。どちらもしっぽを含めると1メートルを超えます。
 
乾燥地の河畔林で見かけることが多いように思います。ケニアのサンブルとか。写真はタンザニアのタランギレで見つけたナイルモニターです。

2012年1月20日金曜日

ワースト8

イギリスのある調査機関が勝手に調べたそうです。各国の国民の幸福度とやらを。
http://www.prosperity.com/
 
トップからノルウェイ、デンマーク、オーストラリアと続き、日本は21位だそうです。オーストラリアなんか世界史の教科書開いたって数行しか記載が無いくせになんなんでしょうか。
 
そして「我が」ケニアは調査できた110ヶ国のうち堂々の102番目。経済という項目に至っては109位でした。インフレがひどく貯金が少なく失業率が4割だからだそうです。そんな国に気づいたら6年もいる自分をちょっと褒めてあげたくなりました。

2012年1月18日水曜日

サイin災難

報道によりますと、昨年密猟によって殺されたサイの数は南アだけでも448頭に上るそうです。
 
事件の半分は有名なクルーガー国立公園で起きているそうで、2012年はまだ2週間くらいしか経っていませんがすでに11頭が殺されたそうです。
 
中国など新興国での需要が高まっているからだといつも結論づけられます。対策のひとつには角に毒を塗っておく方法があるそうです。でもサイを殺さず中国人を殺していいのか、という疑問が残ります。

2012年1月16日月曜日

お獅子にタッチ

ジンバブエで象に次ぐ人気のツアーはライオンウォーク。文字どおりライオンといっしょに散歩をさせてもらう1時間に金を払います。
 
ただあんな国なので私はびびってしまい、違う国モーリシャスで同じようなツアーに参加しました。これは1歳の男の子。なでると干草のようないい匂いがしました。

2012年1月15日日曜日

悪魔のプール

滝を挟んだ向こう側は別の国、ザンビアです。そこにデビルズプールと呼ばれる場所があり観光客を少なからず集めています。
 
なんてことはない、写真のとおり100m落下する滝のぎりぎりまで行って水につかるってだけですが、過去には急な増水によって流されて下まで落ちた人もいるそうです。好き好んでそういう体験をする人の気持ちが私には分かりません。ナイロビの路上を夕方歩くだけで同様の気分を味わえるので。

2012年1月14日土曜日

象サファリ②

ラクダと違って象の背中はあまり上下には揺れないですね。乗りやすかったです。
 
ごくたまにゾウから振り落とされて踏み潰された、なんてニュースも見ますので絶対安全という遊びではないみたいです。心して参加してください。

2012年1月11日水曜日

象サファリ

それは何かと言いますと「アフリカゾウの背中に乗って行うサファリ」でした。ケニアではまずできません。国がぼろぼろだから取り締まる人もいないしやらせてもらえるんでしょうね。
 
サファリとしてはバッファローしか見られませんでしたが、向こうはゾウだと思っているから逃げないのが新鮮でした。あとゾウは歩きながらも木を引っこ抜いておやつにしたりオナラをしてみたり忙しい動物なんだと知りました。
 
この子は34歳のメス。ほんとかどうかゾウって一度会った人間のことは忘れないそうですから今後30年くらい僕のことを覚えていて欲しいなぁ、また来るよ~っと思いつつジンバブエを後にしたのです。

ジンバブエ

数日前、またもや発展途上国発のとんでもニュースが世界を一瞬楽しませたみたいですね。ジンバブエでバンジージャンプの紐が切れて娘っこがワニの棲む川に落っこちたとか何とか。。
 
10月に私も訪れましたが、国が破綻している様子が随所に見てとれました。そんな場所でそんなことするなんて自分が悪いと思います。といいつつ私もひとつだけ我慢できずに挑戦したものがあるのですけど。

2012年1月10日火曜日

秘書鳥


このヘビクイワシは水辺にたたずみじっとしていました。英名のセクレタリーバードのとおりに水面に映る自分の姿を見ながら化粧直しの時間だったのでしょうか。あるいはあちら側に行きたいけどまたぐにはちょっと幅があるし飛ぶほどでもないし。。
なんて考えてたのかもしれませんね。
 
※2010年8月マサイマラ

2012年1月9日月曜日

猫と水

ライオン様は猫の王者ですが、水があれば毎日飲むそうです。無ければないで生肉や生血から水分を取るので数日は困らないそうです。
 
ただ体が濡れるのは基本的に好きじゃないみたいですね。水を飲むときも恐る恐るな感じがあります。同属異種のトラは反対に泥浴びなんか大好きで自分で突っ込んでいきます。
 
※12月マサイマラにて

2012年1月8日日曜日

雨季キリン

12月のマサイマラは大半のエリアが草ぼうぼうでした。チーターが伏せて寝ていたらまず見つかりませんね。でもキリンはその体を隠す場所はありません。
 
反面、草原は一面緑で目に優しく映ります。空は曇りの時間帯が多いですが虹を見るチャンスでもあります。わだちに溜まった水に鳥や水を飲むライオンが写り込んだらそれはシャッターチャンスとなります。

2012年1月7日土曜日

新年のごちそう

昨日のNation紙面によりますと、西部の町キスムでカバの親子が泥にはまって動けなくなったそうです。食肉にしようとナタを持ち出して大勢集まった地元民と、それを空砲で追い散らす公園管理局員との間でいざこざがあった、とのこと。彼らも新年を祝いたかったのでしょうね。
 
ナイロビでカバは食卓に上りませんが、祝い事の際にはヤギを食べるのが普通です。大概はこういう汚い食堂にいってビール片手にわいわいやります。気が利いているところは骨髄スープも出してくれます。翌日は自分の体がヤギ臭くなるのが難点ですが。

2012年1月6日金曜日

斑と縞

答えはブチハイエナとシマハイエナです。サファリ中ではブチを見かけることが多いでしょう。人気はありませんがサバンナに暮らす肉食動物のうちで3番目に大きい(体重)ことはあまり知られていません。
 
ちなみにブラウンハイエナは南部アフリカに棲む、毛足の長い小型で茶色のハイエナでケニアでは見られません。

2012年1月5日木曜日

東ハイエナ

ついでにもう一問。
「現存するハイエナ3種のうち東アフリカで見られる2種は?」
 
シロアリだけを食べるアアドウルフは除外しましょうか。肉食性の2種になります。

2012年1月4日水曜日

縞々と小人

正解はシママングースとコビトマングース。
 
群れを作るせいか、サファリ中かロッジでもたまに見かけますね。写真はセロネラWLロッジ、外灯の周囲で死んだ蛾を翌朝になって食べているシマの群れです。後ろ足で立ったりする姿は特にかわいいです。

2012年1月3日火曜日

集団マングース

今年から始めようと思っているのがクイズコーナー。ナイロビの本屋で手に入る84ページ、500題からなる「East Africa Safari Quiz Book」に私の撮りためた写真を組み合わせることで皆さんのサファリ知識の向上の一助になったらなぁというのが動機です。自分の勉強にもなりますし。
 
記念すべき一問目は「東アフリカに生息するマングースのうち集団で暮らすのは何と何?」

2012年1月2日月曜日

HHD

新年が明けましたね。おめでとうございます。
 
今年は「ケニアに行ってみようかな」というほのかな灯りが心にともった方々の、その灯が消えないように、更にはどんどん燃やすようなマッチポンプになれるよう頑張ります。もちろん何度も来て頂いているリピーターの方々の希望に100%応えて行くことも忘れません!今年もよろしくお願いいたします。 

※3年前、ケニア山山頂にて