2013年9月26日木曜日

やはりあそこが。。

現場は写真のようなナイロビの中心街ではなく、インド系と外国人が車で乗りつけて買い物を楽しむような場所でした。同様のモールは国内にたくさんあるのですが、今回のウェストゲイトはカフェや居酒屋のテラスが一般道路に面して大きく張り出している点、オーナーがイスラエル系である点において以前から関係者には不安視されていた場所でした。知り合いの国連関係者の中にはあそこには絶対行かない、と公言していた人も少なくありません。
 
日本なら唐揚げにレモンを絞る際に向かいの人に飛沫がかからないように手を添えるような配慮が必要とされますが、ところ変わればお店の警備の強さや避難経路に注意を配ることのほうが大事になってくるのです。


2013年9月25日水曜日

テロ終了

世界を騒がせたナイロビの占拠事件は発生から4日後にようやく終結となりました。私もたまにコーヒーを飲みに行っていたショッピングセンターでした。最後はケニア軍が犯人グループを射殺して現場を制圧しました。大統領の発表ではこれまでの死者は67人だそうです。建物の一部が崩壊しているのでガレキの撤去作業が進むに連れて被害者の数は増える見込みですが、付近には日常が戻りつつあります。
 
もっと多数の人命が奪われた2008年の暴動の責任を問われている現職の副大統領も、オランダでの審理を一旦ストップしてもらって急いでケニアに戻ってきましたが、週末にはハーグへとんぼ返りして引き続き原告の話を聞くことになります。どちらのケースも真犯人や背景の究明が待たれます。

2013年9月21日土曜日

スターベッド

話を急にロイサバに戻します。数ある無料オプションの中でも特別なのが「スターベッド」です。耳慣れませんが、ようは星空の下にベッドを出して寝てみよう!という企画です。
 
ロイサバロッジに3泊する人はこのスターベッドに挑戦できます。2泊しかしないと繁忙期の場合は参加できない可能性があります。宿の主人にスターベッドを試さないで帰るお客がいるか聞いたらたまにいる、とのこと。ここまで来たら雨は不安ですがマストですよね!?
 
※写真はロイサバ提供、ベッドからの眺め

2013年9月20日金曜日

渋谷ライオンズ

今週から来月7日までムパタの展覧会、と言っても宿ではなくて画家の方ですが、なんと渋谷西部で開催中です。入場料1000円。この数週間は渋谷近辺の旅行代理店でケニアツアーの申し込み数が急上昇!することを願っています。
 
ケニアのムパタ、それもスイートルームに泊まるとS.G.ムパタの原画を拝むことができます。彼と宿の関わりについては展覧会で、または集英社文庫の「アフリカの王」を読んで自分で勉強してくださいね。

2013年9月14日土曜日

出会いは禁止

ケニアの空港を食べ物に例えるとしたら、その材料は無責任と不親切さと権威への盲目的な追従を煮込んだ鍋料理だと私は思います。
 
昨日は制服を着た職員に嘘をつかれました。カタールの到着時刻と待合場所についてです。

今日は新しい待合場所から追い出され、6車線の道路を挟んだ反対側のかんかん照りの駐車場で到着客とミートしろと言われました。目の悪い日本人だったら見えない距離です。気が動転しやすい添乗員だったらすぐさま「ミスミート発生」とか言って日本に電話するでしょう。観光客が一年で10万人も減った原因はこういうところにもあると私は思います。

2013年9月13日金曜日

いきなりオプン

もうね、事前連絡もないんですけど、国際線到着の全てが今日からユニット4の隣にある立体駐車場をを使うことになりました。建設中の廃墟みたいな灰色のビルです。本来の駐車スペースに人垣ができています。来ケニされる皆さんはそこで自分の迎えを見つけてくださいね。

2013年9月11日水曜日

開花宣言

昨日市内で咲いているジャカランダの樹を見つけました。考えてみればもう9月ですから不思議ではありません。
 
これからケニアを旅行される方は街路樹を気にしてみてください。紫色の房状の花はきれいですよ。

ドバっと咲いている場所は鉄道博物館の近く(治安に不安)、ナクル市へ向かう幹線道路脇、ラビントン地区(ツアーでは通らない)、カレン地区(ジラフセンターから回り道すれば)あたりです。

2013年9月10日火曜日

テント天国

到着時に使っているテントはこんな感じ。新興宗教団体の会合や結婚式でよくレンタルされるタイプです。

降機してから徒歩、あるいはバスでテントまで連れて行かれ、ウェブカメラを用いた入国手続きを行います。荷物は雑多に地面の上に置かれるので、自分の荷物が他人に持って行かれないように注意してください。手続き自体は簡素になっているようで到着から1時間くらいで建物の外に出られることが多いです。

公園内の宿泊施設だけでなく空港からテントの雰囲気を楽しめる国、それがケニアです!

2013年9月9日月曜日

出たら左

ボヤを見つけても消さないどころか免税店のウイスキーやATMの現金を盗むことを優先するような職員の話はもう終わりにしましょう。

到着業務はいまだにテントでやっています。EKやQRはテントで荷物を受け取ってから、ユニット3という建物から出てきます。出口を出るとすぐこういう看板がありますので、矢印のとおり左のほうへ歩いていってください。そこに屋根もなく吹きっさらしになっている人々が列を作って待っています。そこが現在のミーティングポイントです。

一ヶ月経って、燃えた外壁を隠すために横長のポスターが掲げられました。ヌーの写真と共に「大移動、始まりました」ですって。冷やし中華じゃあるまいし、この国の役人は何考えてんでしょうか。

2013年9月8日日曜日

腐った空港

もともと燃えてないエリアなんですから当然ですが、火事から一ヶ月後にようやく出発手続きは以前のとおりに戻りました。
それに付随して、というか以前にも増して盛んなのが空港職員による賄賂の要求です。

先日、英語の話せない友人のチェックインを手伝おうと建物内に入れてもらいたい旨を入口に立つ係員(黄色いチョッキを着ています)に説明すると、まるで獲物を捕らえた肉食獣のように彼の目が残酷に輝いたのです。こっちに来いと手招きされた場所は、本来はイスラム教の女性の身体検査をするための小部屋。そこに二人で入るなり、特別だ、俺の権限だ、いくら出す?と臆面もないご様子。

他に入国審査官にビザ代を10ドル余計に請求されたケースもあります。観光立国を目指す国の玄関口からこういう輩が消え去る日は来るのでしょうか。いや、来ません。

2013年9月7日土曜日

飛べ、ドバイへ

おとといくらいからエミレーツ航空の出発手続きは本来の場所であったユニット1で行われるようになりました。
火事のあとはユニット3だったため、混乱を避けるために写真のような掲示がいたるところで見られます。カラー印刷、さらにラミネートしてある点に財力を感じます。同じ中東でもカタールはA4の紙切れ一枚でしたから。