2016年1月22日金曜日

ケニアに4シーズンズありません

ケニアに危険情報が発出されたおととしの九月から地道にタンザニアで楽しむ自由旅行の提案を続けて来ましたが、ようやく時代が追いついてきたみたいで来月タンザニアを訪れる個人旅行者は私の知る限りですが昨年の5倍になっています。
 
ケニアは日本から近いし安いし万人向けの休暇先と言えます。一方でケニアでは経験できないモノゴトに注目してみるとタンザニアがオンリーワンの魅力に溢れた国であることが浮き彫りとなります。例えばセレンゲティの大平原では浮きまくっているフォーシーズンズは動物好きでなくともホテル自体が求心力を持っている点で稀有な存在なのです。

2016年1月21日木曜日

山羊VSライオン

今週からルワンダを開催国として始まっているサッカーのアフリカ選手権。スポーツバーに行ったらたまたまエチオピア対カメルーンの最中でした。
 
結果としてはスリムな選手ばかりのエチオピアが健闘してドローに持ち込みました。ナショナルチームの愛称にもなっている山羊が見せる力強いヘディングは見られませんでしたけど。

2016年1月18日月曜日

ソマリアの基地襲撃

ケニアと国境を接するソマリア内の基地が金曜日に襲撃されたようです。詳細は隠されていますがケニア人兵士が多数亡くなったそうです。トルコとは異なり観光地を狙ったものでも警備の薄いソフトターゲットを狙った攻撃でもありませんでした。ケニアのいいところは博物館や名所史跡など人の集まる場所が観光地になりえてないところです。ゾウが1,300頭も暮らすアンボセリで自爆テロはまず起こさないでしょう。

2016年1月14日木曜日

ビザ無料

ケニヤッタ大統領が2016年を観光業復活の年にすると年初に宣言してから役人達も本当に準備を始めたみたいです。これは大統領自身がマサイマラやモンバサに展開するホテルグループの経営に関わっていることとは別と考えていいでしょう。
 
第一弾になりそうなのは子供のビザ代免除。2008年にもやったことで変更は簡単らしく最も早くて2月いっぴから。でもEビザサイト等のシステムが間に合わないと思われます。16歳未満のお子さん連れで3月くらいに旅行をお考えの方はビザ取得はぎりぎりまで待つことをお勧めします。兄弟で100ドル浮いたら他のことに使えますからね。

2016年1月13日水曜日

ドーハ経由ケニア8万円

ちょっと周囲では噂になっているカタール航空の投げ売り。3月30日の便を最後に大阪に来なくなってしまうので最後のセールをかけているみたいです。
 
ナイロビまで8万円台の日もありますので計画中だった方は一度見てみてください。覚えていない方のために繰り返しますが6月までガバナーズキャンプは一人参加代金が無料で、オロナナは1月と4、5月を全て閑散期料金にしつつ3泊しても2泊分払えばいいっていうキャンペーンをやっております。とりあえずエアーを押さえてからランドをじっくり考えても楽しいですね。どうせ安いから例年よりいろいろできますので。

2016年1月12日火曜日

トルコと共に

トルコで今日起きたテロは絶対に許せません。予期せず短い一生を強いられた10名の方のご冥福を祈ります。
 
事件前のイスタンブールに対して外務省は下から2番目の危険情報を出していました。これが本事件を受けて一段階上がるかというと日本とトルコの良好な関係が考慮されるので可能性は低そうです。ひるがえってケニアなど日本からしたらどうでもいい国の危険度は相手国へ大した配慮もせずに気軽に出したり引っ込めたりしているように映ります。つまりは世界中にある大使館の間で統一ルールなどは設けておらず、むしろ相手国との力関係やその時に収まっている大使閣下の見解(ことなかれで任期を終えたい等)によって多分に左右される人為的なランクづけであることを我々は知っていて損はないでしょう。
 
*スイートウォーターズで保護されているポコちゃん。この仕草の裏には悲しい過去があるのですが現地に行って聞いたほうが心を打つのでここでは控えます。

2016年1月10日日曜日

毒殺その後

先日牛の死体に毒を仕込んで8頭のライオンを殺害した嫌疑がかけられている遊牧民は地味に裁判にかけられています。 
 
被告Naururi氏とToposat氏は240万円相当の保釈金での開放を主張しましたが高等裁判所によって却下されました。罪状は希少種に対する毒投与ということです。ちなみに現場の周囲ではライオンの他にハゲワシの死骸も多数見つかったそうです。

2016年1月9日土曜日

ケニア3,000円引き

業界から評判の悪かった観光省の事務次官の女性が飛ばされて5年前の政権で観光大臣を務めた半分アラブ人の男性が着任しました。
 
最初にやったのは欧米からインド洋のリゾート地にチャーター機で大挙訪れてくれた場合に30ドル返すっていう施策です。まあ何かアクションする姿勢だけはあるようです。日本人はケニアのビーチに行かないので今回は恩恵はなさそうです。ビザ廃止くらいやって欲しいです。

2016年1月6日水曜日

マサイ族を排除せよ

正月早々から「ケニアには二度と来ねぇ」という声が多数発せられたであろう事件がマサイ族によって起こされました。観光客を呼び戻そうと業界が頑張っているのに冷や水となりました。
 
2日の朝10時に大型バスがマサイ族の牛を20頭ほど跳ね飛ばしました。被害者がほとんど顧られないケニアではよくあるのですが、今回も財産の牛を失ったマサイが多数終結して公道を封鎖して無実の市民を巻き込むことで社会に注目してもらおうと試みました。ただ今回の不幸は現場がナイバシャ湖からマサイマラへ向かう一本道だった点で、多数のホリデイメーカーが足止めどころか帰国便を乗り過ごすなどしました。現場を制圧するだけの警察も投入できず、やっと通行可能になったのは夜の7時でした。ケニアが大人の国になるのはまだ先のようです。

2016年1月3日日曜日

アフリカ開発会議

いよいよ今年は日本が主催するTICADⅥがナイロビにやってくる年ですね。NHKニュースでも元旦に触れていたようです。
 
東京で始まったため頭文字にTがついてます。6回目なのでⅥという数字がついています。時期だけがいまだに未発表で8月末か9月頭という憶測が飛んでいます。メイン会場は先日のWTOと同じ国際会議場の予定です(写真内の茶色のビル)。オバマ大統領、ローマ法王と連続でVIPの訪問に対応できたので次もケニアは頑張ってくれるでしょう。

2016年1月1日金曜日

申年INザンジバル

コロブスモンキーの仲間として草食なのは当然ですが、このザンジバルレッドコロブスだけは近隣の人家から供給される炭を食する点で珍しがられています。下痢に効くのでしょうか?
 
ザンジバルに行けば人に慣れた群れがいますのでガイドと共に森に入って彼らの姿を簡単に観察できます。入園料は自然保護と近くの村人の為に使われます。本土側ではすでに絶滅に追いやられたこの美しい毛並みを持つお猿さんに会いに行くことが将来の自然保護に直結すると想像したら参加しない人はいないでしょう。