2016年2月25日木曜日

A2.ライオンはなぜ咆える

次善の答えですが、とんちが効きすぎていて限られた時間でめいいっぱい楽しもうと意気込んでいる観光客には不評であること間違いない至近要因の点から分析したコメントです。
 
「呼気を振動させる機能を持つ声帯が備わっているから。この特殊な器官が無かったら咆えることはできない。ちなみにライオンを代表とするPanthera属は世界中に5種が現存していてどのメンバーも咆哮という共通の特徴を有する。アフリカにはそのうち2種(ライオン、ヒョウ)がいて、うなり声しか上げられないチーターは別グループに仕分けられている。」
 
どうですか。答えとしては間違っていないのですがつまらないでしょう?

2016年2月24日水曜日

A1.ライオンはなぜ咆えるか

動物行動学の教科書の第一章にはいつも「なぜ」に対する回答は最大で4パターン用意できると書いてあります。
 
最も飲み込みやすいものから始めると、ライオンは異性及び食料を囲っておくテリトリーを守る動物なので糞尿などで自分の居場所をアピールすることに加えて4、5キロも届くと言われる雄叫びも使いながら競争相手の侵入を未然に防ごうとしている、と私なら答えます。雨季またはヌーの大移動などで自分の縄張りの中の資源(餌)が豊富になった結果、普段はうろうろしている浪人ライオン達による忍び込みも増えるそうで、そういう時期の咆哮はやはり増加するそうです。

2016年2月22日月曜日

Q.ライオンはなぜ咆える?

ハリウッド映画の冒頭ではよく目にする一方で日本出発の標準的な8日間のツアー内でライオンによる生の雄叫びを耳にするチャンスは非常に低いです。なのでガイド中にタイトルのような質問を受けることはありませんが頭の体操として模範解答を次の投稿までに用意しますのでご期待ください。

2016年2月21日日曜日

ケニアにありません⑥

世界遺産マニアにもタンザニアをお勧めできる理由は以下です。
 
カタール航空と組み合わせた一般的な8日間の周遊なら着陸時にキリマンジャロ山を眺めた後は左のンゴロンゴロとセレンゲティを訪れますので合計三ヶ所となり、ケニアのそれならナクル湖だけですから差は歴然です。北部エチオピアを周遊すればどれも似たような遺跡ではあるものの3つはカウントできるのですがダニに刺される分、頭ひとつでタンザニアの勝ちだと思います。一般のパックツアーでは取り上げられない世界遺産を含めた合計数ではケニアの6つに対してタンザニアの7がやはり優位に立ちます。

2016年2月20日土曜日

ケニアにありません⑤

アルーシャですが、マウントメルーホテルの斜向かいにハイアットかケンピンスキーホテルが建設中です。完成したら地域で唯一の国際チェーンホテルになります。私の願いはよくあるアジアンフュージョンではなくて日本食レストランの入居です。今ある一軒は土間に机を置いただけの店構えですし、日本人を連れて行ける中華は三軒あるにはありますがどこもぱっとしませんので。

ドーピングケニア

オリンピックのリオ大会を控えるケニア人選手の前には暗雲が立ち込めております。陸連ぐるみのドーピング隠しが疑われた結果、完全なレポート提出を世界陸連が求めたにも関わらず期限を過ぎても提出しなったためにロシアと同じ道を歩む可能性が出てきました。
 
陸連は上層部の保身ではなく練習を重ねてきた選手を守るべきだ、と今日の日刊紙の社説にありましたが、同様の考えを持つ人達の割合が増えていかないことにはこの国の「文化」は変わっていかないでしょう。

2016年2月19日金曜日

ライオン知りませんか

野生の王国と呼ばれるにふさわしい事件が今朝からナイロビを賑わせています。私の通勤ルートでもあるのですが、ランガタ地区で五頭のライオンが目撃されたというのです。
 
首都の南にある国立公園の西側は拡張中のバイパスや住宅地が密集しているのでもちろん柵が巡らされているのですが隣接する陸軍の訓練施設との間がやぶれていたようで、そこから市街地に迷い込んでしまったようです。空と陸の両面から終日捜索して一頭は連れ戻したそうですが残りは今も不明だそうです。しばらく一人歩きはやめようと思います。

2016年2月16日火曜日

ケニアにありません④

イギリスの株式市場から資金を調達しているFastjet社はタンザニアを拠点とする真の格安航空会社で、利用者のライフスタイルを変えるまでに至っています。こういうイノベーションは因習に縛られたケニアでは見られません。
 
キリマンジャロ空港のおかしな点のひとつは公共交通機関が乗り入れていないことですが、このLCCの利用者だけには片道5ドルの混載シャトルバスが用意されているので二重にお得です。一方、カタールなどで到着して事前にアレンジしていない場合はタクシー業者に一律50ドルぼったくられます。

2016年2月12日金曜日

トリップアドバイザー

アルーシャに来ております。日中は視察や交渉事に忙しくしていますがさすがに夜は自由が効くので美味しいもの探しを続けています。

こちらのお店は二十年以上も店構えを変えずに営業している串焼きの老舗です。場所はスタジアムの近くとしか言えず未だに場所を覚えられません。スパイスの効いたシシカバブやタンドリーチキンを焼きたてのナンと一緒に口に運びます。料理を頼めばサラダは無料。安くて地元の雰囲気に浸れるからでしょう、某ランキングサイトで地域ナンバーワンになっています。単純な美味しさではもっと上がいますけどね。

2016年2月3日水曜日

ケニアにありません③

新宿にもあるハイアット・リージェンシー。これもケニアではなくてタンザニアの経済首都ダルエスサラームにあります。
 
老舗ホテルならではと言える海岸沿いの立地は経営が変わってからもそのままで、屋上のバーから眺めるインド洋と眼下を忙しそうに行きかう船の様子を見ているとビール1本分の時間ではとても足りずにきっと2本目をオーダーしてしまうことになるでしょう。

2016年2月2日火曜日

ケニアにありません②

タンザニアにあってケニアに無いものの二つ目はパークハイアットです。
 
ザンジバルはストーンタウンのど真ん中、夕陽がきれいな海岸沿いに昨年6月にオープンした余裕で最高級と呼べるホテルです。それまでは隣のセレナ・インがトップだったのにひどいあてつけです。写真は徒歩5分でアクセスできるフォロダニ公園での夕暮れ。地元の子等が船着場から飛び込んだり串焼きの屋台が出たり、そんなローカルな雰囲気を楽しめるのもタンザニアならではなんです。