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2019年2月14日木曜日

ブラックパンサー発見

昨年ヒットしたハリウッド映画に絡めて騒がれているのがケニアの黒ヒョウです。アメリカの研究者がカメラトラップを用いて映像で捉えた点が評価されます。
 
場所はケニア山の麓に位置するライキピア郡。ロイサバという宿の近くだそうです。発見されたのは100年ぶりという見出しも躍る一方で、ケニアの新聞ではそんなに珍しいことではないという解説も見られます。しばらくは観光業の間で話題になるかもしれないので100円で買える海賊版でも入手して備えようかと思っています。

2018年3月21日水曜日

キタシロサイ永眠

世界で三頭しか残されていなかったキタシロサイの一頭がしばらく前から体調を崩していたのですが、とうとうケニア北部にある保護区で永眠されました。唯一の雄の個体だったため、自然繁殖の道は永久に閉ざされたことになります。自分が生きている間にある動物種の絶滅に立ち会うことはある意味ショックです。

2017年10月10日火曜日

エボシドリ

サファリとは例えてみると大型ホテルの食堂に並んだバイキングみたいなもんで、アフリカに降り立った旅行者の眼前には様々な料理が並べられています。どれを選択するかは自分の好みであり、到底一回の旅では全品を制覇するのは無理です。その意味では回数を重ねるごとに鳥にハマっていく人もいるようです。
 
こちらは和名エボシドリで、サバンナか疎林で見られます。大きな声で急に鳴いて肉食動物の狩りの邪魔をするとも言われていて、英名はGoAwayバードです。親戚のTuracoも冠羽があって赤や緑の極彩色が美しい鳥なのですが見かけるのは稀です。

2017年4月26日水曜日

映画:永遠のアフリカ

日本語ではまだニュース化されていないので騒がれる前に先手を打っておきますけど、2000年にアメリカで公開もされた邦題「永遠のアフリカ」、という映画。キム・ベイシンガーが主演でケニアの自然とタフな生活がどの映画よりも美しくリアルに描かれている点で私は感心したのを覚えています。その原作を自伝として書いたクーキー・ゴールマンというイタリア系の女性が数日前にバリンゴ湖の近くに所有する自分の農園で撃たれました。その敷地は10万エーカーという広さで、総選挙を控えていろんな勢力が暗躍しているらしいのでその一環と見られています。白人農園主を追い出したい人達は決して少なくないのです。まあ日本で知られている宿はナンユキの近くに多く、そちらでは事件は起きていないのでまだ対応は不要だと思っています。

2017年3月11日土曜日

ロイサバにエアケも

ケニアの北半球側に位置するライキピア郡。そのエリアに数多くある私営保護区の中でも比較的日本で知られているのはロイサバロッジですが、陸路で行くのは困難なのでこれまではデイリーで運航しているサファリリンク社の国内線で向かうのが普通でした。でもエアケニア社も追随するそうで、6月から2名いればロイサバに立ち寄ってくれるそうです。これでアクセスが改善するのは間違いありません。

2016年9月13日火曜日

アミメキリン

キリンの新分類の話を続けます。大学一年でモンコー、モクカ、ゾクシュという系統学上のレベル分けを覚えたのが今になって役立っています。
 
ケニアとエチオピアに生息するアミメキリンも独立した種として認定される予定です。オレンジ色で規則正しい模様から最も美しいキリンとされることが多いです。ケニアでは北半球に位置するメルーやサンブルといった国立公園で容易に出会うことができ、ちなみにソマリアにもいるそうですがそこを訪れることが困難なので気にかける必要はないでしょう。

2016年3月26日土曜日

ケニアのモトカノ

王位継承権第二位のウィリアム王子が家族を放ってケニアに来ているそうです。イースター中に昔つき合っていたとされる女性の結婚式が北部のレワ私営保護区で行われるみたいなんです。
 
レワはいろいろ問題の多いケニア政府から距離を置いた自然保護を自力で進めているライキピア・グループの中でも中心メンバーであり、またケニア山に併合する形で世界遺産にも登録されています。宿は少なく高級路線しかなく、毎日私財を投じてもいいから保護活動に参加したいと考える人々がアメリカやイギリスから泊まりに来ています。

2015年2月7日土曜日

象か黒星か

開催国である赤道ギニアの名を貶めることになった(ピッチ上で暴動発生後にヘリ乱入)準決勝を終えて、決勝は順当に強豪対決になりました。
 
象はいいとして、ガーナチームの愛称はブラックスターズ。相撲が国技の国では縁起が悪いんですが彼らはお構いなしです。5年前にPKを外したジャンの汚名返上なるか?決勝は明日日曜のケニア時間夜10時です。

2013年11月6日水曜日

星になった宿

私にとっては先々月のテロよりもショックなニュース、ロイサバ焼失事件の詳細がやっと分かりました。先週の水曜、乾季真っ只中の北部ケニアで、恐らくサンブル族による火の不始末らしいですが、山火事が起こり、スターベッドで有名なあの宿のメイン棟を焼き尽くしたそうです。避難が迅速だったようでスタッフや宿泊客は無傷だそうです。
 
スターベッドは無事ですがお客を受け入れる体制にはないそうで無期限休業が発表されています。でも経営サイドからのコメントの中にあった「必ずや火の鳥のように甦ってみせる」という言葉を信じて辛抱強く待ってみようと思います。

2013年10月19日土曜日

1泊無料

ナイロビではしばらく雨が降っていません。雲が出ないので朝っぱらから暑いです。スターベッドからの星空はさぞキレイでしょうね。
 
そういえばロイサバも客が減っているようで、来年まで「3泊したら1泊無料」キャンペーンを継続するそうです。値段が来年からずいぶんアップするので今年のうちに無理してでも行っておくとお得ですよ。2ヶ月以上経ってしまいましたがサファリのすすめのほうで視察レポートを完成させましたのでそちらもどうぞご覧ください。
 サファリのすすめ

2013年10月7日月曜日

がんばろうケニア③

キリンは言わずとしれた地上”最高”の動物。オスでは5メートルに達することも。草食動物には珍しくフルカラーで世界を見ているそうです。
 
群れは作るには作りますがその関係性はサバンナで最も緩い感じで、メンバー同士で100メートルどころか1キロ離れても平気だそうです。
 
写真は9亜種の中で最もエレガントな模様を持つアミメキリン。やはりケニアに来ないとこの純白とオレンジのコントラストの美しさを実感することはできないのです。

2013年9月21日土曜日

スターベッド

話を急にロイサバに戻します。数ある無料オプションの中でも特別なのが「スターベッド」です。耳慣れませんが、ようは星空の下にベッドを出して寝てみよう!という企画です。
 
ロイサバロッジに3泊する人はこのスターベッドに挑戦できます。2泊しかしないと繁忙期の場合は参加できない可能性があります。宿の主人にスターベッドを試さないで帰るお客がいるか聞いたらたまにいる、とのこと。ここまで来たら雨は不安ですがマストですよね!?
 
※写真はロイサバ提供、ベッドからの眺め

2013年8月10日土曜日

藪的食事

ロイサバでは「のんびり二人っきりでアフリカの空の下で朝食を食べたい」という夢もすぐにかなえてくれます(しかも無料)。

この日は川沿いの大きなイチジクの木陰にテーブルと椅子までセッティングしてくれました。卵もその場で調理。そろそろ切り上げよう、なんて間違ってもスタッフは言いません。時間を気にせず好きなだけ好きなことをしていていい、という状態は21世紀の先進国の日常ではなかなか訪れないでしょうから、そんなチャンスに恵まれたならば思いっきり楽しんで欲しいものです。

2013年8月6日火曜日

ロイサ馬

ラクダより馬上サファリのほうがやっぱりエキサイティングです。多少の経験が必要ではありますが、お馬さんはおとなしいしヘルメットも貸してくれるし恐れることはありません。

インストラクター(とその馬)が先頭に立ち、参加者はその後ろをついていきます。車と違って静かに野生動物に近づいていくので生き生きとした姿を観察できるのが最大のメリットでしょうか。もちろんこのオプションも無料なんです。

※写真はロイサバ提供のイメージ写真

2013年8月5日月曜日

思ったより楽です

ケニアの特に北部地域ではラクダは一般的な家畜です。ランドローバーは快適なのですが、ある一日はそんな伝統的な交通手段に乗り換えて野生動物を探してみましょう。それがロイサバのオプショナルツアーのひとつ、キャメルライディングです。

ラクダの体高は思ったより高く、見晴らしはいいです。谷の向こうのキリン達が怪訝そうにこちらを凝視していたのが面白かったです。前後の揺れは激しいですが、未経験者でも簡単に乗りこなせるのでご安心ください。ラクダ同士は綱でつながれていて、先頭はラクダ飼いのおじさんが引っ張っていますので迷うことはありません。道中つまみ食いもせず黙々と歩いてくれるラクダ達を今回私はかなり好きになりました。

2013年8月4日日曜日

最初はゲーム

誰もが参加するアクティビティと言ったら、やはりここまで来たんですからゲームドライブでしょう。サイドがオープンになった英国車で朝と夕方に行われます。

ロイサバは地理的には北半球ですからアミメキリン、オリックス、ジャクソンハーテビーストなどが見られますが、動物の数は少なくシャイだし距離も遠いので、コンデジしか持ってこない人あるいはケニアが始めての人はサンブルに行ったほうが満足感は得られるでしょう。

でも私はかなり楽しめました。クリップスプリンガーを間近で長時間観察できましたし、ゾウはツァヴォ以上に赤かったし。もっとマニアックに攻めるなら発信機をつけたライオンのモニタリング調査にも参加できるそうです。

2013年8月3日土曜日

込み込みプラン

ロイサバでは到着後にお財布を開くことはありませんので、チェックアウトの時も誰にも何も言われません。なぜなら10種類以上用意されているオプションツアーへの参加がいつでも何度でも許されているからです。

私自身もこれほどサファリロッジでのオールインクルパッケージが心地いいものとは知りませんでした。なんせ自分の担当ドライバーが「明日は何する?」とか「これとこれ組み合わせるときっと楽しいよ」とかアドバイスをしてくれるのです。こちらはポケットの残金を(あるいはカード払いなら銀行口座)気にすることなく、興味の向くまま希望を伝えるだけなのです。あぁ夢のような3日間だった。。

2013年8月2日金曜日

鯖はでませんが

ケニアに住んでいると「ナイロビにうまいもの無し」という言葉が日ごとに実感されてきますが、ロイサバも例外では無く、ランチもディナーも毎日待ち遠しいほどでした。

ディナーは3コースでメインは初日からラム、ビーフ、白身魚とバラエティに富んだもの。肉は上質なのは言うまでもないですが、量や味付けがなんだか優しいタッチなんですね。言葉じゃあ伝えにくい微妙な差なのですが。私の中のヒットは前菜で出た熱々のカップに入ったスフレと、ランチ時のメレンゲ&レモンタルトでした。

別にここでグルメ自慢をしようってんじゃなくて、安くはない宿泊費の対価として得られるサービスが値段と釣り合うものなのかをちょっとずつ検証しているのでご理解ください。

2013年8月1日木曜日

レッツプレイ

ロイサバの滞在中はジントニックやハウスワインを含むほとんどのドリンク類が無料になります。私は疲れがたまっていたこともあり、ビールとスプライトを合わせたカクテル、シャンティを昼夜問わずよく作ってもらいました。

食事は母屋で提供されますが、特にディナー時には「家族団らんプレイ」が義務付けられます。つまりは7時半から暖炉の周りに全員が集まり、アルコールを片手に自己紹介、自慢話、失敗話の交歓タイム。8時になると宿の主人の「では、そろそろダイニングに移りますか」という合図によって隣室の長テーブルに着席します。私もこういうの不得意なのですが溶け込むよう努力はしました!

2013年7月31日水曜日

高くないっすか

ロイサバのシンボルとなっているのが絶景の尾根に建てられた宿泊施設です。客室は2部屋が隣り合うシャレータイプで全7部屋。その他に徒歩では行けない遠い場所にそれぞれ4人、10人を収容できるプライベート感あふれる独立コテージがあります。

このロッジの運営のために直接的に雇われている人数は常時約180人。ケニアでは正規雇用者ひとりあたりに家族親類8人が依存するというデータもあることから、最大で1500人がこのプロジェクトの恩恵に預かっていることになります。繁忙期のひとり一泊料金が700ドル(公示価格)と聞いたときは「高いなぁ」とつい口にしたものの、こういうストーリーを聞かされると徐々に私の気持ちも懐柔されていくのでした。