ラベル セレンゲティ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル セレンゲティ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2018年1月4日木曜日

イヌ科のみなさん①

年始からイヌの親戚について書いてきたのですがネタが尽きたので、分類上でイヌ属の上にあたるイヌ科に目を向けてみます。
 
オオミミギツネはシロアリを主食にしているのでアリ塚のある場所ならどこにでもいるらしいです。ただ夜行性の上に臆病ですから日中にじっくり観察できるチャンスは稀です。ンドゥトゥでの早朝サファリの最中に日向ぼっこをしていた家族を見かけましたが、驚いて地中の巣穴にまっしぐら。たまにこちらを気にして振り返るので、停車した上で超望遠レンズでその瞬間を押さえるのはどうでしょうか?大きさはマルチーズくらいですが巨大な耳のおかげで他の動物と見間違うことは無いでしょう。
 



2017年12月20日水曜日

老舗再開②

そのセロネラロッジですが、この二年の間、何度も私の期待を裏切ってきました。つまりは〇月〇日に再開予定だって言うので予約を入れるのですが、一週間くらい前にやっぱり準備できなかった、などと気軽に記録を落としつつ全く悪びれないんです。私など最後はオオカミ少年ロッジと呼んでいました。そんな彼らもようやく、2年11か月という長すぎる準備期間を経て再開にこぎつけたようです。今度、知り合いのドライバーが近くを通ったら真実なのか調べてもらうつもりでいます。

2017年12月19日火曜日

老舗再開のお知らせ

面積12,000平方キロを誇るセレンゲティ。ほとんどの日本発のツアーではそこに二泊した後に駆け足で次の土地に急ぎます。こんなケースでは時間節約の観点からも中央部に建つセロネラロッジを選ぶのが効率的です。でも2015年1月の火事が原因で営業をやめてからは日本人好みの特急ツアーに適した宿を探すのに二年以上も苦労してきました。なにせソパロッジなんかセロネラから40キロも西にあって、藪が深いエリアにあることもあり移動中にはほとんど何も目にしないんですから。

2017年7月6日木曜日

誰でも59ドル

タンザニアで始まった今回の税徴収の乱暴なところは宿の価格に関係なく全員が一律59ドルを払わされる点でしょうか。
 
例えばフォーシーズンズの一番安い部屋でも一名あたり1575ドルで、ここに六千円くらい増えても気にならないでしょう。でも雨季のセロネラワイルドライフロッジなんて190ドルですよ。そこに59ドル加算されたら元々の公園費71ドルもあるんだから、一泊当たりのコストの4割が公園費やらなんやらっていう出費に占められることになります。これで公式に言えるようになりました、セレンゲティが世界で最も高い公園だって(ゴリラを除く)。

2017年7月5日水曜日

セレンゲティで増税開始

お上が何でもトップダウンで通達して民衆は従うだけ、という事例が昨年に続きタンザニアで再び起きました。7月からセレンゲティに宿泊する人全員が一律59ドルを追加で払わないといけないそうです。
 
施行から五日も経ったのに現場はまだ混乱しています。噂では添付のように美しいナアビヒル・ゲートでは税の徴収がすでに始まっていて払わない場合は追い返されるとも聞いています。近日中にあちらに行く方は気をつけてください。

2017年5月9日火曜日

セレンゲティ2%値上げ

フォーシーズンズセレンゲティから来年の料金が届きました。メディアでの露出が増えているから強気なのでしょうか、さらに2パーセント値上げするそうです。この結果、一番下のカテゴリーであるサバンナルームの公示価格は一部屋一晩あたり1575ドルになりました。いくらドリンク付きとは言え、元を取るほどは飲めないですよね。

2016年3月14日月曜日

変顔と呼ばないで

こちらも今年ンドゥトゥを訪れた時に撮れました。拡大すると分かりやすいですが所謂「変顔」に間違いありません。
 
しかし彼らとしては大真面目でして、たぶん鼻孔に集まるハエ共を可動範囲の大きい唇を動かして追い払った直後なのか、あるいは発情期を迎える雌の匂いを感じ取るためにフレーメン反応を見せただけなのかもしれません。リラックスしたシマウマを観察できた際には時間がいくらあっても足りませんよ。

2016年3月8日火曜日

擬人化NG

豊かな表情を見せてくれるシマウマだからこそガイドは安易に擬人化した説明に走るべきではないと思います。左の写真にキャプションを入れたくなるのはむしろ広告代理店か編集人でしょう。
 
せっかく日本から22時間もかけて来たのであれば眼前に繰り広げられるイベントの全てを全身の神経を研ぎ澄ませて感じ取ってください。樹から下りたばかりの裸のサルが進化的にかけ離れた他のグループの動物が何十万年と繰り返してきた振る舞いについて物知り顔で説明を加えることなんて到底できないんです。

A.目が一番いいです

耳も鼻も利きますがシマウマが最も頼っているのは視覚のようです。
 
目がいい故に個体間のコミュニケーション手段のひとつに顔の表情を採用できたのでしょうし、目がいい故に世界を驚かせ続けているあの模様を獲得したのでしょう。洞窟に住んでいるコウモリがあんなカラーをまとう必要ないですから。
 
私が勧めるシマウマ観察のベストな場所は1月のンドゥトゥですね。大平原に大群が集まっているので天敵に気を払う時間が少なくなってかつ餌も豊富で、本来の彼らのリラックスした姿を観察者の前に見せてくれるからです。

2016年3月7日月曜日

Q.シマウマの目はいいですか?

ダーウィン先生の言葉を借りるまでもなく、生き物の振る舞いは先祖の辿ってきた道をなぞるほかありません。
 
奇蹄目に属するロバ、シマウマの仲間はアフリカの平原でレイヨウ類に比したらとんでもなく少数派で、その暮らしぶりも多数派を占める牛達とは異なります。ひとつには目がいいことがあります。もしランクルの助手席に座っているときにタイトルのような質問を受けた際にはそっから始めない限りは私の軽い語り口も手伝って決して信じてもらえないですね~。

2016年2月24日水曜日

A1.ライオンはなぜ咆えるか

動物行動学の教科書の第一章にはいつも「なぜ」に対する回答は最大で4パターン用意できると書いてあります。
 
最も飲み込みやすいものから始めると、ライオンは異性及び食料を囲っておくテリトリーを守る動物なので糞尿などで自分の居場所をアピールすることに加えて4、5キロも届くと言われる雄叫びも使いながら競争相手の侵入を未然に防ごうとしている、と私なら答えます。雨季またはヌーの大移動などで自分の縄張りの中の資源(餌)が豊富になった結果、普段はうろうろしている浪人ライオン達による忍び込みも増えるそうで、そういう時期の咆哮はやはり増加するそうです。

2016年1月22日金曜日

ケニアに4シーズンズありません

ケニアに危険情報が発出されたおととしの九月から地道にタンザニアで楽しむ自由旅行の提案を続けて来ましたが、ようやく時代が追いついてきたみたいで来月タンザニアを訪れる個人旅行者は私の知る限りですが昨年の5倍になっています。
 
ケニアは日本から近いし安いし万人向けの休暇先と言えます。一方でケニアでは経験できないモノゴトに注目してみるとタンザニアがオンリーワンの魅力に溢れた国であることが浮き彫りとなります。例えばセレンゲティの大平原では浮きまくっているフォーシーズンズは動物好きでなくともホテル自体が求心力を持っている点で稀有な存在なのです。

2015年12月1日火曜日

アニマルとシェア

広大なセレンゲティをカバーする道路網は十分とは言えませんが、その中でも中心にあたるのがセロネラ地区です。
  
そのど真ん中にそびえたつ岩山の間を縫うように建っているのがセロネラ・ワイルドライフ・ロッジです。一昨年にキッチンが焼けて未だに修繕中ですが再オープンした暁にはそこからの絶景がまた楽しめるようになるでしょう。敷地内に数多く住んでいたハイラックス達は今も元気でいることを祈ります。

2014年8月28日木曜日

外せない

同じ統計によればタンザニアの国立公園で最も人気があるのは予想通り(ンゴロンゴロは別組織の管理下)セレンゲティで、訪問者数は18万人だそうです。疑う余地の無い正真正銘の動物天国ではありますが、政府主導の横断道路建設の噂が絶えないので自然保護活動家の気の休まることはありません。

2014年3月3日月曜日

2本で2万ドル

ケニアと異なりタンザニアでは高額な申請料を払えばハンティング、つまり生きている雄の動物を銃で殺すことができます。仕留めた獲物の持ち帰り代金は別になっていて、例えば現在32キロを超える象牙は$21,900だそうです。
 
ハンター協会はこの収入が自然保護に活かされていると主張し、一方ツアー会社は正反対の主張です。タンザニアでは一日30頭のゾウが殺されているというデータもあり、前者の立場は日に日に苦しくなっているそうです。

2011年12月31日土曜日

HHDイブ

セロネラ付近の日の出は、単に平坦なマサイマラよりも岩場などあり変化に富む風景なので面白いです。ワイルドライフロッジの建つ大岩のてっぺんから臨む朝焼けは、ピンクがかってそれはそれはいいものでした。
 
今年のブログ総数は平均で3日に一本というペースに留まりました。10月に自分で南アの旅行を探したときにネット上の情報のありがたさを再認識しましたので、来年はもっと頻繁にアップして旅行をお考えのみなさんの一助になろうと宣言いたします。

2011年1月13日木曜日

豹柄のあの子

爬虫綱つながりで言えば、今回のタンザニア旅行ではカメの仲間によく出会いました。
 
こちらはヒョウモンガメの子供。てくてくセレンゲティの道路を歩いていました。小さい時は特にその「豹柄」がはっきりしていて思わず見とれてしまいます。

2011年1月10日月曜日

うさぎ年?

寒い日本はウサギ年を迎えたことと思います。
 
日中のゲームドライブ中にウサギ類を見かけるのはとっても稀です。公園外を夜間走行するチャンスがあったならば車のヘッドライトの中に浮かび上がるトビウサギやヘアー(ちょっと大きいウサギ)の姿を見つける可能性があります。
 
※ウサギの写真が無くてすみません。代わりにハイラックスです。親戚でも何でもありません。

2011年1月6日木曜日

抗ヒス薬

ふと見上げると、食堂として使われている大型テントのてっぺんにハイラックス。彼らを見つけた瞬間に私の頬はいつでも緩み、声が裏返り、「カワイーですねぇ」とムツゴロウさん化してしまうのでした。
 
※マサイによればハイラックスのフンと尿はヒステリーに効くそうです。可愛いだけじゃない!彼らなのでした。

2011年1月5日水曜日

朝日 n' コーヒー

セレンゲティの中心よりやや北側にあるムブズィマウェというテントキャンプの朝日です。食堂に6時過ぎに顔を出したのですが、嫌な顔せず珈琲をいれてくれました。嬉しかったので「君、日本のカフェで働けるよ」って言ったら「エーッ?」って複雑な声が返ってきました。