2026年7月4日土曜日

正常化への小さな一歩

前回の投稿から進展がありました。外務省がドーハ、ドバイ、アブダビに対して発出していた危険レベルを3から2に引き下げたのは6/18のことでした。ただし2は「不要で不急な訪問は避けるよう」なお触れなので、お上からすると単なる遊びにしか見えない観光ツアーの当地での本格再開はまだまだのようです。
では中東経由のケニアツアーはこれからどうなるかというと、ドーハやドバイでは空港内で数時間を過ごすだけなのですぐにでも再開しそうな気がしますが、そのタイミングは各旅行会社の判断に任せられているようです。観光客を送る方も(旅行会社)迎える方も(私のような現地ツアー会社)30日くらいの猶予は欲しいでしょうから、早くても8月以降と想像しています。特にお盆にこっち方面の海外旅行を申し込んでいた人はツアーが出るのか取りやめになるのかの判断がギリギリになるので、旅行会社との連絡を密にするようお願いします。

※ある日のウィルソン空港

2026年6月25日木曜日

4ヶ月間も旅行者ゼロ

イラン紛争のぼっ発以来、ケニアは当事者ではないにもかかわらず日本からのツアー客はほとんど来なくなり、私の日常業務も危機的状況にあります。以下、背景をまとめます。

・敵対国として当初攻撃を受けたカタールとUAE。5日後には外務省が当地に対して「渡航はやめてください(レベル3)」を発出。この時点で仕事か観光かを問わず、これらの国への訪問は難しくなりました。

・日本からケニアを目指す際に主要な乗継地になっていたドーハとドバイ。当地に本拠を置く航空会社は安全を確保した上で徐々に便を復活させ、今ではほぼ紛争前の座席供給に戻っているので個人でチケットを買えばケニアに来れる状態にある。

・外務省は5/13に「真にやむを得ない事情が」あれば見逃す、と記載内容を緩和。一方で数時間だけ空港内に滞在するような「トランジット」についての言及は無いまま。

・日本の大手旅行会社は(一社)日本旅行業協会の会員になっていて、そこが両国を目的地とするツアーはもちろんのこと、乗継ぎで使うようなツアーでさえも出発させない考えのため、足並みを揃えるしかない模様。結果、紛争と関係のないケニアに日本人が全く来ない状況がこれからも続く(エチオピア経由のルートなら問題なし!)

※写真は庭にいたキリギリス。自然を眺める時間が増えるのはいいけど、いいかげん長すぎる。。

2026年6月21日日曜日

ケニアの朝7時に絶叫

W杯日本代表の第2戦はケニアでは朝7時にキックオフでした。夜ならスポーツバー等に繰り出すところですが、今回は観戦できる店探しに苦労しました。地元に密着した日本人の友人から近所のバーが24時間営業だという情報をもらい、当日はそこに集合しました。スタメン発表には間に合いませんでしたが、シュガーたっぷりの紅茶や揚げドーナツをつまみながら、4-0の快勝を最後まで観ることができました。

2026年6月15日月曜日

ケニアの森保ジャパン

日本とマイナス6時間の差があるケニア。初戦が最も観やすい時間帯なのでガラガラのローカルバーに出向いてリアルタイムで応援しました。普段は財布が許す限りはグリーンのボトルに入ったオランダ産のビールを選ぶ私ですが、今回ばかりはそれを避け、味の薄いケニアビールにしました。結果はみなさんご存知の通り。夜更かしした甲斐がありました。

2026年5月29日金曜日

戦火のカメレオン

イラン紛争がスタートしてからもうすぐ3ヶ月。ここケニアでは日本より一足先にガソリン代の高騰に見舞われています。発展途上国は常に大国の都合によって振り回されます。
紛争前はリッターあたり170シリング代。現在は214なので約20%のアップ。国内線各社はいち早く片道25ドルの追加料金を発表しましたが、同じく毎日ガソリンを使うサファリ会社では対応は各社任せです。観光客の少ない雨季なのでまだいいですが、しばらくはカメレオンのように左右の情勢を注視して行きます。
 
写真:ナイロビにあるホテルの庭を歩いていたジャクソンカメレオン/Jackson's chameleon

2026年5月5日火曜日

ケニアの大雨

一旦は落ち着いていたケニアの大雨ですが、先週はかなり降って、空港近くのモンバサ・ロードが半日ほど冠水していました。
今週からは少し落ち着くとケニアの気象庁に該当する部署がツイートしていますが、どこまで頼りにできる情報なのかは微妙です。雨が多いと部族間の水を巡る抗争が起きないので、その点はケニアに暮らす外国人としては助かります。
 
写真:オフィスから見えるコットンツリーの花

2026年3月24日火曜日

ケニア空港、閑散

突然のイラン攻撃からそろそろ1ヶ月経ちますが、ナイロビの国際空港は未だに閑散としています。
ターミナルに隣接したこのカフェも同様で、いつもは利用客で溢れています。
空港の到着便表示を見るとカタール航空の名前はありましたがエミレーツは無かったため、需要減に起因する間引き運航中のようでした。1日も早く日常が戻って欲しいものです。

2026年3月19日木曜日

エミレーツ、ナイロビにも

先月末に始まった中東における攻撃とそれに続く各国の領空封鎖。私の業務上でも日本に帰れなくなったお客様、ケニア行きを諦めざるを得なくなったご家族が複数いました。
そんな中、正常化への兆しも、注意深くなれば、見られます。昨日、国際空港の方角に向けてドライブ中に着陸態勢に入るエミレーツ航空の姿が空にありました。着弾などありながらも空港変更などで対応できているようです。
また、ケニア行きルートの半分を占めると言われるカタール航空もようやく今月29日から通常運航に入るようです。
雨季が今年は早めに始まったケニア。6月くらいには乾燥し始める可能性があります。ケニア旅行を再度検討してみてはいかがでしょうか。
※写真はランチに立ち寄ったヤギの焼肉の有名店


2026年2月23日月曜日

日本、トイレにも進出

肉食獣になったつもりで様々な肉料理を食べるのがコンセプトの老舗レストラン「カーニヴォア」。久しぶりに行ったらトイレの洗剤が日本製に変わっていました。政府が推し進める「地球最後の成長市場」の攻略の一端なのでしょう。

2026年2月18日水曜日

ケニア空港再開

先週に通告されたケニアの空港職員によるストライキ。毎回そうですが、夢だったアフリカ旅行として訪れた大勢の観光客のことなど一切顧みず、むしろ彼らを人質に取るような勢いで月曜に実施されました。2日目に突入した昨日もエミレーツやカタール航空が欠航。私の知り合いも空港で大変な思いをしたようです。夕方になってようやく大臣が介入し、合意の後は業務再開に向けて動き出したようです。管制塔、荷物運搬、セキュリティなど全てのスタッフがサボるのですから一歩間違えば大惨事につながります。今朝の国際線は約1時間遅れで運航しているようです。直近の便を持っている人は十分ご注意ください。

2026年2月7日土曜日

ケニアの車窓から

先日、ケニア最大の国立公園公園を縦断する鉄道に乗って来ました。この日は食堂車も連結されていて、線路の両側の景色を楽しむことができました。ナイロビから凶暴な赤いゾウが暮らすボイ駅まではきっちり4時間。迎えを頼んでいたソロイロッジもちゃんと待機していてくれていました。ケニアの発展を感じると共に、昔を知る私からすると寂しい気もしました。

2026年1月10日土曜日

巨象、死す

 

地面に牙の先端が届くくらいのゾウは長年の密猟の結果、20頭ほどしかアフリカには残されていないそうです。
 
そのうちの一頭はクレイグと名付けられ、一般の旅行者もアクセスしやすいアンボセリ国立公園とその周辺で暮らしていましたが、とうとう1月4日に自然死してしまったそうです。立派な牙は厳重に管理され、恐らくナイロビ市内の博物館に展示されることでしょう。写真は去年10月に出会ったときの姿。オートバイに乗った係員が24時間体制で見張っていたのが印象に残っています。一般的にアンボセリのゾウのほうが、マサイマラのそれよりも牙が長い傾向にあります。