2016年9月1日木曜日

金環日食見えず

ナイロビの空は朝から全く陽の光が差さない状態だったので、日食の神秘に触れることはできませんでした。空を見上げている人もいませんでした。モーリシャスやタンザニア南部のカタヴィ国立公園などがベストポイントだったみたいですが、同じアフリカなので少しは見られるかと期待した自分が間違っていました。

2016年8月31日水曜日

TICAD去ったけど

会議の期間中にもしテロや大失敗があったら観光業にとって逆に大打撃になると気が気じゃなかったのですが、私の心配をよそにスムーズに終わってほっとしています。
 
他国での盛り上がりに追随する形でケニアも遅ればせながらマイス、マイス(会議、展示等のビジネス需要の誘致)と叫び始めてから数年が経ちますが、このところの実績は確かに立派でして、昨年の7月にはオバマ大統領も参加してのアントレプレナー会議、続いて12月にはWTO総会を開き、今年は5月にディカプリオ、7月に別の国連会議、最後にこのTicadですから能力と経験はかなり鍛えられてきています。次に目指すべきはW杯かオリンピックかな?
 
(写真左の茶色が国際会議場)

TICAD2日目(だった)

27日の明け方に市内でだけ雨が降ったそうで、徒歩40分の私の家のほうでは全くそんな雰囲気はありませんでした。大臣を濡らしてはいけないと前日に10本の傘を買い込むほど準備側は気合いが入っていたんですけども。
 
台風10号のせいで羽田が使えなくなる恐れが途中で出てきたそうで、首相ご一行は予定を早めて帰ってしまいました。安倍さんにはマサイマラを是非見て欲しかったんですが(そしてその後のナイロビ危険度解除宣言も)。。会場付近では昨日くらいまで撤収チームが忙しく働く姿がありました。

2016年8月27日土曜日

TICAD第一日目

期間中、インタコンチネンタルとヒルトンの間の道路にアフリカで最も安全なエリアが作り出されております。車両はブロックされ警察と警備隊が目を光らせているからです。いつもこんなだといいのですが。ルワンダみたいに。
 
会場の横に日本の国旗が翻っていました。奥のエリアにはテント村が出現して日本企業がお店を広げています。ケンピンスキーでは日本から呼んだシェフが期間限定メニューを提供しています。要予約の懐石でひとり六千円強だそうです。行きませんけども。

2016年8月26日金曜日

TICAD始まります

私が十年住むナイロビに安部首相がやってきました。もしプラス10年住んでみても日本のトップがもう一度来ることはないでしょう。
 
空港に双子のジャンボジェットが駐機しているのを見て、久しぶりに世界第三位の経済力を実感しました。日阿で共に発展したいのなら自分に何ができるのか一晩だけ考えてみようと思いました。会議の本番は明日からです。首相の車列の中に二人知り合いが採用されています。

2016年8月21日日曜日

八年ぶりの金メダル

ケニアの日曜昼下がりという時間の中継となった男子マラソン。徒歩圏内のスポーツバーをのぞくと人影はまばらでした。他部族の隆盛は自分達にとっては相対的な地盤沈下につながると考える人は多いですから無理もありません。ちなみに伝統的に長距離選手を数多く輩出しているのはカレンジン族とキクユ族です。

レースは中盤まではケニア、エチオピア、ウガンダとただ一人のアメリカ人を加えた集団が引っ張り、30キロを超えたらケニアのキプチョゲ選手が10秒の差をつけて独走しました。入賞した面子を見るとウガンダとケニアのハーフとか、エチオピア出身だけどバーレーンに帰化した奴とか、結局イーストアフリカ人ばかりでした。

2016年8月18日木曜日

ケニヤンうどん

丸亀製麺のケニア支店で初めて焼きそばにありつくことができました。売り切れのことが多いので。

満腹になること請け合いのボリュームいっぱいの食感でした。ヒルトンから近いので来週から大挙訪れる日本人出張者の心の渇きを満たす食事になることでしょう。照焼きチキンがごろごろ添えてあって約600円でした。

泳ぐに不適切


日刊紙によると昨晩、ナイロビにあるヒルトンホテルの温水プールで女性がおぼれて帰らぬ人となりました。同伴していたのがエジプト航空のパイロットだったというのも怪しいですが、ウェストランズという新宿みたいな飲み屋街で夜中まで過ごし、その後ホテルに戻ってきたときに泳いだそうです。
 
サファリロッジはもちろん、普通のホテルもプールの利用時刻は6時から18時とか決まっていますので、みなさんもルールの遵守をお願いします。

2016年8月17日水曜日

ケニア金メダル4個

ケニア勢のメダルが期待できる陸上競技がようやくオリンピックで始まりました。意外だったのは今回女子マラソンでケニア選手が金を取ったのは史上初だったこと。ンデレバとか常に日本と争っていた記憶があるのですが、マラソンくらい頭脳と計画が必要な競技は過去には不得意だったのかもしれません。五千メートルとか単に走ればいいだけなんで(違ったらごめんなさい)。男子についても思い起こせば2008年の北京でトヨタのワンジル選手が取った金がマラソンでの初ゴールドでした。彼の不可解な死は(奥さんと警察にはめられたと主張する本が出版済み)今でも悔やまれます。

2016年8月16日火曜日

日本の会議迫る

日本とケニアで共催する全アフリカ会議がいよいよ二週間後に迫ってきました。インタコンチネンタルホテルがメイン会場のひとつなのでロビーにこんなボードが用意されていました。
 
史上初めて数百人の日本の頭脳がアフリカのことを数ヶ月に渡って考えてきて準備して来たでしょうから、会議では何かアフリカの自然と人々にいいことが締結されるといいと思います。個人的には安部総理がマサイマラに日帰りで出かけるそうですから、視察後には現在発令されているけど形骸化している「ナイロビのスラム地域には立ち入らないでください」という警報を解除して欲しいと切に願っています。

2016年8月13日土曜日

ケニア英国へ進出

この目で見るまで信じなかったのですが、ケニアの企業が英プレミアリーグのあるチームのユニのメインスポンサーになったというのは本当だったみたいで、しかも今日の初戦で去年の優勝チームを下したのですから全世界での露出は相当なものでしょう。

端折って言えば日清食品や横浜タイヤと同じレベルの広告活動なんですが、異なる点はロトやカルチョみたいな賭け事の会社なので新しい価値を生み出してもないし社会貢献もしてないです。ちょっと前にケニアの大学生が、どうやるのか知りませんが、ある試合について勝ちと負けの両方に五万円ずつ賭けたらしいのですが、結果は引き分けとなり、それが学費だったらしく絶望して自殺してしまいました。ルール無用の世の中を背景に急激な経済発展を遂げるアフリカの暗黒面の一例に違いありません。

2016年8月11日木曜日

ケニア強制送還

オリンピックも中盤に差し掛かりケニア国籍の選手が活躍する中長距離の種目が待ち遠しいですが、不安も同時に広がっています。
 
ケニアチームのマネージャーを務める人間が今年の二月におとり取材に引っかかり、「150万円もらえたらドーピングテストの日時を事前に教えてやる」と持ちかける様子がばっちり録画されていて、それを開幕後にロンドンとドイツで放映したもんですから言い訳ができるわけもありません。帰国を命じられ、ナイロビに降り立った直後に逮捕されました。ロシアほどではないにせよ国が関与するドーピング隠しの疑惑がまた強まってしまいました。

2016年8月10日水曜日

ケニア航空逮捕

引き続きケニア航空ですが、乗務員の一人がインドで数週間前ですが逮捕されました。ホテルを出たところで取り押さえられ、金塊と共に拘束されました。この間、ケニア航空が出資して建設した訓練施設「アフリカのプライドセンター」が急に閉鎖されたのですが、噂ではここが密輸の温床になっていたという噂もあった中ですから妙に納得できました。
 
空港のロータリーにある芝生に設置されているヌーのオブジェには何の罪もありません。

ケニア航空失墜

アフリカのプライド、ことケニア航空が二年連続で20億円の赤字を計上しました。
 
政府が何度目かの追加支援をするとか、アメリカのある会社が買収に興味を示しているとか、新聞の投稿欄では「アフリカの恥」と罵られたり、話題になっているのは確かです。そんな中でも週三でベトナムに就航しているフライトを中国本土まで延伸する案が国会で了承されたり、なんだかわけが分かりません。密かに今月末の日本-アフリカ会議でナイロビ羽田間の直行便が発表されないかと期待している私にとっては打撃になったのは確かです。

2016年8月9日火曜日

中国人VS中国人

尖閣諸島の強奪についても相手がこういう人達だと思うとなんだか納得が行きます。
 
日刊二誌によるとマサイマラのキーコロックロッジで昨晩、中国人による中国人の刺殺が起きたそうです。刺したのは中国団体ツアーの添乗員。被害にあったのは別グループの男女カップル。満室だったのでしょうか、ディナー時に添乗員が数日前から使っていたテーブルに行くと他人が居座っているのを発見。口論がエスカレートし、なぜか携帯していたナイフで男性の胸を二ヶ所刺し、襲われた女性も病院に運ばれたようです。普段の私は町で中国人として扱われても大人の態度でスルーしますが、しばらくは日本人であることを主張しようと思います。同じに思われたくないんで。

2016年8月8日月曜日

Ticad迫る

今月の27と28日に安倍首相と経済視察団が来るのでナイロビにまた混沌が訪れそうです。イスラエルの首相が来た時もそうでした。
 
インターコンチネンタルホテルの目の前の道路は下町にあるバス停とアッパーヒルというビジネス街をつないでいるので毎日大勢が徒歩で通過するのですが、間違いなくシャットダウンでしょう。民間の車も政府が事前に発行する許可証がないとエリアに立ち入れないみたいです。こんな会議よりも50万円も出してケニアに来てくれる一般の人のほうが私には大切ですけども。

2016年8月7日日曜日

ケニアの金メダル予想

オリンピックにはケニアも期待していて国営チャンネルがどこかの番組を買って流してくれています。昨日は内村航平君のあん馬の演技をナイロビで見ることができました。
 
日刊紙によるとケニアチームの金メダル数の予想は五つ。もちろん陸上ばかりですけど。障害、1500メートル、五千メートル、800メードルなどなど。昨年、北京で行われた世界陸上でアメリカやジャマイカを抜いて金メダル数のトップを奪った後で陸連ぐるみのドーピング隠しが発覚したので、今回は薬の力を借りずにどれだけ頑張れるか見ものです。

2016年8月3日水曜日

マサイVS中国人

とんでもニュースの部類に入ってしまいますが、中国企業が敷設中の鉄道線路の工事現場においてマサイ族の若者が中国人をこん棒でぼこぼこにしたそうです。理由は仕事をくれないから、だそうです。勇敢さは証明できたでしょうから警備員などに雇ってあげられないものでしょうか。

2016年7月17日日曜日

ナイロビに七千人

今日から六日間はナイロビの中心地で国連による会議があって他地域での警備が手薄になるそうです。空港に行く用事がたまたまあり、道端に掲げられたアフリカ諸国の国旗が印象的でした。人員に限りがあるのでしょうがないですが、ニースやイスタンブールよりも安全であることを証明して欲しいものです。

2016年7月7日木曜日

チャリでシェルドリック

今日はケニア、タンザニアで休日でした。朝、時間を持て余したので自転車でゾウの孤児院へ運動がてら出かけようと決心、出発しました。1時間以上、乗り合いバスに煽られながらようやく着くと、第一陣の赤ちゃんゾウとの触れ合いは終わっていました。それでも2番目に連れて来られた2~3才の年長さんのゾウの様子を眺めていると心が和みました。いっぱいの小象が目の前でじゃれあい、ラッキーだとこっちに寄りかかってきて背中の剛毛に触れられるという体験は日本では難しいですね。

2016年7月6日水曜日

ザンジバルのヒルトン

沖縄に二軒目のダブルツリーが今月からオープンしたそうですね。
 
巨大なヒルトングループの中でダブルツリーというブランドが相対的に占める位置を少し調べたのですが、到着時にチョコチップクッキーを渡す、ということ以外に目立った特徴を見つけられませんでした。どなたかご存じですか?ちなみに東アフリカではザンジバルに二軒、本土のダルエスに一軒あります。

2016年7月5日火曜日

TICADのロゴ

来月にナイロビで開かれる日本/アフリカ会議のロゴが披露されたようです。前回は33のアフリカ諸国が参加したそうですが今回はどうでしょうか。市内ホテルはどこも満室で、数日は交通規制がむやみにかけられるので観光客にとっては迷惑でしかありません。
 
Kenyatta launches TICAD logo

2016年7月4日月曜日

ヌー2万頭

西マサイマラの平原を見下ろす崖の上にあるアンガマ。彼らのfbによると南部にすでに二万頭強のヌーが来ているそうです。あの宿からタンザニアとの国境エリアまで出かけるならお弁当を持って一日がかりになります。9月くらいにはもっと近くのセレナあたりまで群れは到達するので半日で見に行けるようになるでしょう。
 
※アンガマのバスタブと巨大なベランダ

2016年6月24日金曜日

雨季ふたたび

ケニアに戻った先週はからっとしていたので寒乾季に入っていると決めつけていたのですが、今週は三日連続で雨が降って震えるくらい寒い日が続いています。
 
fbではマサイマラでランドクルーザーが急流に飲まれていく映像が手に入ります。でも西部のビクトリア湖あたりでは雨量が少なくコーンが育たない状況も見られ、なんだか訳わからないです。ケニア行きを控えている方々は防寒の用意を忘れないでください。

2016年6月14日火曜日

都会のアフリ感②

二年前に広いタンザニアを横断して第二の都市ムワンザに陸路で行ったことがあるのですが、その途中にシニャンガという町がありました。

その名はしばらく忘れていたのですが、今回の帰国中に二日と開けず通っていた焼き鳥屋のトイレでなんと再開しました。扇屋というお店が属するViaグループというのがあるみたいで、そこがシニャンガの子供達を売上げの一部を寄付することでサポートしているのだとか。そんなCSRは脇に置いておいても扇屋の鶏もも串と玉子かけご飯とたぬき豆腐の味わいはケニアに戻った私の心にいまだに深く染みたままです。

2016年6月13日月曜日

ライバル出現

帰国中に横浜みなとみらい地区にあるVRシアターに行ってきました。私の考えではサファリ旅行を衰退に追いやるライバルは格安ツアーや情勢不安ではなくてむしろヴァーチャルリアリティなんです。
 
企画の中ではマウンテンゴリラに迫る15分の3Dならぬ4Dムービーが一番良かったです。ここに来て楽しめば、わざわざ20時間もかけて現地に行って600ドルも払ってぬかるみの中を歩かなくてもいいのですから安上がりです。やはり旅行業界の最大のライバルはスマホと内向き化する若者文化だと確信したのです。
 
オービィ横浜

2016年6月12日日曜日

スタバにも

アフリカのコーヒー豆をブレンドしたパックが「キタム」という名で日本のスタバで販売中ですね。デザインにバオバブとゾウがフィーチャーされてました。
 
タム、はスワヒリ語では美味しいという形容詞です。頭に「キ」がくっつくのは舶来品とか何か珍しいモノを修飾するときが多いです。日本でも樹木は一本と数えたりウサギは一羽と数えたり外国人には意味不明なルールがありますから文句を言う資格は私にはありません。

2016年6月8日水曜日

都会のアフリ感

渡辺謙の主演で映画になったあの小説が今度はテレビドラマ化されるんですね。ケニアの風景が美しく流れるのであれば需要喚起につながるのですが。。

2016年6月7日火曜日

都会のハンティング

ごく私的な用事で日本に帰国中なのですが、街で見かけるアフリカ的要素の収集は続けています。

日本橋三越では、昨日閉幕だったのですが、岩合さんによる写真展がありました。ネコとライオンを比べてみよう、という企画で、特にライオンの良い写真があって楽しめました。

2016年5月20日金曜日

シューサンからシューニ

中国パワーの減速はケニアでも見られまして、広州ナイロビ便がいつの間にか一本減って週三便になっていました。チケットをお持ちの方はご自身で確認することをお勧めします。現在は月金の深夜CAN発しか飛んでいません。

ユニットA-1

ナイロビの国際空港が自慢にしているターミナルビルを初めて出発時に利用しました。

アメリカ航空局と安全性についての協議中でして、オッケーとなったらワシントンDCからデルタが乗り入れる予定です。でも先日は新ターミナルの建設中止をツイッターで発表したばかりですから暗雲が立ち込めています。

2016年5月19日木曜日

雨のマサイダンス

よくある宣伝文句ではなく本当にサバンナを挟んだ反対の山影から上る太陽が観察できる宿、アンガマに泊まるチャンスを得ました。
 
この日の夕方は珍しく雨が降り続いて夕陽を肴に一杯やるサンダウナーもできず、またマサイ族による歌と踊りのショウも屋外ではできなかったのでロビーで催されました。天井にぶつかるか気になりすぎてダンスそのものはあまり楽しめませんでした。

2016年5月18日水曜日

ケニア陸連失敗

長距離界の雄ケニアがリオ五輪に参加できない可能性が日に日に高まっています。
 
ケニア陸連と政府がぐるになってドーピング隠しをしたと欧米からは見られているため、違反者への厳罰化と法制化を世界陸連から求められてきたのですがすでに二度の締切を破っています。もう時間もないので先日は得意の陳情のためにカナダに公費で大勢の政治家を送ったのですが成果はないでしょう。日本のマラソン界にとっては朗報になるかもしれませんがケニアのゼッケンを見ない2時間はやはり物足りないと言わざるを得ないでしょう。薬に頼らず真面目にトレーニングを積んできた選手が一番可哀想だと思います。

2016年5月17日火曜日

ワンだふるジョブ

毎晩雨の降るマサイマラで2泊過ごしてきました。
 
西部マサイマラに入る前、象牙捜査犬によるチェックがマラ・ブリッジにて行われていました。暑い日中なのに頭が下がる思いがしました。

2016年5月15日日曜日

さよならヒョウ柄

ナイロビで最も面白い観光地と言っていいジラフセンター。先日訪れるとリクガメの展示コーナーが撤去されていてショックを受けました。複数いたヒョウモンガメとセオレガメはどこに移送されたのか今度聞いてみます。

ケニアめし

自慢できる食文化が育たなかったケニアですが~旅行者に名物料理を聞かれても返答に困るほど~イスラム化されて久しい海岸沿いは事情が異なります。

挽肉をイタリア人もビックリするであろう伸びる生地で包んでから年期の入った鉄板で焼きます。名称は様々でザンジバルピザ、キーマチャパティ、ムカテなどと呼ばれます。ナイロビでもアルーシャでも夜間だけオープンする屋台で買うことができます。

2016年5月9日月曜日

プレハブ運用開始

ナイロビの国際空港ですが、到着時に連れて行かれる建物がまた変わりました。今度はプレハブの掘っ立て小屋みたいな感じで、現場の職員によると昼は蒸して暑く、夜は冷え込むそうです。利用者向けの案内も特に目につきませんので対応に慣れるまではドライバーや迎えがいないケースが続くと思いますので、近日中にナイロビを訪れる予定がある人は出たところに誰もいなくても焦らずに対応することをお勧めします。しかし火事で到着ビルが消失してからほぼ三年が経つのに完成したのはプレハブという事実に言葉もありません。

2016年5月8日日曜日

すごいよケニア②

今朝は空港に出向く前に一応電話でカスタマーサービス!に電話したところ話の途中で切られ、期待ゼロのまま担当部署の人間に会いに行きました。
ところが、、
 
アイフォーンはジップロックみたいな袋に入れられて保管されていたのです。身分と事情を丁寧に説明し、宿帳みたいなノートにサインしたらすぐに受け取ることができました。ケニアでは奇跡以外の何物でもありません。闇市に流して10円にでもなるなら盗んで知らん顔するのが通例だったので。
 
スクリーンにがっつり水平に入ったヒビが奏功したのでしょう。あと次回自分が入国した際に天井にある監視カメラの存在を確認して来ようと思っています。最後の可能性としてケニアが落し物の出てくる国になった、というストーリーも残されてはいますが。。

2016年5月7日土曜日

すごいよケニアさん

今回はケニアで起きた奇跡のようなお話を紹介します。
 
日本から昨日ナイロビに到着した私の大事なお客さん。どうやらアイフォーンを入国審査場に置き忘れてしまったらしく、そのことに気づいたのは空港を出てから数時間も経った後のことでした。駐車中のRAV4からスペアタイヤが消えたり、走行中のカローラのサイドミラーを外して持ち逃げする器用な人達が住むナイロビですから私は慰めつつも電話は発見されないことを固く信じつつ昨日は寝床につきました。<続く>

2016年5月5日木曜日

エルザのコピエ

ケニアの北半球には知名度のかなり低いメルーという国立公園があります。そこには食事と景観の点で評価が高いエルザズコピーというテントタイプの宿があります。
 
ここが最近ですがケニアのエコツーリズム協会から上から二番目の銀賞をもらったそうです。節水とか3Rなどに努力するともらえるようです。ちなみにこのエルザと同じ経営グループ下にあるトーティリスキャンプも銀賞を受賞しています。こちらはもっと日本では知られている宿で、やはりイタリア風の食事が忘れられないくらい美味しいです。

2016年5月4日水曜日

沈むケニア

今朝の新聞に載っていた経済白書みたいなデータによると、ケニアへの訪問者数は前年より12.6%減少して今では110万人だそうです。日本人はもっとひどい割合で落ち込んでいますけど。
 
世銀のデータを見るとたった4年前は175万人も来てたみたいです。減速することなくどんどん落ち込んでいるのはケニア以外ではイラクやジンバブエくらいのもんで、これらの国は頻繁にFailedStatesつまり破綻国家と呼ばれます。もしかしたらケニアは初めて隣のタンザニアに2015年の観光客数で負けるかもしれません。それは大抵のケニア人にとって受け入れがたい事実となるでしょう。

INTERNATIONAL ARRIVALS BY WB

世界トラベルアワード

そのKQですが、決めつけは良くないので一応フォローも入れておこうと思います。母体が怪しいのですがワールド・トラベル・アワーズというお祭りが毎年ありまして、今年はアフリカのベストエアライン賞をKQが受賞しました。昨年のSAから地位を奪ったことになります。
 
まあホテルやら何やらアフリカだけでも57のカテゴリーがありますので、真面目にやっていればひとつくらいは誰でも受賞できそうな感じを受けます。権威もそれほど無さそうですし。受賞した側は必要以上に自慢するだろうし、落選した方は無視を決め込んでもダメージは少ない賞だと思います。事情を知らない一般の旅行者はこの賞の扱いには用心すべきです。

2016年5月2日月曜日

ケニア航空、どん底

「アフリカの誇り」というニックネームを掲げているケニア航空ですが、土曜にはパイロットがストライキを起こして間引き運航となり乗客に大迷惑がかかりました。
 
昨年は過去最高の赤字を計上しながら誰の責任問題にもなっておらず、今回のストはCEOの辞任を要求するのが目的だったみたいです。数年前には余剰人員を整理しようと試みたのですがケニアでは労働者保護が行き過ぎた感があり、法廷で争った後、誰も首になりませんでした。これも低レベルのサービスと高額チケットから脱却できない要因のひとつであることは間違いないでしょう。幸い日本発のツアーでこの会社を使うケースは少ないようです。

ケニアで象牙焼却処分

先週末はケニアでゾウの保護に関して史上最大のイベントがありました。最初はケニア山の麓に広がるライキピア県にアフリカ4か国の首脳が集まって密猟反対の姿勢を改めて発表しました。このライキピアは白人が主導する保護活動が盛んな地域なので従来のように国が絡むよりも効果が期待できます。スターベッドもスイートウォーターズもこのライキピアに属します。
 
土曜にはみんながナイロビに戻ってきて、100トン以上の象牙を焼却処分しました。密猟を許さないという決意を示す目的で度々燃やされてきましたが、今回は最大規模だったそうです。ケニアの現政権の本気度は疑わしくもありますが、資源としての象牙を活用したいと考える南部アフリカ諸国とタンザニアは参加さえしてないですから期待しつつ見守っていきましょう。

2016年4月24日日曜日

4スターテントキャンプ③

ケニア各地に展開しているサロヴァグループがマサイマラに所有するテントキャンプも4つ星として認められました。数年前からレストランなどを改装してきたのできっと喜んでいるでしょう。
 
東マサイマラの草原の中という立地は追随を許しません。宿に入ってしまうと藪が多く眺望などはありません。できる限りたくさんのテントを詰め込んだ印象があります。追加料金は発生しますがクラブテントというカテゴリーなら私も泊まってみたい気がします。入口にはドアと鍵がついていて室内は広く、バスルームもダブルシンクです。大勢でわいわい楽しく美味しいバイキングを食べて過ごす休日ならぴったりの場所です。

2016年4月22日金曜日

公認4つ星テント②

マサイマラの最深部にあるアシュニルも4つ星をもらいました。ここはWow!っていう驚きが今ひとつ足りないからファイブスターに届かないのだと思います。景色もないし。
 
でもバスルームはすりガラスで仕切られていてナイロビにある豪華ホテルのようですから綺麗好きの日本人には受けるはずです。寝室はキャンバス地のテント風ですが広くてコンセントもたくさんあります。ベランダも標準より随分大きいですからイスを持ち出したりいろんなことができます。7月にはヌーの群れが近くを通過することもあるそうです。

2016年4月18日月曜日

政府公認4星テント①

コテージと比べて数多くのテントキャンプが4つ星を与えられたので、不思議ですが、順に検証していきます。
 
まずはイル・モラン。プールもスパも無いにも関わらずむやみに広い室内、猫足のバスタブ、川沿いのテーブルで提供されるコースディナーが役人に評価されたのでしょうか。他にバスタブがあって4つ星になったのはマラ・エクスプローラー。バスタブさえ無くて値段設定も低めだけど同じ系列のイントレピッズも共に4スターを与えられたのは何故でしょうか。現大統領が経営に絡んでいるからとうがった見方をされても文句は言えないはずです。

公認4つ星ロッジ発表

時間が空きましたが引き続きケニア政府が先日発表した4つ星ホテルについて、コテージタイプの施設に絞って見ていきましょう。
 
日本でも知られているものから優先するとマラソパに加えて写真のキーコロックも公認されました。私はペンキ塗りたてみたいな安っぽい窓と扉だけを見ても賛成しかねますけどね。室内は古いままですが星獲得のために急いでドライヤーや冷蔵庫を設置した印象を受けます。
 
もし滞在したらワァ、すごいって思えるのは広い芝生の庭、柵がない開放感と、あとは隣接する池にゾウやカバが遊びにくるのでそこに作られた木道を歩いた時の驚きくらい。つまり居室以外のモノゴトに限定されそうです。

2016年4月17日日曜日

大分の医療法人

大分市にある諏訪の杜病院が数年前からケニアにとって良いことをしようと努力しているとは聞いていましたが、とうとうナイロビ市内の病院内にCTスキャンを備えた検査室を先日開設したそうです。民間のルートで出来ることとしては最高レベルにあると思います。
 
くしくもウガンダで唯一の放射線治療機器が修理不可能なくらい壊れたというニュースも入ってくる中、意義がさらに増すことでしょう。

2016年4月15日金曜日

ハリウッドA級スター

今回で何度目になるのか覚えていませんが、今月末にケニアの公園管理局が倉庫にある象牙を焼却処分します。その量は100トンを超える点でも珍しいですが、もっとすごいのが列席すると噂されている面々です。
 
なんとディカプリオ、ニコール・キッドマン、エルトン・ジョンです。実際に来てくれたら日本でも報道されるんですけどね。