2014年4月16日水曜日

地球上で二箇所

現在のマウンテンゴリラの保護区は大きく分けて二箇所あります。ひとつは面積330平方キロのブウィンディ国立公園で、敷地は全てウガンダ領内にあります。カンパラから車で10時間かかります。
 
もうひとつはウガンダ、ルワンダ、コンゴにまたがって作られたヴィルンガ火山公園です。本来はゴリラさんは国境など関係なく自由に行き来していたのでしょうが、やはり山頂や尾根などは人間が境界線を引くのに適していたのでしょう、こちらの都合により三ヶ国で分け合う形になってしまいました。この保護区のウガンダ部分はムガヒンガ国立公園と呼ばれていて、前述のブウィンディと合わせることでウガンダはゴリラを最も多く抱える国という名誉を得ます。その数は400頭を超えるそうです。一方ルワンダ部分はヴォルカン国立公園と呼ばれていて首都から車で3時間という近さにあります。

2014年4月15日火曜日

おだてても無理

西はガボン、東はウガンダまで東西に長く伸びた熱帯雨林の中にかつては平和に暮らしていたであろうゴリラさんですが、開墾などの人間活動によって生息域がどんどん狭められた結果、現在の3地域に分断されたようです。
 
最も希少なマウンテンゴリラは一時期周辺諸国の度重なる内戦によって保護活動が停止し、300頭近くまで数を減らしたようですが、現在のところはウガンダ及びルワンダで政治が安定しているしエコツーリズムの価値も見直された結果、600頭近くまで回復しているようです。出産のサイクルが4年に一度、妊娠期間が8ヶ月というスローペースを考慮すると奇跡的です。ほとんど木に登らない(登れない?)彼らが好む生息環境は密林よりはむしろ樹冠がくずれた後に発達する二次林なので、現在保護区の周辺に多くある放棄された元農地(開墾後に国立公園に組み入れられたから)がちょうど彼らが棲むのにぴったりなのもラッキーでした。

2014年4月14日月曜日

グレートな親戚

大型類人猿がグレートエイプの和訳にあてられています。グループで最大なのはもちろんゴリラ。生息域によって3つの亜種に分かれていて、体が最も小さいのは上野にもいる西ローランドゴリラ。蒸し暑いガボンなどに暮らすためか細身で毛深くありません。和製英語の悪影響により私は最近までファッションモデルか電子ピアノに関連するゴリラかと思っていましたが単に低地(Lowland)に棲むってだけのようです。日本の英語教育をいまさらながら激しく憎んでいる私です。

亜種のうちウガンダ、ルワンダ、コンゴに棲むマウンテンゴリラは体重160キロ程度ですが異様に毛深いので一番体が大きく見えます。世界のどの動物園にもいないので出会うなら現地のジャングルに分け入る覚悟が必要な点で最も神秘的です。

2014年4月13日日曜日

プラネットオヴエイプ

邦題は猿の惑星ですが、英語のエイプは我々のように尻尾を失ったサルのグループを厳密に指すようです。「類人猿の惑星」ではヒットしなかったかもしれません。
 
エイプにはアジアに棲むかわいらしい手長猿も含みますが、やっぱり目を引くのは大型なエイプ、つまり御三家オランウータンとチンパンジー、そしてゴリラでしょう。ヒトもそこに属しますが今回は割愛します。

2014年4月12日土曜日

僕らの大家族

サイズの大小はありますし中にはネズミ?って思えるのもいますが、猿っぽい動物の総称が霊長類(サル目)だそうです。
 
2年前に上野で見たコロブスモンキーも牛と同様の効率的な胃袋は持ちますが猿の仲間に違いありません。サファリ中に見かけやすいのはバブーンかベルベットモンキーのほうだと思いますが。

2014年4月11日金曜日

sit-n-wait②

ケニア政府の泣き落とし戦略がまた豊かな実を結びました。世界銀行が8月に燃え落ちてから放置され続けているナイロビの国際空港到着ビルを見かねて2億円を再建のために援助するそうです。原因は工事現場からの失火だったのですが防火責任者も空港管理公社の局長でさえも処罰されたというニュースはこれまでに耳にしていません。
 
現在最も割りを食っているのは空港送迎の業者でして、日陰もない灼熱の太陽の下で仮設の出口から出てくる観光客を待つこと、1時間に及ぶこともあります。

2014年4月8日火曜日

ワシントンVSナイロビ

今年の夏にアメリカのスミソニアン博物館でケニア関連のイベントが行われるそうです。文化の紹介はもちろんサファリツアーの宣伝も行われるそうです。
 
確かにナイロビにある国立博物館はスミソニアンと提携してるようですし、ケニア観光業の宣伝にもなるのでとてもいいアイディアだと思います。上野でもやればいいのに。

2014年4月7日月曜日

ある意味伝説

でも正直言ってアフリカの格安って乗りたくないですね。LCCの対義語はレガシーキャリア、あるいはフルサービス航空会社ですが、国営のケニア航空のサービスからして格安、格下、お客に我慢を強いるのが当然なレベルですから。
 
数年前ロンドン線に乗ったらケニア人のCAに機内食を投げられましたもん。走馬灯じゃないけどありえない状況にびっくりし過ぎてレトルト食がスローモーションで宙を舞っているように映りました。ある意味レガシーですよね。

2014年4月6日日曜日

座布団一枚

ジャンボつながりで語るとすれば。。
 
先月からケニア国内でも格安航空会社が運航をスタートしました。その名もJambo Jet。こっちのジャンボはスワヒリ語のあいさつのほうですね。当人はうまいこと言ったつもりなんでしょうけど。ナイロビからモンバサまで最低価格は3000円から。尾翼のシマウマ模様がマニアなら萌えるはず!ちなみに他の機材は豹柄でした。スッチーはミニスカではなくピンクというか紫の衣装です。保守的な東アフリカ、特にウガンダではミニスカってだけで路上で乱暴される恐れがあるので日本のスカイマークのようには行かないようです。

2014年4月5日土曜日

スーパー高校生

圧倒的な強さで女子日本代表が17歳以下のワールドカップを制したのはとんでもないことだと思います。日露戦争での勝利と同じくらいのインパクトをアジア諸国に与えるのでは?
 
決勝の会場はサンホセでした。エコツーリズムで名高いコスタリカの首都です。私も2005年に訪れて勇気をもらった記憶がよみがえってきました。

ジュンボ体験

私の中でのNO1ジャンボ体験は一頭の雄ゾウがサファリ中に道路に出てきて、それはそれはでかかったのですが写真がストックから見つかりませんでした。
 
一方、ジャンボ達と心を通わせた瞬間となったのはここジンバブエでのエレファントサファリですね。タトゥというスワヒリ語の名前がついた女の子。5千円で買ってきた魚拓ならぬ象拓(足部分)は額縁に入れて部屋に飾ってあります。ちなみにケニアでは英単語は全て字面どおりにカタカナ風の母音で発音されますので、Jumboもジュンボと言わないと通じません。

2014年4月4日金曜日

さよならジャンボ

なんか日航が最後のジャンボ機を手放したそうですね。
 
Jumboって言葉は巨大なものを想像させますね。ただ語源は昔実在したアフリカゾウのある一頭の名前みたいです。そのゾウもスーダンで捕らえられた個体らしいです。
 
つまりスワヒリ語ともケニアともなんの関連もないってわけです。私が通った埼玉の中学校の英語の教科書クラウンにはジャンボって会話に出てきましたけどね。

2014年4月3日木曜日

Sit-n-wait

交通事故死者数が問題になっているケニアで(といっても年間三千人を超える程度)新法が施行され、4月いっぴから全ての商用車はスピードコントローラーを内蔵することが義務化されました。それがあるといくらアクセルを踏んでも時速80キロ以上出なくなります。
 
12月から猶予があったにも関わらずほとんどの業者、オーナーは前日まで傍観し、31日になって慌てて全員が自動車修理工へ殺到しました。一日で数千台の処理ができるわけもなく、4月1日は公共交通機関が麻痺しました。ひとつの機械が4万円もすることも原因ですが、根底には法律が交付されても自分が気に入らないものなら直前に誰かがストップしてくれる、誰かが助けてくれる、という無根拠な期待感がケニア人のほぼ全員に共有されている点だと思います。文化と言い換えてもいいでしょう。
 
そして望みどおり、翌日には2週間の猶予期間延長が発表されました。これで100キロ出せる車が大手を振ってしばらく暴走できるし、その間に奪われる命もあるわけです。ケニア万歳!Long Live Kenya!

2014年4月2日水曜日

ドリームライン

警戒態勢がどんどん厳しくなるナイロビの空港ですが、そこを拠点にしている国営のケニア航空もエチオピアのそれに遅れること数年、やっと787をボーイング社から受領するそうです。
 
今月中に6機、その後は年内にさらに5機が到着するそうです。記念キャンペーンとしてミニチュアモデルのプレゼントを行っていますが、その応募条件はKQのステッカーを愛車の目立つ場所に貼り付ける、というものです。なので市内の道路は現在テロにも負けず夢に溢れています。

2014年4月1日火曜日

手榴弾2発


エイプリルプールだったらいいのですが、本当のニュースとして昨晩ナイロビ郊外で手榴弾によるテロが起きました。6名が亡くなったそうです。
 
場所はソマリア人居住区で、古着の買付けなど特別な目的がなければ普通のケニア人でも足を踏み入れない町です。ケニア軍を始めとする連合軍がソマリアに巣食うテロ組織の包囲戦を一昨年から展開していますので、最後の悪あがきと見るのか、またはテロリストの分裂細胞がケニア内に拡散していると見るのかは分かりません。

2014年3月30日日曜日

反転攻勢

モンバサでのテロ行為から一週間経ち、ケニア政府の治安維持能力が疑問視される中での良いニュース。英国航空がデイリーのナイロビ線の機材をトリプルセブンから747に変更して実質700席/週の増席を図るそうです。また週3便のウガンダ線を4便にするそうです。
 
昨年カタール航空が日航などの属するワンワールドへ加入したことを受けて、BAもカタールとの共同運航便を増やしてアフリカ内での影響力を増やす予定もあるそうです。

2014年3月28日金曜日

ところ変われば

こないだまで西洋世界に彩りを与えていたアフリカ発のニュースと言えば南アのパラリンピック選手が恋人にピストル4発ぶち込んだ事件ですね。
 
最近ホットなのは西アフリカのエボラ出血熱関連。ギニアではコウモリをスープにして食べるそうで、感染源としてあの洞窟に住む静かな動物が疑われているそうです。政府は先日コウモリ食を禁止しました。
 
※写真はナイロビでかつて食することができたダチョウのオムレツ。エボラとは関係がありません。

2014年3月27日木曜日

泣いてないって、これ汗だから

統計によるとケニアで今年に入ってから、たった三ヶ月ですが、密猟によって命を奪われたサイの数は18頭、ゾウは51頭に上るそうです。
 
そんなタイミングで昨日、取り締まる当事者である野生動物管理局が緊急記者会見を行い「ケニアの動物達は危機的状況にはない」と宣言したことは間違いだ、と新聞の社説にありました。長官の保身が目的なのかは不明ですが、もっと密猟してもいいよと言っているように私にも聞こえました。

2014年3月26日水曜日

ゾウの涙

その滝田さんの活動を応援できるリストバンドが今は在庫切れなのですが、ご自身にもゆかりのあるアメリカへ発注しているだけあって素材や色がかわいいですね。
 
昨年帰国した際にいくつかの旅行会社に協力を求めたのですが、たった5ドルなのに販売価格の値上がりのほうを懸念していました。マスツーリズムの限界を感じた瞬間でした。

獣の女医さん

4/5(土)にNHKのBS1にて象牙密猟のドキュメンタリーが放映されるようです。マサイマラに移住してこの問題に精力的に取り組んでいる滝田明日香さんも撮影協力しているとか。夜の10時からだそうです。

http://www.nhk.or.jp/documentary/

2014年3月25日火曜日

じゃあその牙は?

アバーデアでは日曜日の朝、一頭のゾウが殺されました。牙を抜く作業中の密猟者を野生動物公社の兵士が銃撃、二本の合計重量が1.5トンを超える牙を残したまま犯人は逃走したそうです。
 
先週は北部のライキピアで7歳のサイ、デニスがやはり密猟者の手に落ちました。正副大統領がともども国際法廷で裁かれているケニアで抜本的改革を望むのは無理なのでしょうか。

2014年3月24日月曜日

その角は誰のもの

先日なんとマサイマラの中でクロサイが密猟者に殺されたそうです。これは保護区内の事件としては5年ぶりのことだそうです。角を粉末にしたものは東南、東アジア諸国のエンドユーザーに届くころにはグラムあたりの価格がダイヤモンドやプラチナをしのぐまでに上昇するそうです。どこかで負の連鎖を断ち切らないとサイは動物園だけで目にする生き物になりかねません。

2014年3月23日日曜日

プライド(ブ)ジャパン

International Data Corporationsの統計によると東芝が2013年の東アフリカにおけるラップトップ型パソコンの売り上げ数NO1だったそうです。東アフリカ新聞に載っていました。お店でもよく見かけるな、程度の認識だった私の誤りでした。マーケティングに注力を続けた結果なのだと思います。
 
通貨統合の目標期限をとっくに過ぎても誰も罰せられない、ゆる~い感じの経済ブロックですがメリットは確かにありそうなので今後も亀の歩みのごとくしっかりと進んで行くことでしょう。

2014年3月18日火曜日

アフリカのプライド

ケニア人のアカデミー賞にもびっくりしましたがある意味こちらのニュースのほうが奇跡。
 
英国ヒースロー空港での先月の最優秀定刻運航キャリアがケニア航空だったそうです。出発便に関してはなんと100%だったとか。到着便の定刻率は75%と低かったのですが平均値でトップに立ったそうです。全日空に肩を並べる日が来るのでしょうか、いつか。

雨季過ぎ

フラミンゴで一瞬だけ注目されたボゴリア湖やバリンゴ湖のほうでは雨がひどくて閉校に追い込まれる小学校も出てきました。教室が水没してるそうです。

ここナイロビではくもりの日が増えて来ました。気象予報によると今年の雨季は例年通り、とのことです。

2014年3月13日木曜日

通勤地獄

近所のショッピングセンターの4階に上ってビールを飲みながら、夕方になってもぎらぎら照りつける南緯ゼロ度の太陽に焼かれている帰宅中の人々を眺めていると「ナイロビって都会だなぁ」って思います。
 
以前、会社のスタッフがオフィスの水道水をポリタンクに入れて持って帰ろうとしていたので理由を質したら「塩素の味が好き」って答えでした。ところ変わると文明の基準も変わるんです。

2014年3月12日水曜日

オールジャパン

中国からの渡航者数は、1万人を少し超える日本のそれを尻目に、昨年は4万人を超えたそうです。建設業の従事者をさっぴいたとしても多いですね。
 
しかしここへ来て日本も頑張っています。三井物産がモンバサの都市交通システムのプロジェクトを取ったそうですし、豊田通商は地熱発電に加えてナクル市で肥料工場を建設するそうです。ロート製薬もオフィスを開設しました。僕はといえばここの自然を守って行きたいだけなんですけどね。

2014年3月11日火曜日

スルー禁止

今朝のウィルソン空港の入口には30台くらいの車が渋滞の列を作っていました。検問をしいて一台ずつトランクを開けたりしているから敷地に入るまでに時間がかかっているのです。
 
私なんかたまにコーヒーを買いにターミナル内のカフェへ歩いて行きますが、その時さえストップさせられることもあります。だいたいは顔見知りの警官なのでスルーできますが。

2014年3月9日日曜日

給与カット

久々にBBCのトップニュースにケニアに関することだけど「事件でも非難する内容でもない」ニュースが上りました。現政権の閣僚が給料を最大で15%返還する、というものです。
 
今日はちょうど大統領の就任から一年。中国が入札した新幹線工事の不正が国会で議論されたり県知事が予算の何倍もお金を浪費していたり、ろくなニュースがなかった中での巻き返しの一歩にはなりそうです。
 
※ちなみに大統領の削減前の月給は140万円ほどでした。

2014年3月8日土曜日

ウーマンデイ

今日は世界女性の日だそうで、朝刊に「もしあなたがケニアで女性として生まれたならば」というデータが載っていました。
 
・あなたの平均余命は50歳
・文字を読める大人になっている確率は70%
・45歳の時点でシングルマザーになっている確率は60%
 
ちなみにケニアの人口全体に占める割合は過半数で52%だそうです。

2014年3月3日月曜日

2本で2万ドル

ケニアと異なりタンザニアでは高額な申請料を払えばハンティング、つまり生きている雄の動物を銃で殺すことができます。仕留めた獲物の持ち帰り代金は別になっていて、例えば現在32キロを超える象牙は$21,900だそうです。
 
ハンター協会はこの収入が自然保護に活かされていると主張し、一方ツアー会社は正反対の主張です。タンザニアでは一日30頭のゾウが殺されているというデータもあり、前者の立場は日に日に苦しくなっているそうです。

2014年2月28日金曜日

年間2万頭

インターポールによりますと、象牙の密猟がアフリカで最もひどいレベルにあるのは6月に日本と対戦する国ではなくてタンザニアだそうです。
 
不法に取得された象牙は汚職がはびこるケニアのモンバサ港からアジア諸国へ積み出されるそうです。ケニアでは象牙の不法所持に対する罰金がわずか3万円だったのが100万円に引き上げられたばかりなのですが、効果はまだまだと言わざるを得ないです。

2014年2月27日木曜日

半歩前進

観光省によると観光客を乗せたケニアの車両がタンザニア国土に近々入れるようになる、これは歴史的一歩だ、と自画自賛しています。実際は数年前まで普通にやれていたし、今度の決まりでも空港エリアには立ち入り禁止という意味不明な規制は残ったままなのでメリットは限定的です。
 
いつになったら本当の意味で東アフリカ共同体が出発するのか、そしてマサイマラとセレンゲティをつなぐサンド川ゲートがいつ再オープンするのか。これは私の生きているうちに実現するか怪しいくらいです。

2014年2月19日水曜日

睡眠スイス

エチオピア航空の副操縦士が202人の乗る自機をハイジャックして朝6時にジュネーブに着陸した事件にはびっくりしましたが、もっと驚くのはスイス当局の対応でした。なんでも空軍の勤務時間外だったのでスクランブル発進をしなかったとか。ちなみに土日も休んでいるそうです。

2014年2月15日土曜日

約束の地

浪人生か大学生にとってはカレー屋の名前に過ぎませんが、僕らにしてみたらエチオピア航空が夏からの成田の発着枠を確保したってニュースは驚きを通り越して心配にさえなります。
 
アフリカでもベスト5の航空会社であり、経営状況も評判もよく、さらにはANAに次いでボーイング787を受注するほどの会社ですから本気だとは思うのですが。ビジネス客は期待できないですからレジャーと乗り継ぎ(特に西アフリカ方面)に期待しているのかもしれません。

2014年2月14日金曜日

謝肉祭

もうすぐ世界各地でカーニバルとそれにまつわる騒ぎが始まります。
 
一方、ナイロビにあるバーベキューで有名なレストランは音に近づけるならカーニヴォァ、です。肉食動物全般のことです。来店したならあなたもライオンの気持ちになって肉を食べまくろう!というコンセプトです。セオリー、シチズンと同様に和製英語の弊害と言ってもいいでしょう。

2014年2月13日木曜日

キリングキリン

この前ニュースになった、コペンハーゲン動物園でのキリンの殺処分事件。18ヶ月になった雄の頭を空気銃で打ち抜いたそうです。
 
どの亜種だったのか調べてみると、やはりケニアに棲むアミメキリンでした。色あいが美しいので展示の対象になりやすいみたいです。ケニアではサンブルかメルーでよく見られます。ちなみに肉は園内のライオンに与えたそうです。

2014年2月3日月曜日

3000人キラー

オーストラリアで人喰いワニが騒ぎになっているようですね。ちなみにナショジオのウェブ版によればサメによる犠牲者は年間5人ほどで、ゾウは500人。では動物園で人気のカバはというとなんと年間3000人の死者を出しているそうです。
 
それでもあまり憎悪の対象になっていないのはその愛くるしい体形のおかげでしょうか。

2014年2月2日日曜日

通常運行中

テロ組織の活発化が世界中で不安視されるなか(イエメンで攻撃があったそうですね)、ナイロビではSNSによってイギリス発のフライトのキャンセルが始まったという噂が広まったようですが、デマだったことがわかりました。

昨日もドーハやアブダビからも普通に便が到着しておりますのでご安心ください。

2014年2月1日土曜日

ロングスネイク

つまり空港へ向かう道路上に長蛇の列ができていますから、帰国便をお持ちの方は通常の2時間ではなくて3時間前には現地に着いているようなスケジュールを考えてください。ヌーと違って路肩を走行してどんどん列を追い抜く輩も出てきますが、こればっかりはケニア全土で見られる現象ですからどうすることもできません。

3時間前行動

今週からナイロビの空港入り口では警察による検問がとても厳しくなりました。車両だけでなく運転手も車外に立たされチェックを受けています。
 
今朝も空港の敷地に入るまでに40分も待たされました。ケニアの常として、一般市民の利便性は全く無視されて単に手続きだけを上から目線で導入するので、我々ができることは「空港には早めに行く」ことだけなのが残念です。

2014年1月30日木曜日

EAC

遅々として進まない東アフリカ共同体構想にまたもや打撃です。1月から予定されていた「ケニア・ウガンダ・ルワンダ共通ビザ」が延期になりました。もっとも100ドルという価格設定だったので2カ国しか行かない場合にはメリットは全然なかったのですが。
 
分け前の分配方法ですが、なんでも最初の到着国が10ドル取って、残りを等分するつもりだったようです。旅行者の立場からすると費用の問題よりも国境での手続きの簡素化につながれば十分メリットとなるのですが。

2014年1月19日日曜日

樹の上ホテル

先日ニエリに行ったのは、リノベーション後のツリートップスを見るためでした。前回の滞在は5年前にもなるので。
 
大きな違いはトイレとシャワーが室内に設置された点。そして結果的に50室あったのが30に減ったため朝食をロッジで取れるようになり、また夕食がセットメニューになっていました。難点は予約が取りにくくなったことでしょうか。前回見られなかったゾウは今回は夕方から夜にかけてホテルの前の水飲み場に遊びに来ていました。

詐欺⑵

対策としては気弱な態度を見せるとつけ込んで来ますから、まずは相手が首から下げている名札をしっかり見てください。後で当局または告発サイトで報告するためです。
 
次にそんなルールは知らないとはっきり伝えましょう。しつこい場合は航空会社のスタッフを見つけてヘルプを求めましょう。これで大体は撃退できます。

イエロー詐欺

先日ケニアを出国しようとしていたお客様が詐欺に合いかけました。しかけて来たのはなんと黄色い制服姿の空港職員。「黄熱病の接種証明が無いなら出国させない」と言ってきたそうです。
 
そんな新ルールができたわけではないのでみなさんも決してひるまずお金など渡さないようにしてください。

2014年1月18日土曜日

5150m

アンボセリ滞在中は初日の午後と二日目の朝に山がすっきり見えました。いつも課題となる「山とゾウ」の写真は今回も失敗しました。
 
翌日はニエリに移動し、翌々日のケニア山と朝焼けも大変きれいに見えました。山に恵まれた旅になりました。アフリカ最高峰と第二位を連続で見に行くっていうのもおつなもんです。

2014年1月17日金曜日

値上げ②

アンボセリは従来の80ドルから90ドルになりました。アバーデアは人気が無いにも関わらず15ドルの値上げです。
 
昨年は治安上の不安要素が続き、ついには100万人を切ったのではないかと予想されるなかでの値上げは一般には理解されにくい動きです。今週行ったアンボセリでは観光客が少ないのをいいことにキリンがリラックスしていました。

2014年1月16日木曜日

10ドル値上げ済み

またもや利用者無視の対応がケニアで始まりました。国立公園の入園料が昨日から最大15ドルの値上げとなりました。特にメディアで報道された形跡はありませんでした。
 
国の方針ですから払わないことはないのですが、可愛そうなのは外国人観光客です。知らないままゲートに着いたら自分のドライバーからあと10ドル払え、さもないとサファリができない、急に決まったので誰も悪くない、などとすごまれるのですから。

2014年1月7日火曜日

夜行バス

クリスマスの夜に夜行バスがこけて15人が亡くなったことを受けて、ケニア得意の鶴の一声がまた発出されました。全ての公共バスは夕方6時以降の運行は禁止、というものです。
 
困っているのは新学期が始まった生徒達で、帰省先から学校に戻れなくなっています。日中のバス料金は2倍から3倍に便乗値上げされてもいます。
 
一番喜んでいるのは交通警察らしく、夜も更けると辻に出張ってきては目につく車を次々に停め、臨時収入を手に入れているようなのです。

2014年1月2日木曜日

日出ずる国

2014年はアフリカにも平等にやってきました。今年はサファリ愛好家にとってどんな一年になるでしょう。良い年になるといいのですが。
 
ナイロビでは年越しに小規模な花火が上がった他は騒ぎもなく、今日から仕事始めの会社も多いです。キリスト教徒にとってはイースターのほうが大事な祭りなのでしょうがないです。