2013年9月25日水曜日

テロ終了

世界を騒がせたナイロビの占拠事件は発生から4日後にようやく終結となりました。私もたまにコーヒーを飲みに行っていたショッピングセンターでした。最後はケニア軍が犯人グループを射殺して現場を制圧しました。大統領の発表ではこれまでの死者は67人だそうです。建物の一部が崩壊しているのでガレキの撤去作業が進むに連れて被害者の数は増える見込みですが、付近には日常が戻りつつあります。
 
もっと多数の人命が奪われた2008年の暴動の責任を問われている現職の副大統領も、オランダでの審理を一旦ストップしてもらって急いでケニアに戻ってきましたが、週末にはハーグへとんぼ返りして引き続き原告の話を聞くことになります。どちらのケースも真犯人や背景の究明が待たれます。

2013年9月21日土曜日

スターベッド

話を急にロイサバに戻します。数ある無料オプションの中でも特別なのが「スターベッド」です。耳慣れませんが、ようは星空の下にベッドを出して寝てみよう!という企画です。
 
ロイサバロッジに3泊する人はこのスターベッドに挑戦できます。2泊しかしないと繁忙期の場合は参加できない可能性があります。宿の主人にスターベッドを試さないで帰るお客がいるか聞いたらたまにいる、とのこと。ここまで来たら雨は不安ですがマストですよね!?
 
※写真はロイサバ提供、ベッドからの眺め

2013年9月20日金曜日

渋谷ライオンズ

今週から来月7日までムパタの展覧会、と言っても宿ではなくて画家の方ですが、なんと渋谷西部で開催中です。入場料1000円。この数週間は渋谷近辺の旅行代理店でケニアツアーの申し込み数が急上昇!することを願っています。
 
ケニアのムパタ、それもスイートルームに泊まるとS.G.ムパタの原画を拝むことができます。彼と宿の関わりについては展覧会で、または集英社文庫の「アフリカの王」を読んで自分で勉強してくださいね。

2013年9月14日土曜日

出会いは禁止

ケニアの空港を食べ物に例えるとしたら、その材料は無責任と不親切さと権威への盲目的な追従を煮込んだ鍋料理だと私は思います。
 
昨日は制服を着た職員に嘘をつかれました。カタールの到着時刻と待合場所についてです。

今日は新しい待合場所から追い出され、6車線の道路を挟んだ反対側のかんかん照りの駐車場で到着客とミートしろと言われました。目の悪い日本人だったら見えない距離です。気が動転しやすい添乗員だったらすぐさま「ミスミート発生」とか言って日本に電話するでしょう。観光客が一年で10万人も減った原因はこういうところにもあると私は思います。

2013年9月13日金曜日

いきなりオプン

もうね、事前連絡もないんですけど、国際線到着の全てが今日からユニット4の隣にある立体駐車場をを使うことになりました。建設中の廃墟みたいな灰色のビルです。本来の駐車スペースに人垣ができています。来ケニされる皆さんはそこで自分の迎えを見つけてくださいね。

2013年9月11日水曜日

開花宣言

昨日市内で咲いているジャカランダの樹を見つけました。考えてみればもう9月ですから不思議ではありません。
 
これからケニアを旅行される方は街路樹を気にしてみてください。紫色の房状の花はきれいですよ。

ドバっと咲いている場所は鉄道博物館の近く(治安に不安)、ナクル市へ向かう幹線道路脇、ラビントン地区(ツアーでは通らない)、カレン地区(ジラフセンターから回り道すれば)あたりです。

2013年9月10日火曜日

テント天国

到着時に使っているテントはこんな感じ。新興宗教団体の会合や結婚式でよくレンタルされるタイプです。

降機してから徒歩、あるいはバスでテントまで連れて行かれ、ウェブカメラを用いた入国手続きを行います。荷物は雑多に地面の上に置かれるので、自分の荷物が他人に持って行かれないように注意してください。手続き自体は簡素になっているようで到着から1時間くらいで建物の外に出られることが多いです。

公園内の宿泊施設だけでなく空港からテントの雰囲気を楽しめる国、それがケニアです!

2013年9月9日月曜日

出たら左

ボヤを見つけても消さないどころか免税店のウイスキーやATMの現金を盗むことを優先するような職員の話はもう終わりにしましょう。

到着業務はいまだにテントでやっています。EKやQRはテントで荷物を受け取ってから、ユニット3という建物から出てきます。出口を出るとすぐこういう看板がありますので、矢印のとおり左のほうへ歩いていってください。そこに屋根もなく吹きっさらしになっている人々が列を作って待っています。そこが現在のミーティングポイントです。

一ヶ月経って、燃えた外壁を隠すために横長のポスターが掲げられました。ヌーの写真と共に「大移動、始まりました」ですって。冷やし中華じゃあるまいし、この国の役人は何考えてんでしょうか。

2013年9月8日日曜日

腐った空港

もともと燃えてないエリアなんですから当然ですが、火事から一ヶ月後にようやく出発手続きは以前のとおりに戻りました。
それに付随して、というか以前にも増して盛んなのが空港職員による賄賂の要求です。

先日、英語の話せない友人のチェックインを手伝おうと建物内に入れてもらいたい旨を入口に立つ係員(黄色いチョッキを着ています)に説明すると、まるで獲物を捕らえた肉食獣のように彼の目が残酷に輝いたのです。こっちに来いと手招きされた場所は、本来はイスラム教の女性の身体検査をするための小部屋。そこに二人で入るなり、特別だ、俺の権限だ、いくら出す?と臆面もないご様子。

他に入国審査官にビザ代を10ドル余計に請求されたケースもあります。観光立国を目指す国の玄関口からこういう輩が消え去る日は来るのでしょうか。いや、来ません。

2013年9月7日土曜日

飛べ、ドバイへ

おとといくらいからエミレーツ航空の出発手続きは本来の場所であったユニット1で行われるようになりました。
火事のあとはユニット3だったため、混乱を避けるために写真のような掲示がいたるところで見られます。カラー印刷、さらにラミネートしてある点に財力を感じます。同じ中東でもカタールはA4の紙切れ一枚でしたから。

2013年8月30日金曜日

週18便

カタールの懐具合はまだまだ余裕があるようで。。
国営航空が9月からドーハナイロビ間を今より4便増やして週18便にするそうです。ワールドカップ開催はまだまだ先なんですけどね。

2013年8月29日木曜日

倉庫でGO

7日に起きた火事の後、国内線の発着は歩いては行けないほど離れた倉庫を使っています。元は貨物用の場所だったところです。
 
ひとつ屋根の下でスタッフも乗客も簡易トイレも収まっていてアットホームな感じ。1年くらいこのまま続けそうな雰囲気です。

2013年8月10日土曜日

藪的食事

ロイサバでは「のんびり二人っきりでアフリカの空の下で朝食を食べたい」という夢もすぐにかなえてくれます(しかも無料)。

この日は川沿いの大きなイチジクの木陰にテーブルと椅子までセッティングしてくれました。卵もその場で調理。そろそろ切り上げよう、なんて間違ってもスタッフは言いません。時間を気にせず好きなだけ好きなことをしていていい、という状態は21世紀の先進国の日常ではなかなか訪れないでしょうから、そんなチャンスに恵まれたならば思いっきり楽しんで欲しいものです。

2013年8月9日金曜日

鎮火まで4時間

お聞き及びかもしれませんが、2日前の早朝、ナイロビの国際空港の到着ビルが焼け落ちてしまいました。

今日から暫定的な運用が開始されましたが、明らかにキャパオーバーのためチェックイン業務が異常な遅さです。2日間の滞在を余儀なくされた乗客も徐々に帰国の途に着く為、飛行機のOBも心配です。

2013年8月6日火曜日

ロイサ馬

ラクダより馬上サファリのほうがやっぱりエキサイティングです。多少の経験が必要ではありますが、お馬さんはおとなしいしヘルメットも貸してくれるし恐れることはありません。

インストラクター(とその馬)が先頭に立ち、参加者はその後ろをついていきます。車と違って静かに野生動物に近づいていくので生き生きとした姿を観察できるのが最大のメリットでしょうか。もちろんこのオプションも無料なんです。

※写真はロイサバ提供のイメージ写真

2013年8月5日月曜日

思ったより楽です

ケニアの特に北部地域ではラクダは一般的な家畜です。ランドローバーは快適なのですが、ある一日はそんな伝統的な交通手段に乗り換えて野生動物を探してみましょう。それがロイサバのオプショナルツアーのひとつ、キャメルライディングです。

ラクダの体高は思ったより高く、見晴らしはいいです。谷の向こうのキリン達が怪訝そうにこちらを凝視していたのが面白かったです。前後の揺れは激しいですが、未経験者でも簡単に乗りこなせるのでご安心ください。ラクダ同士は綱でつながれていて、先頭はラクダ飼いのおじさんが引っ張っていますので迷うことはありません。道中つまみ食いもせず黙々と歩いてくれるラクダ達を今回私はかなり好きになりました。

2013年8月4日日曜日

最初はゲーム

誰もが参加するアクティビティと言ったら、やはりここまで来たんですからゲームドライブでしょう。サイドがオープンになった英国車で朝と夕方に行われます。

ロイサバは地理的には北半球ですからアミメキリン、オリックス、ジャクソンハーテビーストなどが見られますが、動物の数は少なくシャイだし距離も遠いので、コンデジしか持ってこない人あるいはケニアが始めての人はサンブルに行ったほうが満足感は得られるでしょう。

でも私はかなり楽しめました。クリップスプリンガーを間近で長時間観察できましたし、ゾウはツァヴォ以上に赤かったし。もっとマニアックに攻めるなら発信機をつけたライオンのモニタリング調査にも参加できるそうです。

2013年8月3日土曜日

込み込みプラン

ロイサバでは到着後にお財布を開くことはありませんので、チェックアウトの時も誰にも何も言われません。なぜなら10種類以上用意されているオプションツアーへの参加がいつでも何度でも許されているからです。

私自身もこれほどサファリロッジでのオールインクルパッケージが心地いいものとは知りませんでした。なんせ自分の担当ドライバーが「明日は何する?」とか「これとこれ組み合わせるときっと楽しいよ」とかアドバイスをしてくれるのです。こちらはポケットの残金を(あるいはカード払いなら銀行口座)気にすることなく、興味の向くまま希望を伝えるだけなのです。あぁ夢のような3日間だった。。

2013年8月2日金曜日

鯖はでませんが

ケニアに住んでいると「ナイロビにうまいもの無し」という言葉が日ごとに実感されてきますが、ロイサバも例外では無く、ランチもディナーも毎日待ち遠しいほどでした。

ディナーは3コースでメインは初日からラム、ビーフ、白身魚とバラエティに富んだもの。肉は上質なのは言うまでもないですが、量や味付けがなんだか優しいタッチなんですね。言葉じゃあ伝えにくい微妙な差なのですが。私の中のヒットは前菜で出た熱々のカップに入ったスフレと、ランチ時のメレンゲ&レモンタルトでした。

別にここでグルメ自慢をしようってんじゃなくて、安くはない宿泊費の対価として得られるサービスが値段と釣り合うものなのかをちょっとずつ検証しているのでご理解ください。

2013年8月1日木曜日

レッツプレイ

ロイサバの滞在中はジントニックやハウスワインを含むほとんどのドリンク類が無料になります。私は疲れがたまっていたこともあり、ビールとスプライトを合わせたカクテル、シャンティを昼夜問わずよく作ってもらいました。

食事は母屋で提供されますが、特にディナー時には「家族団らんプレイ」が義務付けられます。つまりは7時半から暖炉の周りに全員が集まり、アルコールを片手に自己紹介、自慢話、失敗話の交歓タイム。8時になると宿の主人の「では、そろそろダイニングに移りますか」という合図によって隣室の長テーブルに着席します。私もこういうの不得意なのですが溶け込むよう努力はしました!

2013年7月31日水曜日

高くないっすか

ロイサバのシンボルとなっているのが絶景の尾根に建てられた宿泊施設です。客室は2部屋が隣り合うシャレータイプで全7部屋。その他に徒歩では行けない遠い場所にそれぞれ4人、10人を収容できるプライベート感あふれる独立コテージがあります。

このロッジの運営のために直接的に雇われている人数は常時約180人。ケニアでは正規雇用者ひとりあたりに家族親類8人が依存するというデータもあることから、最大で1500人がこのプロジェクトの恩恵に預かっていることになります。繁忙期のひとり一泊料金が700ドル(公示価格)と聞いたときは「高いなぁ」とつい口にしたものの、こういうストーリーを聞かされると徐々に私の気持ちも懐柔されていくのでした。

2013年7月30日火曜日

北緯ゼロ度

北半球に属するロイサバロッジへ陸路で行く際の最寄の町はナンユキですが、空路ならロッジの近くに滑走路があります。ナイロビからはサファリリンク社が午前に2便飛ばしています。

滑走路からロッジに向かう途中にはハイラックスが住み着くこんな滝もあります。今回はロッジに着くまでにアミメキリンやグレービーゼブラなど観察できました。

2013年7月29日月曜日

ロイサバウィルダネス

ライキピアの北端に位置する私営保護区のひとつがロイサバです。広さは150平方キロ余りですからナイロビ国立公園より少し大きいくらい。敷地をサンブルから流れてくるエワソ・ニロ川が流れ、記録された鳥類は300種を超えるという自然豊かな場所です。

ロイサバ保護区が特に取り組んでいるのは地元民を巻き込んでの経済的に自立した保護活動で、その中心でもあり象徴になっているのが「ロイサバロッジ」なのです。

※図内の紫色の線はこの4日間で訪れたルート

2013年7月28日日曜日

連絡協議会

この9,500平方キロという広大な土地を、国ではなく民間ベースの緩い横のつながりに頼って保護していこうという新しい試みがワイルドライフフォーラムLWFです。

本部はナンユキの飛行場にあります。加盟している団体は様々で、森林公園、農園、牧草地、動物保護区など。自然風景としてはサバンナは少ないですがアカシアの林や低木林、河川、岩地など多様です。日本で比較的知られたスイートウォーターもLWFの一員です。

2013年7月26日金曜日

ライキピア

ライキピアはケニア山の北西に位置する行政区域のひとつで、西はイシオロ県と、北はサンブル県と接しています。

ただし我々サファリ愛好家の間ではどっちかというと1992年に始まった、民間主導による自然保護の取り組みのほうを指します。広さはセレンゲティに匹敵するほどで、動物の多様性はマサイマラに次ぐとも言われています。

2013年7月18日木曜日

選ばれた牛

ヘミングウェイなど読んでしまうとこいつらの凶暴さがアフリカに来る前にインプットされてしまいますが、もちろん彼らに悪気はなく、こんなカワイイ仕草も見せてくれさえします。

水場から離れられないという弱みはありますが、700キロの巨体と複数の胃、進んだ消化器官、歯の役目を持つ歯茎などを生かし、アフリカの偶蹄目の中で一番の成功者となりました。現在人間に家畜として飼われているウシの起源はアジア由来だそうで、彼らをアフリカの地に放してもすぐに死んでしまうそうです。このアフリカのスペシャリスト、ケイプバッファローをそういう目で見るとなんだか尊敬の念さえ生じてきますよね。

2013年7月17日水曜日

ヌー、ヌー!

昨日はセケナニゲートの外にあるキャンプ、マラスプリングスに泊まっていた方もお弁当を持って川沿いまで遠征して、川渡りを見たそうです。

7月の渡り始めはいつもマラ川の東側、ルックアウトという小高い丘の付近で迫力ある渡河が見られます。ルックアウトには東側であればどの宿に泊まっていても半日で出かけられますので、宿泊場所の選択というよりも川渡りというドラマを見たい、見るまで帰らない、という執念のほうがポイントになるかと思います。

※写真は5月のマラ川、南マラブリッジ付近の様子

2013年7月8日月曜日

シラヒゲさん

アフリカへの入植者としてはオランダ人のほうが古株であるわけで、ヌー/Wildebeestを始め動物の名前は現在でも蘭語が主流です。

ヌーは見かけの相違から5つの亜種に今は分けられているようで、その基亜種はやはり南アに住んでいるブルーヌーになっています。僕らに馴染みのあるのは白髭亜種という派生形で、体重も200キロと親戚の中では最も小型だそうです。ライオンに倒されたヌーを見る度に「200kgのビフテキ、焼き方は超レア」というフレーズが思い浮かぶのは私だけでしょうか。

2013年7月7日日曜日

白眉のヌー

サファリ2日目からヌーが出ても注視しない観光客は少なくありません。果ては「蟻みたいにイッパイいすぎてキモい」とまで言われる始末。

お前ら(我々人間)こそ70億人もいて逆にキモいわ!

とでも言うようにガンを飛ばして来たヌーさんの髭は、東アフリカではあくまでも白いのでした。ちなみに南アに行くと髭は黒くなります。

2013年7月1日月曜日

ヌーはじめました

サファリを終えたドライバーさんの報告によると、29日にマラ川の支流のサンド川でヌーが川渡りをしたそうです。無線で騒ぎを聞きつけたのですが、距離があったので現場には行かなかったそうです。

30日にはムパタに宿泊したお客様もヌーの渡河を目撃できたそうです。場所は不明ですがお弁当を持って遠出をした努力が報われたのでしょう。

つまり今年もヌーの大群が到来し、昨年よりは早めに川渡りがスタートしたってことです。

2013年6月30日日曜日

成長ケンニャ

新聞によりますと、ここケニアの第一四半期の成長率は選挙前の社会不安をよそに5.2パーセントだったそうです。特に農業がよかったとか。高級モールをぶらぶらする人の姿も心なしか多く見えます。

2013年6月28日金曜日

オロイデン②

増水する前はボートは一艘しかなかったのですが、最近はこんなにスタンバっています。

最近大雨があり、そのときにオロイデンの水がナイバシャ湖に流れ込んだらしく、ナイバシャで鯉やナマズが大量に死んだ事件がありました。フラミンゴの好む水は、他の生き物にとっては有毒なんですね。

2013年6月25日火曜日

オロイデン

フラミンゴの群れをどうしても今見たい、ナクルの環境が改善するまで待てない、という人はここに行くほかありません。

ナイバシャ湖の西南にへばり付いた小さな湖、オロイデンの湖水は今でもアルカリ性が強く、千の単位でフラミンゴがまだ留まっています。シンバロッジのさらに奥、オルカリア地熱発電所よりも奥にありますので、往復で1時間は優にかかります。岸には観光客を当て込んだボートが朝から夕方まで待っているので値段交渉をしたのちに船を湖面へ滑らせます。

2013年6月24日月曜日

しのびよる獅子

ナクルロッジは丘の上だし部屋も山小屋風でしっかり作ってありますので、マサイマラでテント泊しているときのように獣達が行う夜間のコミュニケーションは就寝中には聞こえてきません。

でも翌朝ロッジを出て左折したすぐの道路上にライオンの群れが居座り、交通を妨害していました。立派なタテガミの雄が2頭。声は聞こえなかったけど、すぐ隣で君らも寝ていたんだね、僕達といっしょに。

2013年6月23日日曜日

泣かないで、ナクル

増水の影響で最近ではフラミンゴの姿はめっきり減りました。この朝はオオフラミンゴ(色が薄いのが特徴)が17羽いただけでした。

餌であるプランクトンがナクルに戻って来ない限り、彼らはこの周囲に点在するボゴリアなど他の湖をふらふら渡り歩くことをやめないでしょう。シロサイは未だにたくさんいますからナクル湖を観光ルートから外す理由はないんですけどね。

2013年6月17日月曜日

ナクル②

レイクナクルロッジの建つ丘から湖に向かって降りていくと、かつては草原だった場所は水面下に没していました。湖畔に近づくための新設された道路があります。アルカリ性の水が浸食しているので木々も枯れ始めていました。

ナクル湖はケニアでは珍しく360度フェンスで囲まれている公園なので、動物達は陸地が減ったにも関わらずどこへ行くこともできません。

2013年6月16日日曜日

ナクル拡大

次にびっくりしたのはナクル湖の水位の高さ。もう膨張どころじゃなく爆発中って感じです。

水没してしまった道路が多いので、公園内を移動する際には回り道をしたり余計な時間がかかります。以前のように湖畔に車を乗りつけての散歩は不可能になっています。

2013年6月15日土曜日

もやもや②

こちらが気球からの風景。太陽の光が空気中の煙に反射してしまってすっきりしませんね。

地上の動物様は普通にいて、ゾウやダチョウ、川べりで寝そべるライオンなど見られました。特にバッファローの大群が大きな円を描くように散らばっている様子は空から見て初めて分かるもの。本によると母親や子牛は円の中央部に集まるし、雄は円の周囲をガードするそうなのですが、そういう知識があると何となくそのように見えてくるのが不思議でした。

2013年6月14日金曜日

もやもやマサイマラ

んで、ヌーの群れ以外に驚きの発見が今回はありました。

一つ目はタンザニアの野焼きのひどさです。マサイマラから地続きになっているセレンゲティでは2年前から盛大な野焼きをするようになりました。ご丁寧にも国境に沿って、またヌーが移動する6月に行います。現場を私は今回初めて見たのですが想像以上でした。大気中には始終煙が立ち込めているので朝日が美しくありません。バルーンに乗っても遠くの景色はガスがかかったようでした。

ケニアのサファリ関係者は口を揃えて「タンザニアはヌーを囲い込んで観光資源として利用しようとしている」と不快感を示していますが、私も同じ意見です。

2013年6月13日木曜日

霧がはれたなら

東側ではバルーンサファリに参加して空からヌーを探しました。

飛行時間は約1時間、高度差は地表から最大で300メートル、カバーした距離は南西に15キロほどでした。朝もやが草原に低く垂れ込める様子は初めて見たし、とても美しいものでした。肝心のヌーはもっと南のサンド川方面に集まっているらしく、空からもその姿は確認できませんでした。風に吹かれてタンザニア国境まで飛ばされたら良かったのですが。

2013年6月12日水曜日

シマウマまだか

おとといマサイマラから戻ってきました。

北のムパタからトランスマラを縦断して、南のマラブリッジ経由で東マラまで走りましたがヌーの姿は見かけませんでした。

写真はキーコロックの近くの草原にいた群れ。大移動に参加しなかった「残留組」と思われます。

2013年6月4日火曜日

ずいぶんゼブラ

そういえば先月の始めにガバナーズのドライバーにマサイマラの南端まで連れて行ってもらったとき、シマウマの群れを結構な数見かけました。毎年タンザニアから大挙押し寄せるヌーの群れの先遣隊を務める彼らですから、今年の大移動も予定通り進んでいるような感じを受けました。

マサイマラでは特に北部のフィグツリー周辺の野焼きがうまく行ったようで、空から見ると新鮮な草が視界いっぱいに広がっていました。この草をヌーが食べに来るのは8月になるのか、はたまた9月までずれ込むのか。2泊しかできない日本人には大問題なのです。

2013年6月3日月曜日

VIVAビビンバ②

一方、残念なのは機内食。エコノミーのくせにごたごた言うなと突っ込まれそうですが、見かけも味も同じアライアンスであるケニア航空と大差ありません。

それでもビビンバを選べる時はまだましです。食べ慣れた味なので。ビビンバが売り切れか、あるいは2食目で魚かビーフしかチョイスがないときは辛いです。どんなにまずくても塩を振れば喉を通りますが、その塩も胡椒もついてないのです。ミールはパスしてスナックとして積んである辛ラーメン食べるほうがいいかもしれませんよ。

2013年6月2日日曜日

VIVAビビンバ

先月、2週間ほど日本へ戻りました。利用便は最も安かったソウル経由の大韓航空。

昨年の6月に週3便でスタートしたときはジャンボジェットを使っていましたが、今回乗ってみると新型のエアバスでした。エンタテインメントはオンデマンドで日本語字幕つき映画も10本以上あり、CAさんも日本語のあいさつができます。搭乗後に私が思いついた宣伝文句は、

「ケニアに行こう!(ほぼ)日系航空会社のコリアンエアーで」

です。異論はあるでしょうが、昨年KEが張った以下のキャンペーン文句よりはずっとましだと思います。すぐにケニア人からクレームがついて削除することになったのですが。

「コリアンエアーでナイロビへ!大草原やサファリ、そして原始的な熱気に溢れる先住民があなたを待っています」

2013年5月10日金曜日

やっぱ餌はミミズ

ムワンザへ行った強い動機のひとつにはお魚との出会いもありました。ライオンを観察しているのはここ数年の話ですが、私の熱帯魚飼育歴は15年を超えますので。

ただ港に行ってもティラピアとナイルパーチの姿しかなく、やはりタンガニイカ湖かマラウィ湖まで出かけるしかないと今回誓ったのでした。

2013年4月14日日曜日

アイランドサファリ

この島には猛獣はいないのでウォーキングサファリができます。1時間ほど歩いただけですがインパラやハイラックスを見かけました。島を休憩所と捉えているのか鳥相は豊かで、カワセミや猛禽類、ウの仲間などがたくさんいました。

2013年4月13日土曜日

ここでも国有化

ムワンザにも国立公園があります。沖合いに浮かぶ0.5平方キロの小さい島がそれです。以前は個人の所有になっていて動物園として使われていたそうですが数ヶ月前に国が買い取って以来、キャンプ場やトイレ、遊歩道などを新設したそうです。港から国立公園のボートが出ていますので日帰りツアーにぴったりです。

2013年4月9日火曜日

箱根じゃなくて

アフリカ最大の湖の水平線を飽きるまで眺めていることができるレイクビューつきの大型リゾートホテルもありました。プールもいっちょまえに無限の広がりを感じさせるインフィニティプールでした。インド人が下着で入っていましたけども。
市内ホテルかこのリゾートか宿泊タイプを選べるようにしておくのもいいですね。どっかの会社がムワンザツアーを企画してくれないかなぁ。

2013年4月8日月曜日

白波フレッシュ

答えは大方の予想通り、ビクトリア湖。
 
そのタンザニア側で最大の町であるムワンザで3泊してきました。こんな青い空と白いビーチじゃ太平洋です、と言われても信じそうですね。

ただハワイとの違いは住血吸虫という風土病を心配してか泳いでいる観光客が少ない点でしょうか。

2013年4月7日日曜日

でもアフリカ最大

いやあ、地球って本に書いてあるように丸いんですね。

先週のイースター休暇に遊びに行った際の写真ですがどこか分かりますか?ヒントは北アメリカのスペリオール湖に次いで世界で2番目に広い淡水湖です。