2018年4月15日日曜日

都会のアフリ感②

サファリというワードで検索した場合、私のブログよりも上位に来るのが高円寺にあるらしい古着のお店。ライバルと思われていないのは明らかですが今回の帰国中に偵察に行ってみました。
 
駅の南口を中心に5店舗もあるようでした。アフリカやケニアとの関連は薄そうでした。でも店員さんはブランド、特にラルフローレンについての知識が豊富なのがにじみ出ており、その点私も見習おうと思いました。

2018年4月14日土曜日

キリンの国のビール

ビールの話を引っ張ります。
 
アディスアベバの乗継ぎエリアの雰囲気は異様です。無事に自分のフライトに辿り着く前にいくつものトラップが仕掛けられています。戦場のメリークリスマス並みに日本に帰るんだ、という強い気持ちを持って、五感をフル回転させて備えていないと簡単にトラブルに見舞われます。ある人は72時間後にしか来ない代替便の到着までビジネスラウンジで過ごすよう、豊富な食券を手渡されたにせよ、告げられたそうです。私は何度も、延べ数十時間もこの空港で過ごしていますが、未だに降り立つ前に深呼吸します。ドバイやドーハならこんな心配は不要です。
 
ポイントですが、こんなカオスの中の清涼剤となっているのが人口一億の農業国が誇っているビールなのです。こんな中ジョッキで約5ドルです。

2018年4月13日金曜日

あえてエチオピア

前回と同様に今回の帰国にはエチオピア航空を使いました。日本行きに乗り継げるフライトはナイロビからだと二便あって、19時台に使われている機材は成田行きのそれよりも内装が新しいドリームライナーです。パーソナルスクリーンも横幅が広いです。普通ならこっちを選ぶと思いますが、私は乗継をするアディスアベバで飲める生ビールが好きなのでわざと17時の便でケニアを発つことが多いです。

2018年4月12日木曜日

都会のアフリ感

5、6年ぶりに桜の咲く頃に帰国していました。三週間いるうちに花粉症になったのには驚きました。
 
外回りの途中、東京駅の八重洲口方面で本物に近いプロポーションを持つキリンに出会いました。頭に乗せられた王冠は何の主張なのか、それは分かりませんでした。実物のキリンは雌で三本、雄で五本の角的な骨が伸張することはあまり知られていないでしょうね。

2018年3月21日水曜日

キタシロサイ永眠

世界で三頭しか残されていなかったキタシロサイの一頭がしばらく前から体調を崩していたのですが、とうとうケニア北部にある保護区で永眠されました。唯一の雄の個体だったため、自然繁殖の道は永久に閉ざされたことになります。自分が生きている間にある動物種の絶滅に立ち会うことはある意味ショックです。

2018年3月20日火曜日

楽天カードのおかげ

ナイロビの国際空港はゲート1~4あたりがプレハブ造りで、その割には立派なラウンジがひとつあります。ビジネスクラスに乗らない人でも45ドル払うとここでゆっくりできますが、もう一つの方法として、楽天ゴールドカードを持っている人が無料で取得できるプライオリティパスを使うやり方もあります。年会費は一万円かかるのですが私などは元を取るに十分な回数使わせてもらっているので文句はありません。

2018年3月1日木曜日

待望の雨

この一週間くらい異常に暑かったナイロビ。どのくらい変だったかというとTシャツ一枚で昼間なら歩けたくらい。ニュースでも干ばつの恐れとか水不足について特集していました。そしたら昨晩から二日連続でナイロビでは雨が降ってくれました。本格的な雨季は毎年四月くらいにやってきますが、その前に小規模でもこのくらいはたまに降らないと野生動物、家畜、農業に従事するみなさんは苦境に立たされてしまうのです。

2018年2月24日土曜日

日本チームに乾杯

日本のオリンピックでの活躍はすごいですね。生ビールで乾杯します。
 
誰も知らないと思いますがケニアからもスキーヤーが一名参加しました。熱帯の国からの参加となるとジャマイカがすでに有名なので二番煎じでは誰も取り上げてくれません。一番って大事ですね。蓮舫もみうらじゅんもそろそろ分かってくれたかな。

2018年2月17日土曜日

アフリカの民主主義

エチオピアで非常事態宣言が出されたみたいですね。少数派による反政府運動を抑え込むためでしょう。せっかく成田から直行便が飛び続けているのに観光業にとっては一進一退です。ユニクロが工場を作るくらいですからビジネスの世界ではケニアを超える知名度を早晩得るでしょう。
 
ここケニアでは弾圧などは少なく言論の自由が地域で最も確立されている反面、野党側がいつでも自由にデモ、暴力的な抗議活動を行えます。観光業に身を置く私にとってはどちらの国を良し、とするかは悩むところです。

2018年2月12日月曜日

ウガンダの定期便

ナイロビ市内からも近いウィルソン空港を拠点にする航空会社の中ではエアケニアが最大手です。姉妹会社を通して隣国のタンザニアとウガンダに機材を保有しています。先日いつもはウガンダに置いてあるセスナがナイロビに来ていて、黄色いロゴが珍しかったので写真を撮っておきました。たまに日本人の利用客から「スカイチームのマイルは貯まるか」と質問されますが、名前が似ているだけでケニア・エアウェイズとは全く無関係の会社なので私の答えは「貯まりません」となってしまいます。

2018年2月9日金曜日

熱帯で飲むビール

一年で最も暑い数か月を迎えているザンジバル島に行っておりました。
 
瓶ビールはどんな店舗でも3、4種類は揃っていて、その中でクセが少なく最も洗練された味がするのは「セレンゲティ」だと思います。流石に夜中になっても23度を下回らない気候で飲むと、置いているだけでどんどん中身がぬるくなっていくのを止める術がないことに改めて気づくことができました。住んでいるナイロビですとビールはいつまでもひんやりしていますので。


2018年2月4日日曜日

これでも国際線

昨年就航した新規路線に乗ってみました。ナイロビ中心部にあるウィルソン空港から隣国のザンジバルというリゾート島にノンストップで乗り入れるものです。待合室はマサイマラなど国内線と共有しているのでローカル色に溢れております。機材は16人乗りの双発プロペラ機でしたが、一応国外に行きますから出国審査などもやりました。近所に住む私にとってはとても便利なルートと言えます。

2018年1月14日日曜日

NYC直行便

ポーランド人CEOに再建を託しているケニア航空から久々に良いニュースが届きました。十月からニューヨークにノンストップ便を飛ばすことが確定したそうです。木曜日には予約も開始したので今回ばかりは本当らしいです。現在トランジットも含めて平均で22時間かかるところが15時間に短縮されるそうです。この勢いで羽田にも飛ばしてくれないかなあ。ポーランド航空が日本に就航した際の驚きの再現を!

2018年1月6日土曜日

中国人5万人

当ブログで嘆いてきた観光の凋落ぶりは日本(と英国)だけの話のようで、選挙があったにも関わらず2017年のケニア訪問者数は前年の1割増しになるようです。中国人は5万人を超えています。
 
二年前のデータしかまとまっていないので参考までに紹介すると、全体では130万人。従来トップだったイギリスは1/3までに落ち込み、代わってトップを保持しているのがアメリカ。直行便が無い条件は日本と同じなのに10万人もケニアに来ます。日本人はインド、中国に次いでアジアで見れば第三位ですが9000人台なので話題にもなりません。五年前に14,000人も来てくれたのもいい思い出です。思い切って来てもらえれば絶対楽しい旅になるんですけどいろんな要素がそれを阻むんでしょうね。残念です。

2018年1月5日金曜日

イヌ科のみなさん②

アフリカで出会えるイヌの仲間のトリを務めるのはリカオンしかいません。体重はダルメシアンとほぼ同じ。英名のペイントドッグからも想像できるように黒白茶のまだら模様は孤高の美しさを誇ります。
 
私の感覚ではケニアで会うのは無理っぽいです。北半球にあるいくつかの私営保護区はいる、いるって言いますが詐欺だと思います。
 
タンザニア南部のセルーで乾季に5泊くらいしたら会えるような気がします。もっと確かなのはボツワナのオカバンゴ大湿原ですね。私はヨハネスブルグから車で4時間のところにあるマディクウェという私営保護区で今年の6月に遭遇できました。いずれの場所も宿が高額なので家計には厳しいサファリにならざるを得ません。

2018年1月4日木曜日

イヌ科のみなさん①

年始からイヌの親戚について書いてきたのですがネタが尽きたので、分類上でイヌ属の上にあたるイヌ科に目を向けてみます。
 
オオミミギツネはシロアリを主食にしているのでアリ塚のある場所ならどこにでもいるらしいです。ただ夜行性の上に臆病ですから日中にじっくり観察できるチャンスは稀です。ンドゥトゥでの早朝サファリの最中に日向ぼっこをしていた家族を見かけましたが、驚いて地中の巣穴にまっしぐら。たまにこちらを気にして振り返るので、停車した上で超望遠レンズでその瞬間を押さえるのはどうでしょうか?大きさはマルチーズくらいですが巨大な耳のおかげで他の動物と見間違うことは無いでしょう。
 



2018年1月3日水曜日

イヌ属PartⅡ

ンゴロンゴロでよく見られるキンイロジャッカルも家畜化されたイヌと同じCanis属のメンバーなので狭義の犬と呼んでいいでしょう。セグロよりも大きく、体重だけで言えばビーグル犬と同様らしいです。色は濃淡はあるものの全体が黄土色から黄色です。エチオピアでは農民に石で追い払われていたのを見たことがあります。

2018年1月2日火曜日

アフリカの干支②

近々セグロジャッカルに会いに行くとしてもイメージトレーニングをしておいて損はないでしょう。まずマサイマラかンゴロンゴロにいる自分を想像してください。日中、見晴らしの良い草原に車を走らせている時にイヌ的な動物が視界を横切ります。
 
理論的な生息域はジャッカル三種で重複していますがヨコスジジャッカルは夜行性なのでまず候補から外してよさそうです。次に尾の先端が黒くなかったですか?でもそれは手がかりになりません。キンイロジャッカルの尻尾も黒いからです。
 
さらに記憶をたぐり寄せてください。ふむふむ、黄色がかった体側に比して背中が黒い感じがしたんですね。ハイ!ご名答。あれはセグロジャッカルでした。成獣であれば夫婦で行動していることが多いので停車して見回してみましょう。ほら、3時の方向に不安げな表情を浮かべたもう一頭の姿が見つかりました。

2018年1月1日月曜日

アフリカの戌

今年の干支は戌ですか。チワワとかイエイヌのことなんでしょうね。
 
ケニアのサバンナでは猫類よりも人気は劣るものの、しっかりイエイヌと同じ属であるセグロジャッカルが暮らしています。人類に例えれば我々と北京原人との違い程度です。体重は10キロを超えない程度ですからこちらも柴犬とほぼ同じです。あなたが犬派なら思い切って今年アフリカに来ませんか?おみくじで西に運あり、とかって書いてませんでしたか?