2015年3月28日土曜日

いよっ大統領

木曜に国会で行われたケニヤッタ大統領の施政方針演説の内容には感動させられました。日本はどうかと思って安部首相の演説もチェックしたほどです。
 
110分しゃべったうちの80分は過去と現在の問題に対して批評を加えていったそうです。日本でも多い言い回しの「私人として」過去の政権による虐待、特に前々回の総選挙での犠牲者と国内避難民に対してお詫びを述べるというブレイクスルーに特に私は拍手したい気持ちです。口だけではなく次の3年に渡って総額130億円の公金による支援をスタートさせるそうです。10月に国際裁判が終わり晴れて自由の身になったことも大きいのでしょうが、我慢を強いられてきた社会弱者にとうとうスポットライトを当てることを宣言した政府に拍手を送ります。

2015年3月27日金曜日

大志を抱け

一昨年の火事以来、KQを除くビジネスクラス利用者が使えるラウンジを復旧しないまま素知らぬ顔をしていたケニアの空港管理会社ですが、18ヶ月経ってやっと小さいのをオープンさせました。
 
ゲート11の向いにありましてQRやEKの人が使えます。2月に通った際には看板もかかっていませんでした。翌月には名前もついたらしくアスパイア・ラウンジ。つまり志すとか熱望するという自動詞。とうとうケニアは客をもてなすことを放棄して各人任せにしたようです。

2015年3月25日水曜日

突然課税↘

タンザニアでは観光は天然資源と同じ省庁の管轄なんですけど、いつもどおりステークホルダーに一言も相談なく木彫りの置物に対して課税するって回覧が回ってきました。通達どおりに施行されると出国時の空港または国境で50ドルほど徴収されます。
 
これまたいつもどおり観光業のロビー団体が文句言ったり起訴をちらつかせたり示威行動に出るはずですが当分はグレーなまま事態は過ぎて行くでしょう。朝令暮改も常なので明日には素知らぬ顔で撤回するかもしれませんけど近々タンザニアへ向かわれる方は心に留めておいてください。

2015年3月23日月曜日

28の減便↘

アフリカでまた利用者の利便性を無視する施策が強行されました。タンザニアの空港管理会社が政府の意向を汲んだのでしょう、ケニア航空の就航を現行の週42便から14便に減らすそうです。新聞のコラムにもありましたが国営の航空会社を持たないタンザニアがそういう強硬措置を取る理由が理解できません。
 
アフリカ全土でオープンスカイを目指す合意はできているのですが、実際に各国政府は発着枠を交渉上の武器として利用し自らの言い分を通すためだけに使っているように映ります。観光客が割安にアフリカを旅行できるようになる日がまた遠のきました。

2015年3月22日日曜日

スカイでチーム

非効率経営のしわ寄せはKQが解散しない限りは利用者にかぶせられるわけで、羽田に就航しても値段とサービスで中東勢には勝てないでしょう。
 
直行便という唯一のメリットは保持しつつ勢いのある他国と組んでリスクを軽減したらどうでしょう。元気なのは中東か中国ですからKEはこの際無視して、広州の南方航空とコードシェアしたら?現在はKQが香港経由で飛ばしているのでそれを直行にして以遠を羽田まで伸ばすとか。自分は乗らないにしても話題になるのは間違いないのでナイロビ羽田線の実現を願ってやみません。

2015年3月21日土曜日

変わらなきゃ!

このままETの躍進が続くと相対的にナイロビのハブ空港としての価値が下がって行きますね。出張者のナイロビ外しが顕著になっていくというか。。
 
中途半端に国営のケニア航空としても辛い立場にあるのは同情しますが長年あぐらをかいてきた焼きが回ってきたのでしょう。そんな状況にも関わらずイギリス系の格安航空会社の参入を政府と一丸となって邪魔することに明け暮れたり、組織に無駄が多いのが見てとれます。この半期では過去最高の赤字を記録したそうです。またパイロットを10人リストラしようとしたらすぐストが計画されました。まあ日本にもJALがありましたから他国の批判ばかりできないのですが。