2015年3月25日水曜日

突然課税↘

タンザニアでは観光は天然資源と同じ省庁の管轄なんですけど、いつもどおりステークホルダーに一言も相談なく木彫りの置物に対して課税するって回覧が回ってきました。通達どおりに施行されると出国時の空港または国境で50ドルほど徴収されます。
 
これまたいつもどおり観光業のロビー団体が文句言ったり起訴をちらつかせたり示威行動に出るはずですが当分はグレーなまま事態は過ぎて行くでしょう。朝令暮改も常なので明日には素知らぬ顔で撤回するかもしれませんけど近々タンザニアへ向かわれる方は心に留めておいてください。

2015年3月23日月曜日

28の減便↘

アフリカでまた利用者の利便性を無視する施策が強行されました。タンザニアの空港管理会社が政府の意向を汲んだのでしょう、ケニア航空の就航を現行の週42便から14便に減らすそうです。新聞のコラムにもありましたが国営の航空会社を持たないタンザニアがそういう強硬措置を取る理由が理解できません。
 
アフリカ全土でオープンスカイを目指す合意はできているのですが、実際に各国政府は発着枠を交渉上の武器として利用し自らの言い分を通すためだけに使っているように映ります。観光客が割安にアフリカを旅行できるようになる日がまた遠のきました。

2015年3月22日日曜日

スカイでチーム

非効率経営のしわ寄せはKQが解散しない限りは利用者にかぶせられるわけで、羽田に就航しても値段とサービスで中東勢には勝てないでしょう。
 
直行便という唯一のメリットは保持しつつ勢いのある他国と組んでリスクを軽減したらどうでしょう。元気なのは中東か中国ですからKEはこの際無視して、広州の南方航空とコードシェアしたら?現在はKQが香港経由で飛ばしているのでそれを直行にして以遠を羽田まで伸ばすとか。自分は乗らないにしても話題になるのは間違いないのでナイロビ羽田線の実現を願ってやみません。

2015年3月21日土曜日

変わらなきゃ!

このままETの躍進が続くと相対的にナイロビのハブ空港としての価値が下がって行きますね。出張者のナイロビ外しが顕著になっていくというか。。
 
中途半端に国営のケニア航空としても辛い立場にあるのは同情しますが長年あぐらをかいてきた焼きが回ってきたのでしょう。そんな状況にも関わらずイギリス系の格安航空会社の参入を政府と一丸となって邪魔することに明け暮れたり、組織に無駄が多いのが見てとれます。この半期では過去最高の赤字を記録したそうです。またパイロットを10人リストラしようとしたらすぐストが計画されました。まあ日本にもJALがありましたから他国の批判ばかりできないのですが。

2015年3月20日金曜日

多角化?

エチオピアと言えば、先日機外を見つめていたらドイツの有名スポーツブランドと同じロゴをつけたサービス車両に気づいたんです。
 
赤と緑のカラーリングでネコ科の動物のシルエットと共にPumaって書いてある。まさか本業が傾いて燃料運搬車をいすゞトラックを使うことで凌いでいるのかと不安になり、後で本家のロゴをチェックしたらピューマの左右が逆になっていることが分かりました。これも謎の多い国エチオピアの魅力の一面だと考えることにしました。

護送船団方式

最近強気のエチオピア航空ですが今度はサンパウロまでノンストップ便を飛ばすそうです。4月に始まる成田線と組み合わせることで日系ブラジル人の方の帰省時のオプションになるとかならないとか。
 
この勢いが加速すればアジスアベバはドバイ、ドーハ、アブダビに次ぐハブ空港としての存在感を増すでしょう。どの会社も100%政府のサポートを受けているのが共通点で、先日アメリカ系の各社から不公平な競争環境の是正が叫ばれたばかりでもあります。

2015年3月19日木曜日

魂の再開

コリアン・エアーが7月からナイロビ線を復活させるという噂がありますね。
 
同様にケニア大統領が日本から渡された引き出物の手提げの中に羽田発着枠という、もらっても微妙な一品が入っていたという情報もあります。プライドだけは高い両国のナショナル・キャリア同士が協力しあえば週7便飛ばすのも難しくないのでは?

2015年3月18日水曜日

お花売りのおっさん↗

5日間の滞在中には今後の日本とケニアの二国間関係がより緊密になっていく予感を与えるに十分なネタがいっぱい漏れてきました。
 
都内で開かれた日ケのビジネスフォーラムではトヨタがケニア内の組立て工場の拡充を発表したそうです。ケニアの大統領はバラやカーネーションなどの切り花を欧州を通さずに直接買ってくれ、とスケールの小さいお願いをしたそうです。
 
商品価値の短い生花を含めて二か国の交流を促進する一番の手は直行便の就航であることは間違いないんですけどね。