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2012年11月7日水曜日

池端のシマウマ

まずやって来たのはシマウマの群れ。彼らは基本的には毎日水を飲みたい生き物ですからケニアとタンザニアの間をあんな苦労して移動するのです。
体重はヌーと同じくらいで250kgは超えません。五感の中では視力に最も頼っている点、さらに日中に活動的になる点でちょっと他の動物とは違っていますね。
雌雄の区別は外からは分かりにくいです。群れの単位はいわゆるハーレム。一頭の雄とそれに従う複数の雌、その子馬達によって構成されます。夫婦の絆はかなり強く10年以上も続くこともあるそうです。ハーレムから追い出された若い雄たちは男だけのグループを作る点はインパラと一緒です。

2012年11月6日火曜日

セレナ池

セレナロッジは西ツァボにもあります。ロッジ自体の歴史は60年代にまでさかのぼりますので、当然ながら一番いい場所に当時建設したのでしょう、今でも眺めと立地が素晴らしいです。レストランの横はどーんと開けており、昼夜問わずいろんな種類の動物が水を飲みに来る姿を居ながらにして観察、撮影できます。

2012年11月5日月曜日

ツァボといへば②

一泊二日で訪れてもまあまあの確率で見られるのは、その赤い土に染まった「赤ゾウ」。泥浴びしただけなんですが。

それよりもドライバーさんがしきりに言うのは、ツァボのゾウはマサイマラより凶暴化しているって点です。長いこと密猟が放置され、寿命が60年もあったらそりゃあ家族や親戚のひどい最期を何度か目にしているでしょうから、人間に対する恨みなど当然かもしれません。ツァボに行ったなら悪い人ばかりじゃないんだよ~と彼らの耳元でささやいてあげてください。

2012年11月4日日曜日

ツァボといへば

先週ツァボ(ヴォが正しい)に遊びに行ってきました。
景色は「全体として乾燥、植生はまばらで見通しの効くエリア多し、ところにより新緑が眼にまぶしいでしょう」という感じでした。これから雨が多くなるとますます草木が生い茂り動物を見つけるのが大変になるでしょう。

ツァボに来ないと見られないもののひとつはこの赤い地面。また迫力のある山並みや溶岩トンネルなど地形的にも独特の面白さがあります。

2011年6月21日火曜日

ハゲコ@ツァボ


キラグニロッジでの朝食時、レストランの前の池にハゲコウが姿を現すことが多いです。こういう大自然の風景とセットで見れば気持ち悪さは軽減しますね。この日はしきりに水面をつついていたので前夜に落ちて死んだカブトムシか何かを探していたのでしょう。

2011年5月4日水曜日

日本語サファリ

結局ツァボで思ったのは、リンカーンじゃないけど、日本人による日本人のためのサファリをこの地で作り上げて行けたらなぁってこと。
 
イギリス人なんか19世紀にケニアにやってきて以来、鉄道を作ったり冒険したり、狩猟したと思えば自然保護を始めたり、女王が即位したり、皇太子が山奥でプロポーズしたり。そのおかげで人に語るべき歴史は豊富だし、快適なサファリロッジに僕らは泊まれるし。
 
でも小説も映画も図鑑もガイドも動物の名前もみなEnglishなんですよね。そこがいまいち私の中にサファリがすうっと入ってこない原因かと。なんか学生の頃に格好つけて英語のロックを聴きまくっていたけど実は意味不明、という状況に似ているかも。

日本人がケニアに関わりだしてから数十年、その間にロッジは一軒できましたが、日本食レストランは現れては消え、各種ガイドブックはハウツー本の域を超えてないし。日本語ロックならぬ「日本語サファリ」というキャッチフレーズが思いつくまでが私のいつもの限界で、具体的なアイディアは浮かばぬままベッドにもぐりこんだのでした。

2011年5月2日月曜日

居ながらナイト

ロッジの水場は夜になるとライトアップされるので、わざわざ寒風吹きすさぶ中を車で出かけなくても実は結構楽しめます。
 
この夜の訪問者はキリンとバッファロー。レストランスタッフによれば象も頻繁にやってくるそうです。「居ながらサファリ」の雄、アバーデアを脅かす存在としてツァボの存在感が(私の中で)どんどん増してきた一晩となりました。

2011年5月1日日曜日

ナイトサファリ

キラグニ・ロッジでは公園管理局の協力のもとにナイトサファリが可能になっています。ドライバーに加えてサーチライトを持ったガイドが乗り込んでいざ出発。公園内を2時間ほど走り回りながら動物の薄い影を探します。
 
 
ディクディクとウサギはコーナーを曲がる度に出てきますが大物は難しいですね。昼間でさえ見通しの悪い濃いブッシュが多いツァボですから、夜ではいわずもがな。それでも道端のレッサークドゥやウォーターバック、そして近眼の私には辛すぎる距離でライオンとハイエナが見つかりました。

2011年4月30日土曜日

居ながらサファリ③

極めつけはフィンチ・ハットンで、全ての客室からカバの住む池が臨めます。
 
1931年にこの地で亡くなった狩猟ガイドの名を冠したキャンプの一番の自慢は食事でランチが4コース、ディナーが7コース。値段が張る分、味もサービスも申し分ありませんが、私はそれよりもカバの鼻の穴から吹き上げられる水しぶきの音が定期的に聞こえる中、ベランダでぼうっとする時間の贅沢さによほど惹かれました。カバ好きなら親に借金をしてでも2泊しに行ったほうがいいです。

2011年4月29日金曜日

居ながらサファリ②

ングリア・ロッジの水場はセレナのそれよりも更に近くに作ってあり、レストランからは動物園か?ってくらいゾウが近くで観察できます。
 
客室にはベランダもあり、山を越えて水を飲みに一列になって歩いてくるゾウの群れを部屋から眺めることができます。ドライバーさんによるとこのエリアはヒョウも見やすいとか。なるほど水場の横には夜になると肉をぶらさげるという木がありました。私はお茶を飲みに立ち寄っただけだったので見られませんでしたけど、次回は宿泊して夜間撮影に挑戦したいと思っています。

2011年4月28日木曜日

居ながらサファリ①

低い動物遭遇率を補うためか、ツァボのロッジでは「居ながらサファリ」が楽しめるような工夫が見られます。キラグニロッジのレストランの正面は眺望が180度開けていて、正面にはチュユルの丘、左にはキリマンジャロが控えます。


奥には水場がしつらえてあり夜にはライトアップもされます。私の滞在中にはキリン、バッファロー、シマウマ、イボイノシシが観察できました。またランチタイムにはサイチョウやトカゲがパンのくずを狙って多数押しかけてもきます。

2011年4月27日水曜日

観光③

広すぎるツァボでは公園の内部に更にフェンスで囲った区域がいくつか設けられていて、特定の動物が保護されています(サンクチュアリ)。有名なのは東ツァボにあるゾウのリハビリセンター。
 
西のングリアロッジの近くにはクロサイ保護区があり、夕方のドライブの時刻に合わせて一般の人も入れるようになります。ただ動物園のようにはいかず、車を走らせて自分でサイの姿を探すことになるので訪問者は多くはないようです。

2011年4月26日火曜日

観光②

サバンナの真ん中にある水族館は世界でもここだけではないでしょうか。
 
地下の溶岩から染み出した透明な水が集まるムジマ・スプリングスはキラグニセレナから車で50分の場所にあります。その泉にはフナや鯉が暮らしていて、たまにカバやワニも訪れるそうです。湖の真ん中には水中に作られた観察小屋があるのでまるで自分がスノーケリングをしているかのように水中の様子が楽しめるのです。

2011年4月24日日曜日

観光①

ツァボはとにかく広くてざらっとしていて自然むき出しって感じがします。隣のアンボセリなど390平方キロだし赤ちゃんみたいなものです。
 
反面、動物の密度は少なく努力しないと見つかりません。それを補うかのように、「動物サファリ」以外の見所、観光名所がいくつもあるので、以降ひとつずつ紹介していきます。まずはビア樽みたいな変な形の木、バオバブ。特に東ツァボに多いみたいですが写真に映えますね。雨季になると死んだネズミのようにみえる、灰色で薄毛が生えた実がいくつもぶらさがります。

2011年4月23日土曜日

アウトヴアフリカ

ケニアの中でもツァボは特にロマンチックでカラフルな歴史を持つ公園です。予習をしておかないと単なる「動物が少なく蒸し暑い」という印象しか残らないかも。
 
鉄道建設中の1890年代には「人食いライオン」が出没、第一次世界大戦中の風景はカレン・ブリクセンの小説(とメリル・ストリープの映画)によっていつでもお茶の間で再現できます。「沈まぬ太陽」の冒頭のシーンは小説、映画共に日本人に忘れがたい印象を残しています。
 
*写真はキラグニセレナから臨めるチュユル高原

2011年4月20日水曜日

ケニア最大

いわゆる「赤象」で知られるツァボに1泊だけしてきました。このケニア最大の国立公園は面積が2万平方km以上。マサイマラの10個分くらい。広すぎるのか真ん中を国道と鉄道が通っています。
 
目当ての赤いゾウは結局あまり見られませんでした。ロッジのナチュラリストによるとツァボでは3週間前から雨季に入ったそうですから、ゾウ達は砂浴びの代わりに水浴びをしているのかもしれません。