2016年5月9日月曜日

プレハブ運用開始

ナイロビの国際空港ですが、到着時に連れて行かれる建物がまた変わりました。今度はプレハブの掘っ立て小屋みたいな感じで、現場の職員によると昼は蒸して暑く、夜は冷え込むそうです。利用者向けの案内も特に目につきませんので対応に慣れるまではドライバーや迎えがいないケースが続くと思いますので、近日中にナイロビを訪れる予定がある人は出たところに誰もいなくても焦らずに対応することをお勧めします。しかし火事で到着ビルが消失してからほぼ三年が経つのに完成したのはプレハブという事実に言葉もありません。

2016年5月8日日曜日

すごいよケニア②

今朝は空港に出向く前に一応電話でカスタマーサービス!に電話したところ話の途中で切られ、期待ゼロのまま担当部署の人間に会いに行きました。
ところが、、
 
アイフォーンはジップロックみたいな袋に入れられて保管されていたのです。身分と事情を丁寧に説明し、宿帳みたいなノートにサインしたらすぐに受け取ることができました。ケニアでは奇跡以外の何物でもありません。闇市に流して10円にでもなるなら盗んで知らん顔するのが通例だったので。
 
スクリーンにがっつり水平に入ったヒビが奏功したのでしょう。あと次回自分が入国した際に天井にある監視カメラの存在を確認して来ようと思っています。最後の可能性としてケニアが落し物の出てくる国になった、というストーリーも残されてはいますが。。

2016年5月7日土曜日

すごいよケニアさん

今回はケニアで起きた奇跡のようなお話を紹介します。
 
日本から昨日ナイロビに到着した私の大事なお客さん。どうやらアイフォーンを入国審査場に置き忘れてしまったらしく、そのことに気づいたのは空港を出てから数時間も経った後のことでした。駐車中のRAV4からスペアタイヤが消えたり、走行中のカローラのサイドミラーを外して持ち逃げする器用な人達が住むナイロビですから私は慰めつつも電話は発見されないことを固く信じつつ昨日は寝床につきました。<続く>

2016年5月5日木曜日

エルザのコピエ

ケニアの北半球には知名度のかなり低いメルーという国立公園があります。そこには食事と景観の点で評価が高いエルザズコピーというテントタイプの宿があります。
 
ここが最近ですがケニアのエコツーリズム協会から上から二番目の銀賞をもらったそうです。節水とか3Rなどに努力するともらえるようです。ちなみにこのエルザと同じ経営グループ下にあるトーティリスキャンプも銀賞を受賞しています。こちらはもっと日本では知られている宿で、やはりイタリア風の食事が忘れられないくらい美味しいです。

2016年5月4日水曜日

沈むケニア

今朝の新聞に載っていた経済白書みたいなデータによると、ケニアへの訪問者数は前年より12.6%減少して今では110万人だそうです。日本人はもっとひどい割合で落ち込んでいますけど。
 
世銀のデータを見るとたった4年前は175万人も来てたみたいです。減速することなくどんどん落ち込んでいるのはケニア以外ではイラクやジンバブエくらいのもんで、これらの国は頻繁にFailedStatesつまり破綻国家と呼ばれます。もしかしたらケニアは初めて隣のタンザニアに2015年の観光客数で負けるかもしれません。それは大抵のケニア人にとって受け入れがたい事実となるでしょう。

INTERNATIONAL ARRIVALS BY WB

世界トラベルアワード

そのKQですが、決めつけは良くないので一応フォローも入れておこうと思います。母体が怪しいのですがワールド・トラベル・アワーズというお祭りが毎年ありまして、今年はアフリカのベストエアライン賞をKQが受賞しました。昨年のSAから地位を奪ったことになります。
 
まあホテルやら何やらアフリカだけでも57のカテゴリーがありますので、真面目にやっていればひとつくらいは誰でも受賞できそうな感じを受けます。権威もそれほど無さそうですし。受賞した側は必要以上に自慢するだろうし、落選した方は無視を決め込んでもダメージは少ない賞だと思います。事情を知らない一般の旅行者はこの賞の扱いには用心すべきです。

2016年5月2日月曜日

ケニア航空、どん底

「アフリカの誇り」というニックネームを掲げているケニア航空ですが、土曜にはパイロットがストライキを起こして間引き運航となり乗客に大迷惑がかかりました。
 
昨年は過去最高の赤字を計上しながら誰の責任問題にもなっておらず、今回のストはCEOの辞任を要求するのが目的だったみたいです。数年前には余剰人員を整理しようと試みたのですがケニアでは労働者保護が行き過ぎた感があり、法廷で争った後、誰も首になりませんでした。これも低レベルのサービスと高額チケットから脱却できない要因のひとつであることは間違いないでしょう。幸い日本発のツアーでこの会社を使うケースは少ないようです。

ケニアで象牙焼却処分

先週末はケニアでゾウの保護に関して史上最大のイベントがありました。最初はケニア山の麓に広がるライキピア県にアフリカ4か国の首脳が集まって密猟反対の姿勢を改めて発表しました。このライキピアは白人が主導する保護活動が盛んな地域なので従来のように国が絡むよりも効果が期待できます。スターベッドもスイートウォーターズもこのライキピアに属します。
 
土曜にはみんながナイロビに戻ってきて、100トン以上の象牙を焼却処分しました。密猟を許さないという決意を示す目的で度々燃やされてきましたが、今回は最大規模だったそうです。ケニアの現政権の本気度は疑わしくもありますが、資源としての象牙を活用したいと考える南部アフリカ諸国とタンザニアは参加さえしてないですから期待しつつ見守っていきましょう。