2015年2月25日水曜日

ウ・ケ・ル包囲網↘

タンザニアは東アフリカ共同体の一員にも関わらず各セクターの統合プロセスにおいて度々強情さを示してきました。まだ見ぬ世界に対して恐れを抱くのは理解できるのですが。。
 
日本のサファリ愛好者のみなさんの利便性を考えた時に、最も歓迎される新政策はケニアとタンザニアの両国を訪れても50ドルで済むビザの販売だと思います。加えてマサイマラとセレンゲティの間にあるサンドリバー・公園ゲートの開放もインパクトあります。お客はどんどん来るでしょう。タンザニア側からの一方通行でもいいからオープンして欲しいです。今年10月の大統領選挙でもし野党が公約したなら絶対投票しますよ!(投票権ありませんが)

三国同盟↗

昨年2月に導入されたケニア、ルワンダ、ウガンダの三ヶ国をカバーする周遊ビザ。観光客の利便性向上が図られると官僚達は自信満々でしたがフタを開けてみるとたった1560件しか売れなかったそうです。
 
そもそもついでだからと行って3国を巡る人は少ないでしょうし、別々に買うと150ドルのところが100ドルになるだけで、値段のメリットよりも申請の手間が省ける点だけが魅力のように映ります。うまく運用すれば悪いニュースだらけのアフリカ旅行において数少ない追い風になりますから期待しながら見守りたいと思います。

2015年2月24日火曜日

自由の学校

エボラ禍に巻き込まれた西アフリカのリベリアですが、新規感染者の激減を受けて昨日から学校が再開されました。夜間外出禁止令も解除されて、首都のあちこちでお祝いの声が上がったそうです。目標としては2カ月以内に感染ゼロを掲げているそうです。
 
※写真は関係のない、ザンジバルでのパレードの様子

2015年2月21日土曜日

低リスク

先日の世界保健機構の会議でタンザニアが黄熱病の低リスク国と認定されたそうです。
 
これを受けて南アフリカはタンザニアからの旅行者に対してイエローカードの携帯を義務とすることをやめるそうです。まあほとんどの欧米人と個人旅行者は注射を打ってからアフリカに来ますので、今回の変更はお年寄りをターゲットにした日本の各旅行会社にとっての朗報に過ぎないでしょうけど。

2015年2月17日火曜日

一万千人減少

ザンジバルのガイドさんによると、昨年12月の渡航者が空港利用者として7千人、クルーズ船の到着ベースで4千人も減ったそうです。タンザニアにはテロ予告もイスラム国も来ていなかったので主な原因としてエボラへの恐怖が考えられるでしょう。
 
空からみた島の北端にあるヌングイ・ビーチはこんなに美しいのに残念なことです。手前の島は周囲のサンゴ礁と合わせて南アの会社によって丸々独占利用されていて、そこに超高級リゾートがあります。ケニアだとバテリア・キャンプが姉妹ホテルにあたります。

汚名返上

天使ならぬ白衣のおばちゃんの狙いは「黄熱病汚染国からの入国者がイエローカードを所持しているかどうか」だけで悪気はないはずですが、日本人旅行者にとっては迷惑な存在となります。
 
なぜなら彼らは非汚染国の日本から汚染国のエチオピアに着陸したのは事実ですが空港内に3時間留まっただけで入国もしていないのに、エチオピア航空に乗っていたというだけで係員から取り調べを受けることになるのですから。もしおばちゃんにつかまったらはっきりと英語で乗り継ぎだけだった、と説明する必要があります。

2015年2月16日月曜日

エボラ対応シリアス

昨日エチオピア航空を利用してナイロビに到着したところ、夜中一時にも関わらず問診票とカメラ型サーモグラフィーでチェックを受けました。それで終わりと思いきや、入国審査場の前で白衣のおばさんがイエローカード所持をチェックするために仁王立ちしていました。この類はタンザニアでよく見かけたのですがとうとうケニアでも徹底することにしたようです。今、国境の車の行き来に関するケンカがケニアとタンザニアとの間で再燃しているのでその影響かもしれません。

2015年2月11日水曜日

15年で2倍

アフリカ開発銀行の試算では2030年までにアフリカの観光業は2倍のスケールになるそうです。
 
外から人がどっと押し寄せる前にケニアの公園や保護区の整備が求められるのですが、一方で世界銀行の告発によるとケニアにある47の郡県のほとんどが中央からの交付金を空出張や幽霊社員の給料へ充てているそうで、本来の目的である地域開発には数パーセントしか使われてないという事実が明らかになり紙面を騒がせています。モンバサ郡においては1%しか使ってないそうです。政治とそれを行う人間の文化が変わらないと自然保護は実現しないでしょうね。