2014年8月18日月曜日

グッバイ、プリミティブ

大韓航空がケニアに飛んでくるのは明日が最後。2年前の就航時の広告で「ようこそ、原始的な世界へ」とやってしまってケニア人に叩かれたのもいい思い出です。
 
行きはよいよい、帰りはKEが飛ばない、というケースが明日以降に考えられますが、代案のひとつにナイロビ-ドバイ間はKQ、ドバイからソウルはエミレーツのA380っていうのもあるみたいです。世界最大の旅客機に乗れるチャンスとポジティブに考えるのも手です。

※写真はCDGで見かけた380

2014年8月16日土曜日

DNT GO WST②

完全な国営でないKQは売上げの4割を占める西アフリカへのフライトを止めることは死活問題でした。昨日行った運行継続の発表はブラフに過ぎず、今日はほっとしていることでしょう。
 
一般市民の生活を脅かして取引条件に使うやり方はケニアではあらゆる社会階層で見られます。国立病院の医師と看護婦の賃上げ要求は入院患者や急患の措置を放置しながら数日続き、毎回数人が亡くなります。
 
教師のストは生徒の学習機会を人質に取り、毎年数回行われます。KQも自身の判断は避け、国民の命を人質に取ることで政府の介入を迫ったに違いありません。これで晴れて経営の赤字は政府のせいにできるのですから。

DN’T GO WEST

(ほぼ)国営航空会社であるケニア航空は一転、エボラ発生国への乗り入れを火曜からストップすることを発表しました。これでケニアでの急激な蔓延は防げるでしょう。ちなみに死亡者が3人だけのナイジェリアへは継続するそうです。
 
この一日遅れの決断の背後には典型的なケニア人の振る舞いが見てとれます。つまり責任転嫁、そして人質を取っての脅迫という二点です。

奪われた夏

病気がケニアに到達していない段階で、また家族を中心に夏休みの只中のタイミングでの運行中止は非常に残念です。地下鉄やフェリーで事故が続いた影響もあるのでしょうか?
 
具体的には8月20日以降は飛ばさないそうです。WHOによると半年で事態は落ち着くという見通しが発表されていますから年末には再就航を決めて欲しいものです。チケットをお持ちの方は急いで購入元へ相談してください。提示される代替ルートとしてはKEでソウル/ドバイ、その後同じスカイチームのKQでナイロビINというのが多いようで、例外としては北周りでソウル/AMS、そこからKQでAMS/NBOというのもあるようです。

2014年8月15日金曜日

キムチ悪い

私の願いは届かず、ケニア航空は西アフリカ諸国への乗り入れを当面続けるそうです。その発着回数の合計は週76便に達するそうで、国会では中止に向けての議論が始まっています。
 
ケニアの瀬戸際作戦は失敗すると決めてかかったのか分かりませんが、大韓航空は昨日いち早くナイロビ線の運行停止を発表しました。CAの労組が病気を気持ち悪がったのかもしれません。

2014年8月14日木曜日

EKとBAに続け

おととい西アフリカのどっかからキガリに到着したドイツ人が体調を崩したので隔離後に検査を行っていたのですが、今日のニュースでは陰性だったとの発表がありました。エボラはまだ東アフリカには到達していない模様です。
 
ケニアの今日の世論では急にケニア航空が「金の亡者」として攻撃されるようになりました。西アフリカへの便をストップしない点がソーシャルメディアで攻撃されているみたいです。KQの態度も軟化したようで今日中に会見を開くそうです。恐らく運行ストップを発表するのでしょう。英国航空が運航を止めたので乗っかるのかもしれません。
 
テロ続きで観光客が激減する中、もし患者が出たならばケニアの観光業は数年は復活できなくなるでしょう。西アフリカに向かう医療関係者やNGOにとってはますます移動ルートが減ってしまい悪い気がするのですが、私個人としてはKQに英断して欲しいと思っています。

2014年8月13日水曜日

運用スタート

着工から2年以上かかっているナイロビ空港の新ターミナルですが、朝6~8時の便に限った試験的運用が昨日スタートしました。

今日通りかかった際にも工事は継続中でした。ケニアから南アやルワンダなどアフリカ内へ出張へ行くような人でない限り、当面はこの建物を使うチャンスは訪れないでしょう。将来的にはスカイチーム並びにKQとコードシェアを飛ばすエティハド航空などの便がこちらに引っ越してくるそうです。

ライオンの日

日本でありがちな語呂合わせは無いようですが、8月10日は世界ライオンデイだったそうです。歯磨き粉が大特価で売り出されたりしたのでしょうか。
 
関連性はないと思いますが、ケニアからルワンダにライオン8頭を輸出する計画が漏れて新聞で叩かれていました。ケニアで余っているわけでもないのに気前が良すぎるじゃないか?って主張です。中国のパンダ外交を真似するつもりなんでしょうか。