2010年4月6日火曜日

蜜月旅行②


交尾の最中、オスはメスの首根っこを噛んで押さえつけるようにします。
メスは交尾の終わる直前にオスの横っ面をはたくそうですが、こちらは観察できませんでした。
交尾後、メスが地面の上をごろごろと寝転がるのはガイドブックの通りでした。これは少しでも妊娠のチャンスを増やすためと考えられています。
 
交尾の機会をめぐる雄ライオン間の競争はすさまじいものがありますが、妊娠の成功率が異常に低いおかげで競争の激しさは緩和されていると思われます。なぜなら複数のオス・メスが入り乱れて何百回も交尾を行うので、子供が生まれる頃には「自分はどの子の父親なのか」を自分でも覚えていないという状況になるからです。百獣の王はライフスタイルの複雑さもNO1なのです。

2010年4月5日月曜日

蜜月旅行


3日間の短い滞在でしたが、最大の喜びはハネムーン中のライオンに遭遇できたこと。
「沈まぬ太陽」にも描写がありますが、実際に見てみると百獣の王のソレは早いの何のって。。
 
皆さんの自宅の猫ちゃんを見れば明らかですが、ネコ科の動物は基本的には単独行動。群れで狩りをしたり親戚の子供を保育園みたいに共同で育てたりするのはライオンだけです。そういった特別な社会システムを持つライオンは繁殖行動も特殊なのです。
 
ちなみに群れを離れて2人だけで行うハネムーン旅行は数週間続き、その間はほとんど飲まず食わずで交尾を続け、その回数は3000回に達するそうです。百獣の王にふさわしいと思いませんか?

2010年4月1日木曜日

イースターinケニア


英連邦の一員であるケニアではイースターはしっかり休日となります。グッドフライデーからの4連休は人によってはクリスマスよりも長い休暇となります。今朝はすでに交通渋滞がひどいことになっていました。
 
私も会社を休みにしてマサイマラに行ってこようと思います。久しぶりなので、戻ってきたらまた新ネタを披露するつもりです。

2010年3月31日水曜日

タンザニアビール③


お次は「サファリ」。アルコール度も5.5%と強めです。ラベルがレトロ調でデザインはわらぶき小屋なのは何故?アルーシャ市内のスパイス&ハーブスというエチオピア料理屋での場面です。

2010年3月28日日曜日

ウキ雨季ケニア


最近のナイロビは毎週の様に大雨が1日くらいは降ります。
雨が降ると交差点が水没したり、交通整理をする警察が帰宅してしまって交差点がカオスになったり、ぎりぎりしか給油してなかった車がガス切れになって放置されたり、もう世の中の終わりのような雰囲気になります。
 
とりあえず今年は大雨季が例年どおりにやってきたようですから、無能呼ばわりされている農業大臣と水対策大臣はほっと胸をなでおろしていることでしょう。

2010年3月21日日曜日

タンザニアビール②


タンザニアで最も見かけるのはこの「キリマンジャロ」でしょう。瓶の形はレトロ。味はクセがある、というかちょっと臭い。絵柄はもちろんアフリカ最高峰。氷河は絵柄ほど現在は残っていませんが。
 
キリマンジャロの麓で一番大きい町、モシのバックパッカー宿の屋上で撮った写真です。背後に山を写しています。

2010年3月18日木曜日

タンザニアビール①


私は強いお酒は飲みませんがビールは好きです。ここ東アフリカは英独の植民地だったせいもありビールが豊富にそろっているので、サファリの合間にビールの飲み比べも楽しめます。
 
こちらは「セレンゲティ・ラガー」。タンザニアでは最もデザインも味も洗練されていると思います。ラベルは格好いいヒョウです。ンゴロンゴロを始めほとんどのサファリロッジで手に入りますが、冷えたビール!と念を押したほうがいいでしょう。地元の人はぬるいまま飲むのが普通ですから。
 
※写真はダルエスサラームのケンピンスキーホテル、屋上バーにて

2010年3月16日火曜日

象牙解禁?


現在カタールで議論中のサイテス(希少生物の国際取引に関する条約)ですが、「象牙取引再開絶対反対!」を叫ぶケニア側の旗色は良くないようです。
 
隣国のタンザニアを始め南部アフリカ諸国ではゾウの個体数が増加中というデータに基づいて、倉庫に貯まっている象牙を日本などアジア各国へ販売して現金収入を得たい、という声が大きいからです。
 
象牙取引はアフリカ人の権利であり、買うのはアジア人で、欧米人は環境保護が第一、という図式ですから簡単にはまとまらないでしょう。ちなみにケニアでゾウの調査が進んでいるのはアンボセリとサンブルです。