五年前のボツワナ旅行では廉価なパッケージツアーに入ったので、オカヴァンゴを楽しむ方法は丸木カヌーとキャンピングでした。この方法だとツアー会社が集まるマウンという町からさほど湿地の深部には行けません。カヌーだからです。一方で予算があるツアーを選んだ場合はマウンから5席のプロペラ機で飛んで湿地の中のほうに立つ高額キャンプに乗りつけて、滞在中はリッチな暮らしができるはずです。雨季と乾季、予算の有無によってできる体験がよほど違ってくるのがオカヴァンゴの怖さであり面白さなのだと思います。
機内の小さい窓を通して動物はちらほら見かけますので空からのサファリ、と呼んでも差し支えはありませんが旅行会社のパンフレットに大きく書くと後日クレームになる可能性があります。
都合2泊したこのキャンプサイトは巨大なソーセージツリーの木陰になっていて快適でした。すぐ裏には自然にできたスイミングプールがあり、一日一回出かけては小魚やヒルと友達になっていました。
8日間の「あいのり」ツアーの最初のハイライトがやっと4日目にやってきました。2万平方キロ(セレンゲティより広い)の大地を潤すオカヴァンゴです。