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2016年9月30日金曜日

ボツワナ独立

 五年前のボツワナ旅行では廉価なパッケージツアーに入ったので、オカヴァンゴを楽しむ方法は丸木カヌーとキャンピングでした。この方法だとツアー会社が集まるマウンという町からさほど湿地の深部には行けません。カヌーだからです。
 
一方で予算があるツアーを選んだ場合はマウンから5席のプロペラ機で飛んで湿地の中のほうに立つ高額キャンプに乗りつけて、滞在中はリッチな暮らしができるはずです。雨季と乾季、予算の有無によってできる体験がよほど違ってくるのがオカヴァンゴの怖さであり面白さなのだと思います。

2016年9月29日木曜日

ボツワナ50歳

独立から数えて明日はボツワナが五十年目となる日だそうです。政治的に安定していることが担保となり、自然保護についても長期的な欧米風の政策をしっかり実施できているように見受けます。半面、ふらっと遊びに行くには何でも高すぎますが。。
 
国の半分以上がカラハリなどの砂漠で占められていますが地面からダイヤが出たり牛肉を輸出したりして頑張っているようです。住んでいる人からしたら不満はあるのかもしれませんが、ここケニアから眺めている限りではラッキーな国だと思います。

2014年10月25日土曜日

もうイナイジェ!

WHOによると1、2週間以内に抗エボラの血清が利用可能になるそうです。近いうちに直接患者に投与されるようになるでしょう。
 
他方、一時ナイジェリアは二次感染者を出したものの最後の発症から21日を経た後にエボラフリー宣言を出しました。スペインと米国を含む各国はナイジェリアによる封じ込めの成功例から学ぶことは多いでしょう。

2014年4月17日木曜日

俺の群れ②

もしシルバーバックが出てきてくれたのならじっくり観察させてもらいましょう。噛む力を増強するために成獣の頭頂部は筋肉に覆われていて尖ってさえいます。眠そうな様子ならばあくびをする瞬間を待ってその長い牙を目に焼き付けましょう。これもオスだけが持つ特徴です。
 
たぶん彼は11歳の時に自発的に両親のもとを飛び出し、4年間は食料のありかや世の中の仕組みについての知見を得る努力を払い、ようやく2年前にこれまた本来自分の属する群れから出るチャンスをうかがっていた一頭のメスをナンパ、説得することに成功して新たな家庭を築いた、そういう自分史を持っているはずなのです。そういう想像を働かせれば彼の表情も一味違って見えてくるでしょう。

2013年3月20日水曜日

MJ並み

見かけによらず焦ったら時速30キロは出せるそうです。ただメタボが災いしてジャンプとか無理ですし、ちょっとした障害物も乗り越えないで迂回するそうです。
水の中では一転ムーンウォークの達人に変身します。ツァボのムジマスプリングスにある水中観察室からその様子が観察できることがあります。

2013年3月17日日曜日

水際族

カバは基本的には夜行性です。日中から日没後までの19時間くらいを足が届くくらいの水中でぷかぷか浮かびながら過ごし、餌など一切口にすることなく群れの中でソーシャルネットワークに注力します。

2012年6月16日土曜日

のどごし生

同じキリンでもこちらはボツワナ。コンパスみたいに足を突っ張って頭を下げて水をちょっと含んだと思うとガバっと起き上がります。やっぱり飲みきらない水がシャワーのように飛び散っています。

ぱっと見、飲みすぎて電柱の横で気分悪くなったサラリーマンのようですが決してそうではありません。

2011年12月28日水曜日

HHDカウントダウン

年の瀬ですね~。南緯1度ちょいのナイロビでは実感しにくいですけど。
 
自分の気持ちを盛り上げるため、これまでに見てきたアフリカの日の出(HD)を振り返ってみたいと思います。題して初日の出カウントダウン(HHDCD)。
 
ボツワナのオカバンゴの朝焼けはきれいなだけではありません。その太陽光線は夜中に飛び回っていたハマダラカの華奢な体(外骨格)を電子レンジ状態にするほど強力ですから我々に昼間の快適な時間をもたらしてくれます。さらにはクロロキンの副作用で見た悪夢もその美しさですっきり吹き飛ばしてくれるのです。

2011年11月30日水曜日

エアーサファリ④

機内の小さい窓を通して動物はちらほら見かけますので空からのサファリ、と呼んでも差し支えはありませんが旅行会社のパンフレットに大きく書くと後日クレームになる可能性があります。
 
夕方は特に動物が活発になるという話でした。でもこちらの都合で空を高速で移動している上に光が弱いですから、もし動物様に出てきて頂いてもいい写真を撮るのは困難です。一応右下に写っているのはゾウです。動物達が踏みしめてできた水路も見えますね。
 
デルタではサファリカーが無制限に入ってきて草原を荒らすようなことは起きません。またマサイマラみたいに悪い政治家が土地の権利書を書き換えてから細切れに転売して私腹をこやすこともできないでしょう(年中洪水)。ですからオカバンゴは、この世界がどんなにひどいことになっても最後まで動物達の楽園として残っていくはずだと思います。

2011年11月29日火曜日

エアーサファリ③

1時間では到底デルタの全域はカバーできませんが、流域の辺縁で乾燥している地域からだんだん水の多い上流へ飛ぶに連れて風景は変わってきます。
 
左斜めに走っているラインは家畜の移動を制限するフェンス。白っぽい場所は植物が塩分を長年地面の砂から吸上げた結果、しょっぱすぎる土壌になって植物が死に絶えたエリアです。
 
白い場所の周囲はまだしょっぱくないのでナツメヤシやファンパームがそこを囲むようにぐるっと生育しています。10月は乾季の終わりなのでこんな風景ですが、3月頃になればこの島を残して周りは水没するはずです。

2011年11月28日月曜日

エアーサファリ②

デルタを潤してきた水がようやく途切れるあたりの町、マウンにある小さな空港から定員5人のプロペラ機は飛び立ちます。
 
参加料金は機材あたりで計算されます(この点も上から目線ですね)。私の場合はちょうど5人が参加意思を表明したので75ドルで済みましたが、ひとり参加の場合は寺山修司ばりの一点豪華主義的決断が必要とされるでしょう。
 
ちょうどこの数日後に飛行機が落ちたのですが知らぬが仏で大変に楽しむことができました。

エアーサファリ①

ブログタイトルのとおりサファリについて書かないとまた怒られちゃうので。。
 
先月の南部アフリカ旅行は私の予算が限られていたことから「混載&移動ばっかり&キャンピング」という三拍子揃ったものでした。「見て回る」というよりは「点から点へ毎日移動」という感じ。それでも要所要所でオプションツアーに参加したので結果的には金持ちツアーと同様の内容を押さえられたのかな、と自負しています。
 
そんな「サファリカースト制度」が最も激しいレベルで施行されているボツワナですが、金持ちでもキャンパーでも同様に楽しめるのがこのオカヴァンゴ上空遊覧飛行なのです。

2011年11月13日日曜日

9日目:パラペ

ほとんどの人は滝周辺で2、3泊遊んでから空路で帰途に着く予定を立てていましたが、私を含めて何人かは陸路でJNBへ戻る方法を選びました。
 
ジンバブエからボツワナに戻った後はひたすら南下、途中でKFCの昼食を仕入れ、最後は2日目に泊まった同じパラペのキャンプに到着。途中からボツワナ名物の雷と豪雨にやられて大変でした。

2011年11月11日金曜日

7日目:チョベ川

ナミビアとの国境でもあるチョベ川に車が近づくにつれて道路脇で休むゾウの姿を見かけるようになります。ゾウが多いって宣伝してるアンボセリでもこんなにはいません。本によればアフリカで最大の個体数を抱えるのがチョベだそうですから納得できますね。

昼には川沿いにあるキャンプサイトに到着。リバークルーズは3時からだっていうのでテント建てたり日記つけたりビール飲んだりして涼しくなるのを待ちます。

クルーズは大サービスでたっぷりやってくれるのでキャンプに戻るのは日没後の夜。蚊が多いなぁと思いながら専属コックが作ってくれる最後のディナーを味わいました。

2011年11月10日木曜日

6日目:グウェタ

朝食後、カヌーに乗りこんで2日を過ごした島を後にします。マウンの町に戻ってから本屋でオカヴァンゴだけについて書いた図鑑を見つけて購入。
 
明日はもうひとつの見所、チョベの観光なのですがやはり国が広すぎて今夜は途中の町、グウェタで寝ます。ここのキャンプサイトは敷地内に巨大なバオバブがあって夕陽に照らされたその姿はどこか神話的でした。またバーエリアがファンキーでビールも各種冷えていて連泊したくなる場所でした。

5日目:オカバンゴ

都合2泊したこのキャンプサイトは巨大なソーセージツリーの木陰になっていて快適でした。すぐ裏には自然にできたスイミングプールがあり、一日一回出かけては小魚やヒルと友達になっていました。
 
滞在中はウォーキングサファリやボートトリップに参加し、空き時間には紅茶を沸かしたり昼寝をしたりしました。ご飯はガイドが毎食作ってくれます。「これから2時間何してもいいわヨ」なんて状況はナイロビにいる時には絶対無いので逆に落ち着きませんでしたが、これが休暇の醍醐味かなぁとも思いました。

10月のボツワナは一年で気温が最も高いらしく、以後は雨が降るようになり蚊が増えるそうです。このキャンプサイトも6月頃には水面下に沈むそうです。

2011年11月9日水曜日

4日目:オカバンゴ

8日間の「あいのり」ツアーの最初のハイライトがやっと4日目にやってきました。2万平方キロ(セレンゲティより広い)の大地を潤すオカヴァンゴです。
 
アンゴラの高原で降った雨がはるばる900kmも離れたボツワナに流れ込んできて、最終的にその水はカラハリ砂漠の手前で蒸発しきって消えてしまいます。ナイル川やアマゾン川の河口でも三角地帯(デルタ)が形成されますが、オカヴァンゴの面白いところは同じ規模のデルタが内陸部にあって出口がない点に尽きます。
 
今回はオカヴァンゴを楽しむ最も安い方法であるボート&中州でのキャンピングに参加しました。次回は小型飛行機でもっと上流へ乗りつけて少人数のテントロッジでフルコースのディナーを楽しもうと思っています。できればガールフレンドと。。

2011年11月8日火曜日

3日目:マウン

3日目はボツワナの広さを感じる日となりました。国土の南半分がカラハリ砂漠を始めとする乾いた土地なので言っちゃあ悪いですが見所は何もありません。エアコンつきのBMWでどんどん走るだけです。
 
夕方にようやくマウンに到着。オカバンゴデルタへの出発地点として成長を続けるこの町は例えるならタンザニアのアルーシャでしょうか。
 
眠るのはやはり自分で立てたテントの中。この頃には参加者13人の顔と名前がようやく一致してきて世間話もできるようになってきました。

2011年11月7日月曜日

2日目:パラペ

この日はひたすら高速道路を走って陸路でボツワナへ入国するだけの移動日。車内で文字が書けるほど南アの道路は整備されていて驚く。
 
ボツワナはダイヤモンドのおかげでひとりあたりのGDPが地域で最高だそう。だからなのかビザ代は無料。ケニアと正反対でどんどんいらっしゃいという態度に感心する。
 
泊まりは平凡な町にあるキャンプサイト。写真のような22人乗りのトラックでの旅行を楽しみにしていたのに前日に「故障したからBMWのエアコンつきの快適なミニバンに変更しといたよ」って気軽なメールを手配会社よりもらってずいぶん落ち込んだのだった。日本ではあり得ないサービスである。