2016年10月12日水曜日

エチオピア非常事態

今週末に耳にしていたのですが、外務省のサイトでも本日づけで言及されているのはエチオピアで出された非常事態宣言についてです。反政府運動が過激化しているらしく、理由無しに逮捕、捜索、ネットの停止を行う準備があるそうです。そんな国には遊びに行きたくないと思うのは普通の感覚だと思いますが、一方でフランス全土にも同様の宣言が出されている事実を考えると最後は個人レベルで行くか行かないかを判断するほかないのかもしれません。

海外安全HP|エチオピア

2016年10月2日日曜日

エチオピアの空港移転計画

さすが国営航空はスケールがでかいですね。2030年までの利用客の増加に耐えうる大きさの空港を新たにアジスアベバのどこかに建設する計画があるそうです。フランスのコンサル会社から来週あたりに結果が発表されるそうで、お金は中国系の開発銀行から借りるそうです。現在のところエチオピア自体に入国する人は全体のわずか3割だそうで、ドバイみたいな発展の仕方を希望しているのでしょうか。

2016年10月1日土曜日

ケニアの新鉄道

先日BBCでも取り上げられたケニアで建設中の新しい鉄道路線。中国からの借入の大きさも批判されていますが、ライオンが30頭棲むと言われているナイロビ国立公園を真っ二つに分断する計画が論議を呼んでいます。笑いを取りたいだけの政治家は「高架にするからキリンさえ通れるだろう」という種の発言を繰り返しています。

http://www.bbc.com/news/world-africa-37493947?SThisFB

2016年9月30日金曜日

ボツワナ独立

 五年前のボツワナ旅行では廉価なパッケージツアーに入ったので、オカヴァンゴを楽しむ方法は丸木カヌーとキャンピングでした。この方法だとツアー会社が集まるマウンという町からさほど湿地の深部には行けません。カヌーだからです。
 
一方で予算があるツアーを選んだ場合はマウンから5席のプロペラ機で飛んで湿地の中のほうに立つ高額キャンプに乗りつけて、滞在中はリッチな暮らしができるはずです。雨季と乾季、予算の有無によってできる体験がよほど違ってくるのがオカヴァンゴの怖さであり面白さなのだと思います。

2016年9月29日木曜日

ボツワナ50歳

独立から数えて明日はボツワナが五十年目となる日だそうです。政治的に安定していることが担保となり、自然保護についても長期的な欧米風の政策をしっかり実施できているように見受けます。半面、ふらっと遊びに行くには何でも高すぎますが。。
 
国の半分以上がカラハリなどの砂漠で占められていますが地面からダイヤが出たり牛肉を輸出したりして頑張っているようです。住んでいる人からしたら不満はあるのかもしれませんが、ここケニアから眺めている限りではラッキーな国だと思います。

2016年9月26日月曜日

アフリカゾウ減少

南アで開かれているワシントン条約に関する会議では日本のウナギも議題に上ったそうですが、過去十年で10万頭が殺されたというゾウの密猟はもちろん一大トピックになっているようです。
 
ンゴロンゴロのクレーターの底では大きなオスを見かけることが多いです。この状況に対しては、生え変わることのないゾウの臼歯は60年の寿命を終えるまですり減り続けるので晩年を迎えた個体は年中柔らかい草が豊富なクレーターに下りてくるから、という説明が与えられています。一方すり鉢上の火口の中には宿は無く、閉園も18時なので密猟者は仕事をしづらいはずです。

2016年9月24日土曜日

エチオピア危険レベル2

市街地で起きるデモや弾圧に巻き込まれる危険性を外務省は自国民のために心配しているようですね。4年前はこんなに平穏だったのですが。
 
エチオピアで見られるこの問題は政府と少数派民族との間の対立なので、方向性によってはシリアほどではないですがトルコかチベットみたいになるかもしれません。危険度下げます、と宣言できるような状況が訪れるのは政府が完璧に不満を抑えつけたケースか、または被抑圧側が納得できる合意がなされるかのどちらかでしょうけど、どっちも難しそうです。ケニアのスラムに発出されている危険の種類は一般犯罪の多さと貧困ですから政策によっては解消できる可能性がより高くエチオピアよりましだと思います。

2016年9月23日金曜日

エチオピア危険

先日、日本の外務省から出された「ゴンダールやラリベラには用事がない限り行かないで下さい」というコメントには驚かされました。旅行の取りやめまたは取扱いの中止が予想されます。
 
そういえばオリンピックの男子マラソンで銀メダルを獲得したリレサ選手が手錠をかけられたポーズで抗議しながらゴールするという事件がありましたが、ここにつながっていたんですね。統計の取り方にもよりますが90人から400人が政府によって抗議活動中に殺されたらしいです。ナイロビのスラム街とこの美しい城跡が残るゴンダールが同程度に危険(どちらも危険レベル2)だとは信じがたいです。