2016年5月2日月曜日

ケニア航空、どん底

「アフリカの誇り」というニックネームを掲げているケニア航空ですが、土曜にはパイロットがストライキを起こして間引き運航となり乗客に大迷惑がかかりました。
 
昨年は過去最高の赤字を計上しながら誰の責任問題にもなっておらず、今回のストはCEOの辞任を要求するのが目的だったみたいです。数年前には余剰人員を整理しようと試みたのですがケニアでは労働者保護が行き過ぎた感があり、法廷で争った後、誰も首になりませんでした。これも低レベルのサービスと高額チケットから脱却できない要因のひとつであることは間違いないでしょう。幸い日本発のツアーでこの会社を使うケースは少ないようです。

ケニアで象牙焼却処分

先週末はケニアでゾウの保護に関して史上最大のイベントがありました。最初はケニア山の麓に広がるライキピア県にアフリカ4か国の首脳が集まって密猟反対の姿勢を改めて発表しました。このライキピアは白人が主導する保護活動が盛んな地域なので従来のように国が絡むよりも効果が期待できます。スターベッドもスイートウォーターズもこのライキピアに属します。
 
土曜にはみんながナイロビに戻ってきて、100トン以上の象牙を焼却処分しました。密猟を許さないという決意を示す目的で度々燃やされてきましたが、今回は最大規模だったそうです。ケニアの現政権の本気度は疑わしくもありますが、資源としての象牙を活用したいと考える南部アフリカ諸国とタンザニアは参加さえしてないですから期待しつつ見守っていきましょう。

2016年4月24日日曜日

4スターテントキャンプ③

ケニア各地に展開しているサロヴァグループがマサイマラに所有するテントキャンプも4つ星として認められました。数年前からレストランなどを改装してきたのできっと喜んでいるでしょう。
 
東マサイマラの草原の中という立地は追随を許しません。宿に入ってしまうと藪が多く眺望などはありません。できる限りたくさんのテントを詰め込んだ印象があります。追加料金は発生しますがクラブテントというカテゴリーなら私も泊まってみたい気がします。入口にはドアと鍵がついていて室内は広く、バスルームもダブルシンクです。大勢でわいわい楽しく美味しいバイキングを食べて過ごす休日ならぴったりの場所です。

2016年4月22日金曜日

公認4つ星テント②

マサイマラの最深部にあるアシュニルも4つ星をもらいました。ここはWow!っていう驚きが今ひとつ足りないからファイブスターに届かないのだと思います。景色もないし。
 
でもバスルームはすりガラスで仕切られていてナイロビにある豪華ホテルのようですから綺麗好きの日本人には受けるはずです。寝室はキャンバス地のテント風ですが広くてコンセントもたくさんあります。ベランダも標準より随分大きいですからイスを持ち出したりいろんなことができます。7月にはヌーの群れが近くを通過することもあるそうです。

2016年4月18日月曜日

政府公認4星テント①

コテージと比べて数多くのテントキャンプが4つ星を与えられたので、不思議ですが、順に検証していきます。
 
まずはイル・モラン。プールもスパも無いにも関わらずむやみに広い室内、猫足のバスタブ、川沿いのテーブルで提供されるコースディナーが役人に評価されたのでしょうか。他にバスタブがあって4つ星になったのはマラ・エクスプローラー。バスタブさえ無くて値段設定も低めだけど同じ系列のイントレピッズも共に4スターを与えられたのは何故でしょうか。現大統領が経営に絡んでいるからとうがった見方をされても文句は言えないはずです。

公認4つ星ロッジ発表

時間が空きましたが引き続きケニア政府が先日発表した4つ星ホテルについて、コテージタイプの施設に絞って見ていきましょう。
 
日本でも知られているものから優先するとマラソパに加えて写真のキーコロックも公認されました。私はペンキ塗りたてみたいな安っぽい窓と扉だけを見ても賛成しかねますけどね。室内は古いままですが星獲得のために急いでドライヤーや冷蔵庫を設置した印象を受けます。
 
もし滞在したらワァ、すごいって思えるのは広い芝生の庭、柵がない開放感と、あとは隣接する池にゾウやカバが遊びにくるのでそこに作られた木道を歩いた時の驚きくらい。つまり居室以外のモノゴトに限定されそうです。