2013年1月11日金曜日

骨まで愛して

ハイエナのアゴの強さは有名ですね。他の肉食動物は文字通りお肉の部分しか食べませんから、例えばシマウマ一頭の総重量の6割くらいしか活用できないそうです。一方、ハイエナは皮、骨、タテガミなどほぼ全てを噛み砕いて胃に送り込むそうですから利用率はほぼ100%。なんともエコな生き物ですね。消化できなかった角とか蹄とかは後日、イエネコが吐き出すような毛玉みたいなボールになってやっぱり吐き出すそうです。

彼らもコタツで

驚く人は多いですが、東アフリカのサバンナでハイエナはライオンに次いで体重が重い、すなわちパワフルなんです。ヒョウより強いです。また雌のほうが体が大きい哺乳類って他にいないみたいです。ライオンを除いた猫の仲間はみな雄も雌も同じ形、大きさ、単独行動と相場が決まっているので彼らは特殊です。ただ眠る姿勢はイエネコと同じように丸くなります。

2013年1月10日木曜日

ハイエナかっ!

隠れファンの方が複数いたみたいなので始めましょうか。

分類するならもちろん肉(と骨)をいっぱい食べるので食肉目。見かけは犬っぽいですが犬とも猫とも異なる独自のハイエナ科に属します。現生4種のうちで昼間のサファリで見かけるのはブチハイエナだけです(写真)。丸い耳が特徴的ですね。体色は年齢とともに薄灰色になって自慢の斑は薄れていくようですが鼻の周りとしっぽの先端だけは黒いままだそうです。

2013年1月9日水曜日

まるでハイエナだね、あの人わ!

ハイエナについてのエトセトラを聞きたい人っていますか?誤解されている部分も多々あるから汚名返上の機会を与えてあげたいとは思っていたんですが。ナイロビに着いた人に「何を一番見たいですか」ってたまに聞きますが「ブチハイエナ」って即答ぶった人いませんし、今までに。

2013年1月7日月曜日

ンドゥトゥ③

私がンドゥトゥを訪れたのは12月だったので、写真のように白髭ヌーが列をなして様々な方角から終結している状況でした。昨年の6月頃に命を宿してから旅を続け、気が休まる日はなく、とうとうこの地に集結しての集団出産はアフリカを代表するドラマに違いありません。

2013年1月6日日曜日

ンドゥトゥ②

このロッジは湖に面していて、私が訪れたときには少数ですがフラミンゴもいました。たまにヌーもこの湖を泳いで大移動を完遂するそうです。岩合さんの写真集にも何点かここで撮ったらしき写真が入っています。ここに泊まる人は髪を洗うためではなく(シャンプーがない点についてしつこい!?)、暑いなか終日サファリをしてくたびれたけど暖炉の周囲に集まって歓談したり撮った写真を自慢し合ったり、が目的なんです。

2013年1月5日土曜日

ンドゥトゥサファリロッジ


毎年2月をピークに34室は全てテレビクルー、写真家、研究者によって占領されてしまうこのロッジは、魅力的な立地と恐らくは女将さんのキャラのおかげで固定客の心をつかんで離しません。
場所はセレンゲティに接するンゴロンゴロ保護区側なので自由に獲物探しができます。部屋にはシャンプーさえ置いてないですがサファリ原理主義者ならそんなことで文句は言いません。

 
昨年ある旅行会社が興味を持ってくれて、5月に無理やり空いている日を見つけてすぐに金を払って6部屋押さえました。そのツアーが晴れて月末に出発することとなりました!一年も前に予約しないと泊まれない宿がタンザニアにもあったのです。

チョコ像

再びブリュッセルに戻りますが、広場の一角にゾウさんがいたのを思い出しました。国内では有名なチョコレート会社のマスコットキャラクターのようでした。ゴディバを始めチョコの中に詰め物を入れるのが得意なベルギー。彼のお腹には何が入っているのでしょうね。