2012年11月11日日曜日

ブンバ②

ブタの仲間は進化の道筋からいいますと深い森に暮らしていた動物が起源だそうです。なのにこのイボイノシシだけがいろんな努力の結果、開けた草原へ進出できました。

走るときにぴょこんと自動的に立つ尻尾は、草深い環境においても後続の仲間、あるいは子供達から見つけやすいはず。逃げる際に速度も持久力も他の動物に比べて極端に劣るイボ達は、周囲にいくつもの逃げ込む穴を確保しておいて緊急時には飛び込んで避難します。間に合わなかったら即ソーセージ化しちゃいます。

2012年11月10日土曜日

ぱらっと

どんどん行きましょう。お次は若いインパラ。

アンテロープの仲間には一応入っていますがどれにも似ていない孤高の存在。地面の草から木々の葉っぱまで何でも食べます。水は毎日飲む必要はないようですがこの日は池に姿を現しました。角はオスだけが持ちますが、生後8ヶ月くらいで群れから追い出されるようなので、この個体もきっとそういう状況なのだろうと推察しました。

2012年11月9日金曜日

ブンバ♪

そうこうするうちにイボちゃんもやってきました。彼らは完全な昼行性らしく、日没後は巣穴で寝ているそうです。水も毎日飲まないといけないそうですから昼間の居ながらサファリにはぴったりの役者となります。劇団四季とディズニーだけでも忙しいはずなのにセレナのレストラン前にも顔を出すまめな彼らをほめてあげてください。
ちなみにケニア人ドライバーからはソーセージとか(ライオンに食われるから)信じられない馬鹿とか(捕食者から逃げる途中で立ち止まって物思いにふけるらしい)ひどい扱いを受けていることをここに報告いたします。

2012年11月8日木曜日

水生アンテロープ

名前のとおり水の近くにいないと生きられないのがウォーターバックです。この日はシマウマの後から子連れで水場にやってきました。昼、夜どっちも元気なのでサファリ中に見かけやすい動物です。

姿が最も鹿に似ているのはこいつらだと私は思います。角はオスだけが持ちます。暮らしの単位は他のアンテロープと同じで一頭の雄と複数の雌からなる小グループです。母親は出産時は群れからひとり離れ、赤ちゃんを藪の中に数週間も隠し続けるそうです。

2012年11月7日水曜日

池端のシマウマ

まずやって来たのはシマウマの群れ。彼らは基本的には毎日水を飲みたい生き物ですからケニアとタンザニアの間をあんな苦労して移動するのです。
体重はヌーと同じくらいで250kgは超えません。五感の中では視力に最も頼っている点、さらに日中に活動的になる点でちょっと他の動物とは違っていますね。
雌雄の区別は外からは分かりにくいです。群れの単位はいわゆるハーレム。一頭の雄とそれに従う複数の雌、その子馬達によって構成されます。夫婦の絆はかなり強く10年以上も続くこともあるそうです。ハーレムから追い出された若い雄たちは男だけのグループを作る点はインパラと一緒です。

2012年11月6日火曜日

セレナ池

セレナロッジは西ツァボにもあります。ロッジ自体の歴史は60年代にまでさかのぼりますので、当然ながら一番いい場所に当時建設したのでしょう、今でも眺めと立地が素晴らしいです。レストランの横はどーんと開けており、昼夜問わずいろんな種類の動物が水を飲みに来る姿を居ながらにして観察、撮影できます。