南アで開かれているワシントン条約に関する会議では日本のウナギも議題に上ったそうですが、過去十年で10万頭が殺されたというゾウの密猟はもちろん一大トピックになっているようです。
ンゴロンゴロのクレーターの底では大きなオスを見かけることが多いです。この状況に対しては、生え変わることのないゾウの臼歯は60年の寿命を終えるまですり減り続けるので晩年を迎えた個体は年中柔らかい草が豊富なクレーターに下りてくるから、という説明が与えられています。一方すり鉢上の火口の中には宿は無く、閉園も18時なので密猟者は仕事をしづらいはずです。
2016年9月26日月曜日
2016年9月24日土曜日
エチオピア危険レベル2
市街地で起きるデモや弾圧に巻き込まれる危険性を外務省は自国民のために心配しているようですね。4年前はこんなに平穏だったのですが。
エチオピアで見られるこの問題は政府と少数派民族との間の対立なので、方向性によってはシリアほどではないですがトルコかチベットみたいになるかもしれません。危険度下げます、と宣言できるような状況が訪れるのは政府が完璧に不満を抑えつけたケースか、または被抑圧側が納得できる合意がなされるかのどちらかでしょうけど、どっちも難しそうです。ケニアのスラムに発出されている危険の種類は一般犯罪の多さと貧困ですから政策によっては解消できる可能性がより高くエチオピアよりましだと思います。
エチオピアで見られるこの問題は政府と少数派民族との間の対立なので、方向性によってはシリアほどではないですがトルコかチベットみたいになるかもしれません。危険度下げます、と宣言できるような状況が訪れるのは政府が完璧に不満を抑えつけたケースか、または被抑圧側が納得できる合意がなされるかのどちらかでしょうけど、どっちも難しそうです。ケニアのスラムに発出されている危険の種類は一般犯罪の多さと貧困ですから政策によっては解消できる可能性がより高くエチオピアよりましだと思います。
2016年9月23日金曜日
エチオピア危険
先日、日本の外務省から出された「ゴンダールやラリベラには用事がない限り行かないで下さい」というコメントには驚かされました。旅行の取りやめまたは取扱いの中止が予想されます。
そういえばオリンピックの男子マラソンで銀メダルを獲得したリレサ選手が手錠をかけられたポーズで抗議しながらゴールするという事件がありましたが、ここにつながっていたんですね。統計の取り方にもよりますが90人から400人が政府によって抗議活動中に殺されたらしいです。ナイロビのスラム街とこの美しい城跡が残るゴンダールが同程度に危険(どちらも危険レベル2)だとは信じがたいです。
そういえばオリンピックの男子マラソンで銀メダルを獲得したリレサ選手が手錠をかけられたポーズで抗議しながらゴールするという事件がありましたが、ここにつながっていたんですね。統計の取り方にもよりますが90人から400人が政府によって抗議活動中に殺されたらしいです。ナイロビのスラム街とこの美しい城跡が残るゴンダールが同程度に危険(どちらも危険レベル2)だとは信じがたいです。
2016年9月18日日曜日
弱肉強食エアポート
ナイロビ到着時に陥りやすい詐欺の事例をひとつ紹介しておきます。
到着ターミナルはプレハブ造りになっていまして、税関を通過して建物二階部分の扉を出ますとちょっとしたスペースがあります。しかしそこは待合いエリアのように見えてその実異なりますから一目散に左折してスロープに沿って屋外に進んでください。そこに待合人がたむろしています。もし下りる前のスペースに留まって困惑するような雰囲気を出すと複数の職員または兵士が近づいてきて電話を貸すのでガイドにかけろ、終わったら二十ドルよこせ、と言ってきます。これは監視カメラの届かないエリアで常に行われます。手つかずの大自然で日々繰り広げられている弱肉強食の世界を休暇の一部として見に来たのに自分が餌食になることは避けたいですよね。
※写真は皮肉なのか空港に設置された百獣の王ライオンのオブジェ
到着ターミナルはプレハブ造りになっていまして、税関を通過して建物二階部分の扉を出ますとちょっとしたスペースがあります。しかしそこは待合いエリアのように見えてその実異なりますから一目散に左折してスロープに沿って屋外に進んでください。そこに待合人がたむろしています。もし下りる前のスペースに留まって困惑するような雰囲気を出すと複数の職員または兵士が近づいてきて電話を貸すのでガイドにかけろ、終わったら二十ドルよこせ、と言ってきます。これは監視カメラの届かないエリアで常に行われます。手つかずの大自然で日々繰り広げられている弱肉強食の世界を休暇の一部として見に来たのに自分が餌食になることは避けたいですよね。
※写真は皮肉なのか空港に設置された百獣の王ライオンのオブジェ
2016年9月17日土曜日
キリンパラダイス
ケニアに住む者から言わせると、今回の研究の結果、ケニアがキリン天国であることが公的に証明されたようなもんです。
なぜなら現存する4種のキリンのうちナイロビとマサイマラ、サンブルを訪れればそのうちの3つを見られるからです。隣のタンザニアではどこをどう探してもマサイキリンしか見つけられないことを考えるとその凄さが引き立ちますね。誰か「キリン3種スタンプラリー8日間」と銘打ったツアーを造成してくれませんかね。
なぜなら現存する4種のキリンのうちナイロビとマサイマラ、サンブルを訪れればそのうちの3つを見られるからです。隣のタンザニアではどこをどう探してもマサイキリンしか見つけられないことを考えるとその凄さが引き立ちますね。誰か「キリン3種スタンプラリー8日間」と銘打ったツアーを造成してくれませんかね。
2016年9月16日金曜日
ミナミキリン
最後となる4つ目のキリン種はSouthernジラフ。ミナミキリンと訳せるでしょうか。南アやナミブ砂漠に棲んでいる模様の薄い個体群がそれに該当するそうです。
今回の最新の研究成果を実際のキリンの保護活動にどうやって活用するかは悩ましいところだとネイチャー誌にありました。例えば模様がちょっと違っても同種ならば南スーダンの地域変異が皆殺しにあったとしてもケニア個体群がいる限りはダメージとはならない、と考えることもできるからです。
今回の最新の研究成果を実際のキリンの保護活動にどうやって活用するかは悩ましいところだとネイチャー誌にありました。例えば模様がちょっと違っても同種ならば南スーダンの地域変異が皆殺しにあったとしてもケニア個体群がいる限りはダメージとはならない、と考えることもできるからです。
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