最後は世界のセレブ御用達の宿、Mtケニアサファリクラブ。昨年の3月に皇太子も宿泊されました。家族を捨てて愛に走ったアメリカ人女性がボーイフレンドのために別荘を建てたのがそもそもの始まりで、その後は有名人の集まる倶楽部として発展しました。広大な庭と9ホールのゴルフ場、敷地内でのフライフィッシングなど滞在中は飽きることはありませんが、車で30分走ればスイートウォーターズにも行けるので日帰りサファリが可能です。
スイートウォーターズで進む活動のもうひとつがチンパンジーの保護。ケニア国内には本来生息していませんが、隣国のブルンジが政情不安になった際に引き取ったのが始まりで、今では41頭をかかえるまでになりました。赤ちゃんも含めて全員に名前がついているそうです。
このアフリカで2番目に大きいサル達は大きい囲いの中で暮らしていて、我々は柵沿いを歩くウォーキングサファリ、または観察タワーに上って双眼鏡で彼らを探します。5、6年前までは敷地を流れる川にボートを浮かべてのボートサファリも行っていたそうですが、彼らが成長し数が増えるにつれ危険も増したので(フンを投げつけることもある)、今では残念ながら中止したそうです。