スイートウォーターズに行こう!と思ったときに最初に来る選択肢はセレナ系列のテントキャンプでしょう。サイとチンプのサンクチュアリにも近く、39部屋もあるのでだいたいは空いてます。テントが動物達の水飲み場に面していて、その奥には晴れればケニア山が見えます。敷地内を赤道が通っているらしいので、GPS携帯を持っている人は調べてみてください。
スイートウォーターズで進む活動のもうひとつがチンパンジーの保護。ケニア国内には本来生息していませんが、隣国のブルンジが政情不安になった際に引き取ったのが始まりで、今では41頭をかかえるまでになりました。赤ちゃんも含めて全員に名前がついているそうです。
このアフリカで2番目に大きいサル達は大きい囲いの中で暮らしていて、我々は柵沿いを歩くウォーキングサファリ、または観察タワーに上って双眼鏡で彼らを探します。5、6年前までは敷地を流れる川にボートを浮かべてのボートサファリも行っていたそうですが、彼らが成長し数が増えるにつれ危険も増したので(フンを投げつけることもある)、今では残念ながら中止したそうです。
ケニア山周辺は小麦などヨーロッパ的な農業に適していたのでしょう、植民地時代の早い段階から多くの白人が入植した地域です。20世紀に入り自然保護の概念が広まってからは、牧場の一部を野生動物の保護区へ転化する動きが進みました。それら「私営保護区」「コンサーバンシィ」などと呼ばれる中のひとつがスイートウォーターズです。
ここではビッグ5の他にもオリックス、アミメキリンなどバラエティに富んだ動物が手軽に、かつ間近に見られます。国の管理とは別の視点(白人的)による保護活動も進めておけば、万が一どちらかがコケたときの保険になるので賢いと私は思います。ことわざにもあるでしょう。「全ての卵をひとつのカゴにいれるな」ってね。