2017年3月16日木曜日

秘密のヒヒ

毛皮の話を続けます。三年前にタンザニアで細々と暮らす狩猟民族の村を訪れた時のこと。狩りを担当する少年達によればバブーンの毛皮をまとうことで獲物(キリンとかディクディクとか)に近づきやすくなるそうです。人間なのかヒヒなのか、草食動物が一旦戸惑う隙に弓矢の射程距離まで近づくのかもしれません。ちなみに私が同行を許された狩りのセッションではリスとハチドリを見事目の前で仕留めてくれました。

まとえる野生(高いけど)

昨日と同じ文脈で言えば、人間よりも素早いし力強いし爪や牙などの武器も備えている肉食獣の毛皮やパーツを身に着けることは、古代の人々にとってはオシャレというよりは野生のパワーを分けてもらうという意識だったのでしょう。
 
翻って21世紀。表参道にあるこちらのお店で買ったカバンを提げて街を歩けば違った意味でのパワーを自分の中に感じること請け合いです。

2017年3月15日水曜日

本物を見に行こう

ライオンを嫌いな人は少ないですよね。アフリカで長い時間を過ごした初期人類にとって、サバンナに棲む肉食獣が残した獲物のおこぼれをもらったり積極的に(ハイエナみたいに)奪ったりして生計を立てていたことはまず間違いないみたいです。その頃の羨望や敬意が今の私たちの体内にも残っているんでしょうね。写真は銀座ライオンで一杯飲んだ後に見つけたメンバーズカードの広告。せっかくなら入会キャンペーンの一等賞がケニア旅行だったらいいのにな、って思いました。

2017年3月13日月曜日

ドバイターミナル3

すでに巨大空港として知られるドバイですが、3年後の万博に備えて新たな空港の建設計画もあるらしいです。
 
日本からケニアに行く場合、乗り継ぎ時間の長さはネックのひとつではありますが空港内をぶらぶらしていれば時間は過ぎてゆくものです。それでもどこかでゆっくり休憩したいならコンコースABCのそれぞれに用意された有料ラウンジを使いましょう。コンコースAのラウンジは搭乗ゲートA2の近くにあって、自分の利用ゲートがA13だったりしたら急いでも10分以上かかる恐れがあります。ご注意ください。

2017年3月11日土曜日

ロイサバにエアケも

ケニアの北半球側に位置するライキピア郡。そのエリアに数多くある私営保護区の中でも比較的日本で知られているのはロイサバロッジですが、陸路で行くのは困難なのでこれまではデイリーで運航しているサファリリンク社の国内線で向かうのが普通でした。でもエアケニア社も追随するそうで、6月から2名いればロイサバに立ち寄ってくれるそうです。これでアクセスが改善するのは間違いありません。

2017年3月6日月曜日

ナイロビ3往復

一度は今年6月からと発表されたエミレーツによるナイロビ行き増便ですが、ケニア当局からの横槍が入った後の進展はフォローし損なっています。
 
予定された便名はEK717。アウトバウンドはNBO7:10-DXB13:15なので日本発のツアーには役に立たない増便ですが、ドバイで復路にストップオーバーしたい人とか出張者にとっては一つのチョイスになり得ます。干ばつとか良いニュースを聞かないケニアですが、この計画は久々にポジティブなものです。実際、昨日EK719便に搭乗しましたが満席でした。

2017年2月8日水曜日

在位65年

エリザベス女王は65年前にケニアで父親の訃報に接したことになるんですね。
 
その日に宿泊していたとされるのがアバーデア国立公園にあるツリートップス。でも当時の建物どころか場所も今のホテルとはちょっと違うそうです。元々の建築物は独立闘争の時に焼き討ちにあったそうです。まあ由緒あるホテルであることに疑いはありませんし、スイートルームに「プリンセスルーム」と名付ける資格はあるでしょう。

2017年2月7日火曜日

マラノースのファイヤー

マサイマラからは離れていますがオフロードのサファリが楽しめるマラノース私営保護区。八月にヌーが大挙して渡るマラ川が敷地を流れてはいますが上流にあたるので川渡りは稀だそうです。その川がぐーっと蛇行している部分にうまく建てられているのがエコロッジとしても知られるカレン・ブリクセンです。朝食のテーブルを並べるテラスとたき火の場所が川に面しています。見渡せるような眺めはありませんが、川の対岸がなだらかな斜面になっていて水を飲みに来るインパラなどをこっちから観察できます。カバも近くに集まっています。