2016年9月15日木曜日

ロスチャイルドキリン

キリン学者の新説によると三番目の種はNorthernジラフ、直訳するとキタキリン。なんだかモックンの義母のような名前になりますがスーダンやウガンダに棲んでいる個体群がまとめてここに入れられるそうです。
 
形態的特長はもちろんホワイトソックスというあだ名がつくほど目立つ膝(本当はカカトですけど)から下の白くて美しい部分ですね。ケニアでは野生で見るのは困難になってきて、保護下でしたらジラフセンターとナクル湖で出会うことができます。

2016年9月13日火曜日

アミメキリン

キリンの新分類の話を続けます。大学一年でモンコー、モクカ、ゾクシュという系統学上のレベル分けを覚えたのが今になって役立っています。
 
ケニアとエチオピアに生息するアミメキリンも独立した種として認定される予定です。オレンジ色で規則正しい模様から最も美しいキリンとされることが多いです。ケニアでは北半球に位置するメルーやサンブルといった国立公園で容易に出会うことができ、ちなみにソマリアにもいるそうですがそこを訪れることが困難なので気にかける必要はないでしょう。

2016年9月12日月曜日

マサイキリン

DNA情報を用いた最新の研究結果によると、アフリカのキリンは長らく交流の絶えた4つのグループに分けられるらしく、それぞれ別種として扱うのが妥当だそうです。今まで「キリンは一種、その中で生息域により9つの亜種に分けられる」としてきた私の説明も改めたほうがよさそうです。
 
アンボセリやマサイマラで出会える我らのマサイキリンは今回はっきりと他のキリン達と区別されて単一種としての地位を与えられるそうです。外見的特徴はブドウの葉っぱのような不規則な模様と、それが足先まで続いている点だそうです。

2016年9月8日木曜日

マガディ湖

ナイロビから3時間、標高660メートルの場所に塩湖が横たわっています。常設の宿がないマサイの土地なので人気はありませんがシャイなフラミンゴが集まっているという噂をもとに出かけてきました。
 
大地溝帯の底に位置し温泉さえ湧出するほどですから乾季にも関わらず蒸し暑かったです。12月に行ったら死ぬかもしれません。流入する河川がないことから湖水は淀んでいて、フラミンゴの好物である植物プランクトンがいっぱい含まれているような感じでした。ティラピラ様の小魚さえ群れていたのには驚きました。

2016年9月5日月曜日

ゲイツ氏も

fbの創始者がナイロビの食堂でティラピアの素揚げを手づかみで食する様子が世間を騒がせたのも束の間、今度はビルゲイツ氏がやってきます。アフリカ緑化計画の会議だとか。ポジティブなケニアの露出が続くことは喜ばしいですね。
 
※写真はテリヤキJAPANの新商品フライドフィッシュ

2016年9月1日木曜日

金環日食見えず

ナイロビの空は朝から全く陽の光が差さない状態だったので、日食の神秘に触れることはできませんでした。空を見上げている人もいませんでした。モーリシャスやタンザニア南部のカタヴィ国立公園などがベストポイントだったみたいですが、同じアフリカなので少しは見られるかと期待した自分が間違っていました。

2016年8月31日水曜日

TICAD去ったけど

会議の期間中にもしテロや大失敗があったら観光業にとって逆に大打撃になると気が気じゃなかったのですが、私の心配をよそにスムーズに終わってほっとしています。
 
他国での盛り上がりに追随する形でケニアも遅ればせながらマイス、マイス(会議、展示等のビジネス需要の誘致)と叫び始めてから数年が経ちますが、このところの実績は確かに立派でして、昨年の7月にはオバマ大統領も参加してのアントレプレナー会議、続いて12月にはWTO総会を開き、今年は5月にディカプリオ、7月に別の国連会議、最後にこのTicadですから能力と経験はかなり鍛えられてきています。次に目指すべきはW杯かオリンピックかな?
 
(写真左の茶色が国際会議場)

TICAD2日目(だった)

27日の明け方に市内でだけ雨が降ったそうで、徒歩40分の私の家のほうでは全くそんな雰囲気はありませんでした。大臣を濡らしてはいけないと前日に10本の傘を買い込むほど準備側は気合いが入っていたんですけども。
 
台風10号のせいで羽田が使えなくなる恐れが途中で出てきたそうで、首相ご一行は予定を早めて帰ってしまいました。安倍さんにはマサイマラを是非見て欲しかったんですが(そしてその後のナイロビ危険度解除宣言も)。。会場付近では昨日くらいまで撤収チームが忙しく働く姿がありました。