2014年12月8日月曜日

風に立つ⑤

「草原のゾウのシルエット」はアンボセリ周辺で撮影できるはず。乾季なら埃が舞って逆光がより映えるんですが、今は小雨季ど真ん中なのでどうなるでしょう。緑の絨毯と朝日というのもそれはそれで美しいんですけども。

2014年12月6日土曜日

さだまさし④

「白い雪」については2度歌われていますね。
 
タンザニアからセスナを飛ばして山頂の上空を周回すると氷河がわずかしか残っていないことが分かります。前の晩に雨が降れば雪となって地表だけは白く覆われますから、撮影隊はてるてる坊主を逆さに吊るして祈っているかもしれません。今は小雨季で結構雨が全土で降っているのでチャンスではあります。

2014年12月5日金曜日

風に立つ③

「キリマンジャロの白い雪」は当時はいっぱいあったのでしょうが30年経った今ではほとんどの万年雪は流れ出してしまい残っていません。
 
白い様を見たいなら雨季の4、5月に来てください。前夜の降雪がしばらくは残っているので雪化粧が見られます。主人公はケニアを拠点にしていたようなので山を見たというなら恐らくこんな感じのアンボセリからの眺めだったでしょう。

2014年12月3日水曜日

歌詞まさし②

「百万羽のフラミンゴが一斉に飛び立つとき暗くなる空」を監督は映像化したいでしょうね。
 
ナクルではなくボゴリア湖で待機してカメラを空に向けながら群れが飛び立つまで何時間も我慢するのか、あるいは時間がないなら石を湖に投げ込むか、あるいは野良犬を群れに放つのか。最後はCGでコピペするかもしれませんね。それほど今ケニアで大群を見るのは難しくなっています。

2014年12月2日火曜日

歌詞まさし

さだまさしさんの「風に立つライオン」の歌詞について特にケニアのどこを想定しているのかに注意して研究してみました。
 
「ビクトリア湖の朝焼け」に触れていますね。歌のモデルになった青年はケニアに赴任していたそうですから湖畔の町の中では最も都会のキスムを訪れた際に日の出を目にしたと想像します。でもキスムは日本で言えば東京湾みたいに引っ込んだ位置にあって広々とした水平線は見えません。タンザニアのムワンザのほうが広大さで優りますがロケには行かないでしょう。

2014年12月1日月曜日

ワンミリオンクラブ

今年は120万人を超えると強気だったタンザニアの観光客数の予想ですが、エボラのせいで届かないかもしれませんね。ここナイロビでも欧米人は見かけますが日本人は全く来なくなりました。
 
新聞の論調ではエジプトなんか遺跡だけで数百万人も集めるんだからタンザニアは自然もあるしもっとできるはずだ、って感じでしたけどちょっと乱暴な比較かなぁと。。
 
ちなみにサファリ主体で年間100万人以上の観光客を集めている国は(というか遺跡や見るべき文化遺産が無いか保存されていない国)はケニタンに加えて南ア、ザンビア、ボツワナ、ナミビア、ジンバブエだそうです。

2014年11月24日月曜日

ココナッツとカレー風味

なんか続けてモンバサと北部国境のマンデラ郡でテロや暴動が起きて大勢亡くなったみたいですね。
 
どちらの都市も随分前から外務省によって「検討」か「延期」しろって名指しされているエリアですから、危険情報をご金言とあがめる日本の旅行代理店にとっては対岸の火事どころか「火星の土砂崩れ」くらいなもんでしょう。
 
最近笑えたのは国立農業大学で学生が暴動を起こして焼討ちや略奪を行ったのですが、授業再開の条件として学校側が出したのは「ひとりあたり6000円の罰金」でした。学生からの反応は「高すぎる」。えっ、値段なの?って突っ込んでしまいました。国が変わるといろいろですね。

2014年11月23日日曜日

ハザベ⑦

彼らが数千年の長きに渡って狩場としていた土地を後にした私はマニャラへ戻る途中に赤タマネギを満載したトラックと何度もすれ違いました。後で聞くと周辺がどんどん畑地として開かれているそうです。大昔にはいなかったクシ語系のイラキ族やニロティック系のダトガ族が牛とヤギを連れて流入している問題もあります。
 
彼らの伝統ライフと狩りにおける特殊能力は大田区の工員が持つそれと同じなのかもしれませんが、前者は5年か10年でこの世から消え去る危険をはらんでいます。ナイロビでぬくぬくと暮らす私ができることと言ったら彼らに関するドラマを世間に広め、会いたいという人が現われたら現場へ連れて行ってあげて、当人が何かを感じ取る舞台を用意してあげる、それだけなので悲しい限りです。