2014年5月6日火曜日

雨季だか何だか

ケニア北部で干ばつ被害の恐れが高まっている、という投稿をしようと思った矢先にナイロビで大雨が降りました。オフィスの外もこんな空模様。マサイマラでも数週間降ってないそうで、このまま本格的な雨季に是非とも突入して頂きたいものです。じゃないと社会の不安定化につながってしまうので。。

米国民

一連の爆破事件を受けて、アメリカは自国民に対して沿岸の町、モンバサへの旅行は控えるようアドバイスしたようです。随分前からオーストラリアはモンバサに加えてナイロビにも余り近づかないようアナウンスしていました。
 
日本の外務省はウェブサイトにて注意を発出しましたが、日本人観光客の旅行内容を考慮した結果なのか(モンバサや市街地の観光は含まれていないってこと)、それ以上の動きはなさそうです。サファリ目的で国立公園に出かけて終わったらすぐ帰国するのが主なツアーの行程ですから、私の8年住んでいる目から見ても直接、不意の危険が日本人観光客に及ぶ状況は考えにくいです。

2014年5月4日日曜日

バス爆発

昨日と今日、ケニアの二大都市であるモンバサとナイロビで一般人を狙ったテロが起きました。どちらもイスラム過激派の犯行が疑われています。
 
先月から人権無視とも呼べるくらい徹底した家宅捜索や不法滞在者の検挙がケニア警察によって実施されている中での乗合いバスやバーへの連続攻撃をどう解釈すべきか、明日以降の報道に注目したいと思います。ちなみに通常の観光客はバスにも乗らないし地元のバーにも足を向けませんから心配不要です。

2014年5月2日金曜日

ルワンダホテル

女性と子供を含む80万人が社会から暴力的に一気に排除され、国内インフラが完全に麻痺した20年前。そこからツチ族の大統領が主導した復活の物語はアフリカの奇跡とも呼ばれます。
 
現在ではアフリカで最も起業しやすい国のひとつに数えられるルワンダ。外資系ホテルも押し寄せていて、現在建設中のホテルは国内で4軒、ベッド数は819に上るとか。この数は東アフリカ地域で堂々のトップです。今回お世話になった有名ホテルのミル・コリン(写真)も6月以降にはケンピンスキーとして模様替えが始まるそうですから映画ファンは早めに泊まりに行ってください。

2014年5月1日木曜日

20年という時間

今年は様々な歴史的イベントにおいてちょうど20年目にあたるようで、マンデラ大統領誕生とかアイルトン・セナ事故死などを振り返るニュースをよく目にします。
 
東アフリカで忘れてはいけないのがルワンダで起きたツチ族に対する大量虐殺。先日訪れたキガリではあちこちに「20年前を忘れない」というポスターや広告がありました。全国で政府主導の様々な記念行事が計画され、不安視する向きもありましたが、全て無事に終了したようです。経済成長の優等生という面目は見事に保たれたのです。
 

2014年4月21日月曜日

空気読みすぎ

ある研究によればゴリラが発する音、音声の9割はオトナ雄によるものだそうです。つまり群れのメンバーは子供も含めて常にシルバーバックの動向を視覚的または彼がかもし出す空気を読んで行動し、めったに声を出さないってことです。ずっと図書館に住んでいるようなものでしょうか。彼が動けばついて行き、彼が横になればやはりこちらも寝床の準備を始めます。
 
ゴリラ観察中の一時間はつまり我々もそのルールに従うことになるのです。カワイーとか黄色い声を出そうものなら参加者のみならずゴリラからも白い目で見られるでしょうね。

2014年4月20日日曜日

ベッドメイク

ゴリラは毎晩新しい寝床を樹上、または地面に作って眠るそうです。場所を決めたら手近の木々を集めてものの5分で完成させるそうです。私よりキレイ好きです。
 
日の出から一時間の内に起き出して、一日のうち3割ほどの時間を食事にあてるそうです。僕ら人間が山の麓からえっちらおっちら歩いてきて、ちょうど彼らの朝食時にタイミングが合えば活動的な姿を観察できるでしょう。もし食事の合間の休憩時にぶつかったならばアクティブではないかもしれませんが彼らとの対面時間はきっかり一時間ですから諦めるほかありません。

2014年4月19日土曜日

森の人

雨中の二時間の藪こぎの後、開けた斜面にいましたねぇ、ゴリラさんが。二頭のシルバーバックを中心とする大きい群れでした。一番小さいのは4歳の子供で、全般的に子供は好奇心があるらしく、よくカメラ目線を我々にくれたのです。