2014年3月13日木曜日

通勤地獄

近所のショッピングセンターの4階に上ってビールを飲みながら、夕方になってもぎらぎら照りつける南緯ゼロ度の太陽に焼かれている帰宅中の人々を眺めていると「ナイロビって都会だなぁ」って思います。
 
以前、会社のスタッフがオフィスの水道水をポリタンクに入れて持って帰ろうとしていたので理由を質したら「塩素の味が好き」って答えでした。ところ変わると文明の基準も変わるんです。

2014年3月12日水曜日

オールジャパン

中国からの渡航者数は、1万人を少し超える日本のそれを尻目に、昨年は4万人を超えたそうです。建設業の従事者をさっぴいたとしても多いですね。
 
しかしここへ来て日本も頑張っています。三井物産がモンバサの都市交通システムのプロジェクトを取ったそうですし、豊田通商は地熱発電に加えてナクル市で肥料工場を建設するそうです。ロート製薬もオフィスを開設しました。僕はといえばここの自然を守って行きたいだけなんですけどね。

2014年3月11日火曜日

スルー禁止

今朝のウィルソン空港の入口には30台くらいの車が渋滞の列を作っていました。検問をしいて一台ずつトランクを開けたりしているから敷地に入るまでに時間がかかっているのです。
 
私なんかたまにコーヒーを買いにターミナル内のカフェへ歩いて行きますが、その時さえストップさせられることもあります。だいたいは顔見知りの警官なのでスルーできますが。

2014年3月9日日曜日

給与カット

久々にBBCのトップニュースにケニアに関することだけど「事件でも非難する内容でもない」ニュースが上りました。現政権の閣僚が給料を最大で15%返還する、というものです。
 
今日はちょうど大統領の就任から一年。中国が入札した新幹線工事の不正が国会で議論されたり県知事が予算の何倍もお金を浪費していたり、ろくなニュースがなかった中での巻き返しの一歩にはなりそうです。
 
※ちなみに大統領の削減前の月給は140万円ほどでした。

2014年3月8日土曜日

ウーマンデイ

今日は世界女性の日だそうで、朝刊に「もしあなたがケニアで女性として生まれたならば」というデータが載っていました。
 
・あなたの平均余命は50歳
・文字を読める大人になっている確率は70%
・45歳の時点でシングルマザーになっている確率は60%
 
ちなみにケニアの人口全体に占める割合は過半数で52%だそうです。

2014年3月3日月曜日

2本で2万ドル

ケニアと異なりタンザニアでは高額な申請料を払えばハンティング、つまり生きている雄の動物を銃で殺すことができます。仕留めた獲物の持ち帰り代金は別になっていて、例えば現在32キロを超える象牙は$21,900だそうです。
 
ハンター協会はこの収入が自然保護に活かされていると主張し、一方ツアー会社は正反対の主張です。タンザニアでは一日30頭のゾウが殺されているというデータもあり、前者の立場は日に日に苦しくなっているそうです。

2014年2月28日金曜日

年間2万頭

インターポールによりますと、象牙の密猟がアフリカで最もひどいレベルにあるのは6月に日本と対戦する国ではなくてタンザニアだそうです。
 
不法に取得された象牙は汚職がはびこるケニアのモンバサ港からアジア諸国へ積み出されるそうです。ケニアでは象牙の不法所持に対する罰金がわずか3万円だったのが100万円に引き上げられたばかりなのですが、効果はまだまだと言わざるを得ないです。

2014年2月27日木曜日

半歩前進

観光省によると観光客を乗せたケニアの車両がタンザニア国土に近々入れるようになる、これは歴史的一歩だ、と自画自賛しています。実際は数年前まで普通にやれていたし、今度の決まりでも空港エリアには立ち入り禁止という意味不明な規制は残ったままなのでメリットは限定的です。
 
いつになったら本当の意味で東アフリカ共同体が出発するのか、そしてマサイマラとセレンゲティをつなぐサンド川ゲートがいつ再オープンするのか。これは私の生きているうちに実現するか怪しいくらいです。