2013年7月26日金曜日

ライキピア

ライキピアはケニア山の北西に位置する行政区域のひとつで、西はイシオロ県と、北はサンブル県と接しています。

ただし我々サファリ愛好家の間ではどっちかというと1992年に始まった、民間主導による自然保護の取り組みのほうを指します。広さはセレンゲティに匹敵するほどで、動物の多様性はマサイマラに次ぐとも言われています。

2013年7月18日木曜日

選ばれた牛

ヘミングウェイなど読んでしまうとこいつらの凶暴さがアフリカに来る前にインプットされてしまいますが、もちろん彼らに悪気はなく、こんなカワイイ仕草も見せてくれさえします。

水場から離れられないという弱みはありますが、700キロの巨体と複数の胃、進んだ消化器官、歯の役目を持つ歯茎などを生かし、アフリカの偶蹄目の中で一番の成功者となりました。現在人間に家畜として飼われているウシの起源はアジア由来だそうで、彼らをアフリカの地に放してもすぐに死んでしまうそうです。このアフリカのスペシャリスト、ケイプバッファローをそういう目で見るとなんだか尊敬の念さえ生じてきますよね。

2013年7月17日水曜日

ヌー、ヌー!

昨日はセケナニゲートの外にあるキャンプ、マラスプリングスに泊まっていた方もお弁当を持って川沿いまで遠征して、川渡りを見たそうです。

7月の渡り始めはいつもマラ川の東側、ルックアウトという小高い丘の付近で迫力ある渡河が見られます。ルックアウトには東側であればどの宿に泊まっていても半日で出かけられますので、宿泊場所の選択というよりも川渡りというドラマを見たい、見るまで帰らない、という執念のほうがポイントになるかと思います。

※写真は5月のマラ川、南マラブリッジ付近の様子

2013年7月8日月曜日

シラヒゲさん

アフリカへの入植者としてはオランダ人のほうが古株であるわけで、ヌー/Wildebeestを始め動物の名前は現在でも蘭語が主流です。

ヌーは見かけの相違から5つの亜種に今は分けられているようで、その基亜種はやはり南アに住んでいるブルーヌーになっています。僕らに馴染みのあるのは白髭亜種という派生形で、体重も200キロと親戚の中では最も小型だそうです。ライオンに倒されたヌーを見る度に「200kgのビフテキ、焼き方は超レア」というフレーズが思い浮かぶのは私だけでしょうか。

2013年7月7日日曜日

白眉のヌー

サファリ2日目からヌーが出ても注視しない観光客は少なくありません。果ては「蟻みたいにイッパイいすぎてキモい」とまで言われる始末。

お前ら(我々人間)こそ70億人もいて逆にキモいわ!

とでも言うようにガンを飛ばして来たヌーさんの髭は、東アフリカではあくまでも白いのでした。ちなみに南アに行くと髭は黒くなります。

2013年7月1日月曜日

ヌーはじめました

サファリを終えたドライバーさんの報告によると、29日にマラ川の支流のサンド川でヌーが川渡りをしたそうです。無線で騒ぎを聞きつけたのですが、距離があったので現場には行かなかったそうです。

30日にはムパタに宿泊したお客様もヌーの渡河を目撃できたそうです。場所は不明ですがお弁当を持って遠出をした努力が報われたのでしょう。

つまり今年もヌーの大群が到来し、昨年よりは早めに川渡りがスタートしたってことです。