2013年6月23日日曜日

泣かないで、ナクル

増水の影響で最近ではフラミンゴの姿はめっきり減りました。この朝はオオフラミンゴ(色が薄いのが特徴)が17羽いただけでした。

餌であるプランクトンがナクルに戻って来ない限り、彼らはこの周囲に点在するボゴリアなど他の湖をふらふら渡り歩くことをやめないでしょう。シロサイは未だにたくさんいますからナクル湖を観光ルートから外す理由はないんですけどね。

2013年6月17日月曜日

ナクル②

レイクナクルロッジの建つ丘から湖に向かって降りていくと、かつては草原だった場所は水面下に没していました。湖畔に近づくための新設された道路があります。アルカリ性の水が浸食しているので木々も枯れ始めていました。

ナクル湖はケニアでは珍しく360度フェンスで囲まれている公園なので、動物達は陸地が減ったにも関わらずどこへ行くこともできません。

2013年6月16日日曜日

ナクル拡大

次にびっくりしたのはナクル湖の水位の高さ。もう膨張どころじゃなく爆発中って感じです。

水没してしまった道路が多いので、公園内を移動する際には回り道をしたり余計な時間がかかります。以前のように湖畔に車を乗りつけての散歩は不可能になっています。

2013年6月15日土曜日

もやもや②

こちらが気球からの風景。太陽の光が空気中の煙に反射してしまってすっきりしませんね。

地上の動物様は普通にいて、ゾウやダチョウ、川べりで寝そべるライオンなど見られました。特にバッファローの大群が大きな円を描くように散らばっている様子は空から見て初めて分かるもの。本によると母親や子牛は円の中央部に集まるし、雄は円の周囲をガードするそうなのですが、そういう知識があると何となくそのように見えてくるのが不思議でした。

2013年6月14日金曜日

もやもやマサイマラ

んで、ヌーの群れ以外に驚きの発見が今回はありました。

一つ目はタンザニアの野焼きのひどさです。マサイマラから地続きになっているセレンゲティでは2年前から盛大な野焼きをするようになりました。ご丁寧にも国境に沿って、またヌーが移動する6月に行います。現場を私は今回初めて見たのですが想像以上でした。大気中には始終煙が立ち込めているので朝日が美しくありません。バルーンに乗っても遠くの景色はガスがかかったようでした。

ケニアのサファリ関係者は口を揃えて「タンザニアはヌーを囲い込んで観光資源として利用しようとしている」と不快感を示していますが、私も同じ意見です。

2013年6月13日木曜日

霧がはれたなら

東側ではバルーンサファリに参加して空からヌーを探しました。

飛行時間は約1時間、高度差は地表から最大で300メートル、カバーした距離は南西に15キロほどでした。朝もやが草原に低く垂れ込める様子は初めて見たし、とても美しいものでした。肝心のヌーはもっと南のサンド川方面に集まっているらしく、空からもその姿は確認できませんでした。風に吹かれてタンザニア国境まで飛ばされたら良かったのですが。

2013年6月12日水曜日

シマウマまだか

おとといマサイマラから戻ってきました。

北のムパタからトランスマラを縦断して、南のマラブリッジ経由で東マラまで走りましたがヌーの姿は見かけませんでした。

写真はキーコロックの近くの草原にいた群れ。大移動に参加しなかった「残留組」と思われます。

2013年6月4日火曜日

ずいぶんゼブラ

そういえば先月の始めにガバナーズのドライバーにマサイマラの南端まで連れて行ってもらったとき、シマウマの群れを結構な数見かけました。毎年タンザニアから大挙押し寄せるヌーの群れの先遣隊を務める彼らですから、今年の大移動も予定通り進んでいるような感じを受けました。

マサイマラでは特に北部のフィグツリー周辺の野焼きがうまく行ったようで、空から見ると新鮮な草が視界いっぱいに広がっていました。この草をヌーが食べに来るのは8月になるのか、はたまた9月までずれ込むのか。2泊しかできない日本人には大問題なのです。