2011年11月30日水曜日

エアーサファリ④

機内の小さい窓を通して動物はちらほら見かけますので空からのサファリ、と呼んでも差し支えはありませんが旅行会社のパンフレットに大きく書くと後日クレームになる可能性があります。
 
夕方は特に動物が活発になるという話でした。でもこちらの都合で空を高速で移動している上に光が弱いですから、もし動物様に出てきて頂いてもいい写真を撮るのは困難です。一応右下に写っているのはゾウです。動物達が踏みしめてできた水路も見えますね。
 
デルタではサファリカーが無制限に入ってきて草原を荒らすようなことは起きません。またマサイマラみたいに悪い政治家が土地の権利書を書き換えてから細切れに転売して私腹をこやすこともできないでしょう(年中洪水)。ですからオカバンゴは、この世界がどんなにひどいことになっても最後まで動物達の楽園として残っていくはずだと思います。

2011年11月29日火曜日

エアーサファリ③

1時間では到底デルタの全域はカバーできませんが、流域の辺縁で乾燥している地域からだんだん水の多い上流へ飛ぶに連れて風景は変わってきます。
 
左斜めに走っているラインは家畜の移動を制限するフェンス。白っぽい場所は植物が塩分を長年地面の砂から吸上げた結果、しょっぱすぎる土壌になって植物が死に絶えたエリアです。
 
白い場所の周囲はまだしょっぱくないのでナツメヤシやファンパームがそこを囲むようにぐるっと生育しています。10月は乾季の終わりなのでこんな風景ですが、3月頃になればこの島を残して周りは水没するはずです。

2011年11月28日月曜日

エアーサファリ②

デルタを潤してきた水がようやく途切れるあたりの町、マウンにある小さな空港から定員5人のプロペラ機は飛び立ちます。
 
参加料金は機材あたりで計算されます(この点も上から目線ですね)。私の場合はちょうど5人が参加意思を表明したので75ドルで済みましたが、ひとり参加の場合は寺山修司ばりの一点豪華主義的決断が必要とされるでしょう。
 
ちょうどこの数日後に飛行機が落ちたのですが知らぬが仏で大変に楽しむことができました。

エアーサファリ①

ブログタイトルのとおりサファリについて書かないとまた怒られちゃうので。。
 
先月の南部アフリカ旅行は私の予算が限られていたことから「混載&移動ばっかり&キャンピング」という三拍子揃ったものでした。「見て回る」というよりは「点から点へ毎日移動」という感じ。それでも要所要所でオプションツアーに参加したので結果的には金持ちツアーと同様の内容を押さえられたのかな、と自負しています。
 
そんな「サファリカースト制度」が最も激しいレベルで施行されているボツワナですが、金持ちでもキャンパーでも同様に楽しめるのがこのオカヴァンゴ上空遊覧飛行なのです。

2011年11月25日金曜日

ケニアの雨季

このところナイロビでは毎日雨です。11月は短い雨季にあたるのでおかしくはないですが、日中も降り続く点が昨年と異なります。
 
雨が降っていても動物は公園内にいますから観察はできます。ただし川が増水して橋が渡れなくなったり壊れたりすると移動に制限がでてきます。2006年はクリスマス頃がちょうどこんな感じの天気だったのを思い出しました。
 
*写真は雨上がりのオルペジェタ

2011年11月23日水曜日

駅伝ケニア

鉄道網なんか全然発達してないケニアですが、千葉で行われた国別対抗駅伝で優勝したそうですね。日本でケニア、という文字を目にする稀な機会のひとつが走ることに関連します。あとは何でしょう。最近では戦争とか旱魃関連でしょうか。
 
反対にケニアの日刊紙を読んでいてJAPANの名が出てくる機会も少ないですが、最近では陛下入院、スズキのモトGP撤退、ドルトムントの香川選手くらいは目にしました。

2011年11月22日火曜日

20日目:エチオピア上空

朝の便で島を後にします。空から見たら浅瀬に発達したサンゴ礁の美しさがより伝わってきました。機材は立派なエアバス330-200、映画を一本見ました。
 
エアモーリシャスはJNBのターミナルBに到着するので、トランジットデスクで乗り換えの手続きをしてからターミナルAへ移動します。途中で名物のビーフジャーキーを買い込んでから3週間前に来たときと同じルート、エチオピア経由でケニアへ向かいました。

機内ではいとこが日本に住んでいるというエリトリア人のCAと話し込み、その子が猿、猿と呼ばれていじめにあっている状況についてのアドバイスを考えているうちに着陸態勢に入ってしまいました。
 
ナイロビ到着時は思ったとおりロスバゲに合いましたが3週間の旅で鍛えられたので僕の心は折れませんでした。2日後に発見されましたし上出来でしょう?これからじっくり旅が私に与えてくれた数々のものごとについて反芻、咀嚼、消化していきたいと思っているところです。

2011年11月21日月曜日

19日目:プリンスモーリス

今回の旅の最後を飾るにふさわしいホテルをご紹介します。どっかの王子様が泊まるようなこのホテルは敷地、部屋、プールともにこじんまりとしていますが、雰囲気やデザインから「お客がゆっくり過ごせること」を最優先にして作ったんだなぁという感じがびんびん伝わってきました。ケニアにこういうのありませんから。
 
敷地の半分が濃い緑のマングローブに覆われた湾に面していて、自慢の海上レストランもそちらにあります。こちらで頂いたブイヤベースとミルフィーユの味を思い出す度によだれが。。