2014年11月5日水曜日

ショック③

コーディネーターを乗せて車で出発、樹齢100年を越すバオバブの並木を通り抜けたあたりに集落がありました。
 
近づいていくと女性と子供が地べたに座っているのを目にしました。男性の姿が見えないのは理由があって、彼らの仕事道具である毒矢に子供を近づけないためだそうです。ケニアのマサイみたいに歓迎もしてくれないところがリアルです。
 
静かな村。たまに老婆がバオバブの実を石で叩き割り、貯蔵も練ることもせずそのまま口に運ぶ様子をこちらもじっと見守ります。

カルチャーショック②

我々がエヤシ湖の東岸に着いたのは10時を過ぎていました。数千年の間この辺りの荒野で過ごして来たとされる、狩猟採集を生活基盤にしている人々に出会うのが今回のテーマでした。彼らは自分達をハッザ(単数形)またはハザベ族(複数)と呼んでいます。資料によると彼らのライフスタイルは現在世界中に散らばってスマホをいじっている人々が大昔にやっていたけどとっくに忘れてしまった日常そのものだそうで、その点で学術的にも貴重だそうです。
 
ハッザ人は朝晩の涼しい時間に狩りに出かけるそうですから、彼ら本来のリズムを尊重するならエヤシ湖近辺の宿に泊まり、朝は6時頃から集落に押しかけるといいです。8棟しかないデラックスなテントキャンプが一軒あります。

2014年11月2日日曜日

驚異のCTP

次に紹介したいのはアクセスの良さはマニャラに次いで2番目くらいですが体験できる内容はショック度NO1のCTPです。
 
コーヒー畑に囲まれたカラトゥに前夜は宿を取り、翌朝は暗いうちにエヤシ湖へ向けて出発します。全行程が未舗装ですが乗合いバス(なんと英国製ランドローバー使用)の定期ルートでもあるのでそれほど揺れません。2時間ほどで我々と現地の人々をつないでくれるコーディネーターの詰所に到着します。飛び込みもいけそうですが事前アポを入れておいたほうが確実でしょう。

2014年11月1日土曜日

判定シロ

先日リベリアを出発したケニア人はベルギー経由でした。現在、例の西アフリカ3か国とケニアを結ぶ直行便は運休中だからです。
 
夜の11時に着いてからすぐ強制的に血液を採取され、市内の検査機関で陰性であることが確認できたので5時間後に開放されました。徹底度は怪しいですがもちろん今後21日間は見張っておくそうです。
 
ナイロビには国際的な検査設備があるので今回のようなスピード判定が可能になっています。びびるのは東アフリカの他国には同様の設備がないので被疑者が出た場合はカンパラやダルエスサラームから血液をナイロビに運んで結果を待つことになるそうです。

2014年10月30日木曜日

豆談義

タンザニアの中でも西部の熱帯地方ではロバスタ種が栽培されていてインスタントコーヒーの原料になるそうです。こちらはキリマンジャロの名前は使用できません。つまりキリマンジャロとは新潟米、のようなざくっとしたイメージを与えるための用語であり、決してコシヒカリとか具体的な品種を指すと思ってはいけません。
 
英国王室に献上されていたという事実を膨らませつつ日本では古くからの宣伝が成功した結果、現在の3大人気銘柄のひとつという地位にまで成長したようです。欧米ではそれほど人気は無いようですが、そもそも日本が高値でTZ北部豆を買い占めているのが原因かもしれません。

コーヒー宿③

同じくカラトゥにあるザ・マナーは道路を外れてコーヒーのプランテーションの間を延々走った先にあります。利便性からも、また雰囲気からも立ち寄るにはふさわしくない場所ですが、コンセプトも内装も際立っていてお金を使う用意がある人にはお勧めです。
 
ソパホテルの系列でも高級ラインに属していて、1メートルも悪路を車で走りたくない人向けの「スカイサファリ」というパッケージで主に使われる宿です。

2014年10月29日水曜日

珈琲農園②

前述のギブスファームほどの眺めはないけどメイン道路から近くてランチ休憩にぴったりな宿がファームハウスです。
 
広い庭があってその先にコーヒーの木々が広がっています。庭に面したテラスでバイキング風のお昼ご飯を楽しめます。年代ものの豆ロースターがあって、もちろん淹れたてのコーヒーはコクと香りに優れています。

ンゴンゴ珈琲

マニャラから25キロ先にあるカラトゥという町でもコーヒーの栽培が盛んです。いくつかのホテルは畑の中に建てられていてゲストにコーヒー散策ツアーを提供しています。写真はギブスファームという宿の庭からの眺めです。ンゴロンゴロへの途上にあるので立ち寄りに最適です。
 
ここで取れるコーヒー豆もキリマンジャロと呼んで差し支えないんですが、最近は農園独自のブランド名で出荷することもあるようです。