そのパワーと執念深さでライオンにさえ恐れられているバッファローですが、鳥達には優しいようで。
顔面にオックスペッカーという小鳥がとまっていても追い払わないのは、彼らが寄生虫などをついばんでは食べてくれる「掃除屋さん」だからです。反対にバッファローと一緒にいる限りはトンビなどの捕食者に襲われることはないでしょうから「身の安全」を代わりに提供してくれている構図となります。生態学では共生関係と呼びます。
またバッファローの背中に乗って休んでいるシラサギもいました。彼らはバッファローに驚いて草むらから飛び出してくる昆虫やトカゲを期待しているのですが、反対に何を提供しているのでしょうか。ライオンが近づいてきたら教えてあげる「警報システム」として機能しているなら共生、何もしていないなら寄生関係として分類されてしまいます。
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