2016年10月17日月曜日

考古学サファリのすすめ

ケニア旅行博では三日間に渡り大会議室を借りてのセミナーも開かれていました。盛況というにはほど遠く隣のバンケットルームでの無料ランチのほうが人数を集めていました。
 
私が興味もあったし参加したのは「考古学サファリのすすめ」というべき内容で、国立博物館の研究員らしき男性が2時間に渡って熱弁をふるってくれました。人類のゆりかごという代名詞にふさわしいのは新旧織り交ぜた人類の骨格が1200体も出土しているケニアであって、南アにある同名のテーマパークらしき建物はインチキだ、という発言があり、私も激しく同意しました。またエチオピアに行くと誰もがルーシー(320万年前の猿人の全身骨格)について誇らしげに話すのにケニアではそれが見られないと残念がっていました。ケニアでは推定8から10歳だったという原人の全身骨格トゥルカナボーイが見つかっていることを念頭においての発言です。
 
※写真はナイロビ郊外のオロルゲサイリ石器群跡

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