2016年4月4日月曜日

答え:マラセレナです

マラセレナはもともと小高い丘からの眺めがどことも比較にならないくらい良かったのですが、数年前から取り組んでいたロビーの改装が終わってからは車止めに下りてからレセプションに向かう過程で広大な地平線が目に入るよう劇的な効果が加わったと私は考えています。さらに同じ建物にスパとジムが追加されたので、これはもう今回のレーティングを狙った計画的なリノベーションのはずです。どうやら新しくて設備が整っていると数多くの星をもらえるみたいなので。
 
ちなみに部屋数は74と多いですからパーソナルなおもてなしとかびっくりするほど美味しい食事を求める人々には向いていません。8月は中国からのお客でごったがえす点も覚えておいたほうがいいです。ちなみにもう一軒はどこかお分かりでしょうか?ヒントはドイツ系で自称世界最古のホテル業者です。

2016年4月3日日曜日

政府公認五つ星ホテル発表

二年前に実施を決めたものの予算がないだとか言い訳ばかり繰り返していたケニア政府によるホテルのランクづけ。タンザニアやウガンダを含む東アフリカ地域で共通の物差しを導入することで利用者の利便性を図ることをミッションに掲げているので崇高な作業ではあるのですが。。

昨年は当たり障りのない地方都市をカバーし終わって、とうとうサファリ好きには肝となるマサイマラに取りかかったのは昨年の終わり頃だったでしょうか。その重大結果が政府官報で告知されたのは3月18日のことです。注目の内容ですがマサイマラ近辺の5つ星認定ホテルは2つだけでした。ひとつは写真の宿ですがどこだか分かりますか?

2016年3月31日木曜日

ケニア人ライオンを襲う

エイプリルフールだったら良かったのに、という悲しい事件が起きました。
 
ナイロビ国立公園の南西に位置する地方都市Isinyaに雄ライオンが一頭出現して、400人くらいの地元民がよってたかって石や弓矢で襲い、最後はいつものように遅れて到着した公園管理官が弱ったライオンの体にG3ライフルの銃弾を9発打ち込んで絶命させたのです。なぜ殺す必要があったのかを当局は説明せずに終わらせるつもりのようです。ウェブ上でも悲惨な光景が出回っていますが私は見る気が起きません。日本から40万円も払って彼らの元気な姿を見に来る人が毎年数千人もいる事実をケニア国民全員に分からせるまで何年かかるのでしょうか。

2016年3月30日水曜日

ライオンマーキング③

イエネコなら前肢でやりますが、ライオンはおしっこした近辺を後ろ足で引っかきます。掘り起こされた地面は長い間ライバルや仲間へ向けたメッセージとして残りますし、足にこすりつけた臭いは移動中もしばらく残るのでテリトリーの広さを示す情報としてもライオン様の間で利用されているようです。うわっ、汚いって決して思わないでくださいね。

2016年3月29日火曜日

ライオンマーキング②

ターゲットを選んだ後は後ろ向きになってからそこをめがけて尿を噴射します。犬のように片足を上げたりはしません。適度な高さがメッセージの受け取り手に対して必要みたいで、ンゴロンゴロではサファリカーの後部に取り付けられたスペアタイヤにひっかけた場面を見た事があります。

2016年3月28日月曜日

ライオンのマーキング

あってはいけないことですが、先日柵があるはずのナイロビ国立公園の北側から雄ライオンが脱走して通行人に怪我をさせたそうです。
 
体重が180キロを超えるという点以外はイエネコと姿形は似通っているアフリカライオンですが、マーキングはかなり激しくやります。特に雄が頻繁に行うようで、儀式の最初はここと決めた場所の匂いをかぎつつ頭をこすりつけることから始めます。ちょうど写真みたいな感じで。

ウサギと卵

ここケニャではイースターを本気で祝います。

この四日間のフェスティヴシーズンではウサギがフィーチャーされますが、実際にはサヴァンナで彼らを見かけるチャンスは稀です。夜行性で日中は穴に隠れているからで、恐竜に怯えていた先祖を持つ我々哺乳類としては至って普通のライフスタイルですから咎めることは無益です。

ナイトサファリをやらせてくれるライキピア、エレメンタイタ、やマニャラ湖などでは彼らに出会えます。カンガルーのように後肢で跳ねる仲間もいます。

2016年3月26日土曜日

ケニアのモトカノ

王位継承権第二位のウィリアム王子が家族を放ってケニアに来ているそうです。イースター中に昔つき合っていたとされる女性の結婚式が北部のレワ私営保護区で行われるみたいなんです。
 
レワはいろいろ問題の多いケニア政府から距離を置いた自然保護を自力で進めているライキピア・グループの中でも中心メンバーであり、またケニア山に併合する形で世界遺産にも登録されています。宿は少なく高級路線しかなく、毎日私財を投じてもいいから保護活動に参加したいと考える人々がアメリカやイギリスから泊まりに来ています。