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2011年5月14日土曜日

バラカくん

クロサイのバラカはサンクチュアリの人気者であり保護活動の象徴です。
 
彼は保護区がスタートしてから初めて生まれたサイの子で、数年前に喧嘩の最中に大怪我をしてからはこの「触れ合いコーナー」に職を得て、毎日観光客を喜ばせています。よく見ると右目は完全につぶれていて、左目も充血して白内障みたいになっています。なお密猟者から守るため、自慢の角はあらかじめ切り取られています。我々の手から干草をもらってゆっくり食んでいる様子はとても可愛いものです。
 

2011年5月13日金曜日

彼らの聖域

保護区という言葉に比べると「サンクチュアリ」はある特定の動物種を守るという目的が強く感じられる言葉です。人間による迫害を受けた動物が逃げ込む、文字通り聖域というような。。
 
スイートウォーターズにはチンパンジーとサイのサンクチュアリが設けてあり、それぞれ午前と午後のサファリの時間に合わせて公開されるので観光客も訪れることができます。保護、繁殖の目的はもちろんですが、教育や啓蒙活動の一環としてもとても重要な役目を果たしているようです。

2011年5月12日木曜日

国営VS私営

ケニア山周辺は小麦などヨーロッパ的な農業に適していたのでしょう、植民地時代の早い段階から多くの白人が入植した地域です。20世紀に入り自然保護の概念が広まってからは、牧場の一部を野生動物の保護区へ転化する動きが進みました。それら「私営保護区」「コンサーバンシィ」などと呼ばれる中のひとつがスイートウォーターズです。


ここではビッグ5の他にもオリックス、アミメキリンなどバラエティに富んだ動物が手軽に、かつ間近に見られます。国の管理とは別の視点(白人的)による保護活動も進めておけば、万が一どちらかがコケたときの保険になるので賢いと私は思います。ことわざにもあるでしょう。「全ての卵をひとつのカゴにいれるな」ってね。