2020年4月3日金曜日

コロナの原因

英語のニュースですがコロナウィルスの発生源はセンザンコウという動物かもしれないそうです。東南アジアからインド、アフリカにかけて見られる、全身がひし形の鱗で覆われている動物です。アルマジロのように外敵に襲われるとボール状に丸まって防御します。
 
ケニアやタンザニアでは草原やサンブルのような潅木地に暮らすグラウンド・パンゴリン(英名)がいるそうです。しかし昼間は穴に隠れているので長年ドライバーをやっている人でも見たことのある人は少ないそうです。ある図鑑にはタンザニアのンドトゥからセレンゲティのナアビ・ヒルまでの間のエリアで遭遇する確率が高いと書いてありますが、ナイトサファリか日の出前に車を出さないと会えないでしょう。無論、私も出会ったことはありません。

2020年3月26日木曜日

全世界レベル2

外務省が発信する危険情報には過去14年間振り回されてきました。2008年の1月には選挙で荒れたからと言って全土がレベル2になって観光業が壊滅しました。
 
数ヶ月後にはレベル1の「十分注意」に下がったものの、2014年の9月に今度はエボラとテロの脅威を合わせ技に使って再びレベル2。旅行中の人がたくさんいたので安心してもらうのに苦労した覚えがあります。
 
ここへ来てコロナを理由として全世界で危険レベルが2になるそうです。世界のどこにも不要不急の用事が無い限り出かけるな、というお触れです。ケニアはすでに国際線の全てが停止しているので影響はないですが、台湾とかニュージーランドとか比較的感染者の少ない国でぎりぎり飛行機が運行しているような土地にもお上は行って欲しくないようです。日本の観光業界にとっては死刑宣告となりました。

2020年3月25日水曜日

ケニアはロックダウン

本日を持って全ての航空便は停止しました。国力の小さいケニアなので経済活動をストップさせてまでウィルスの蔓延を防ぐ必要があるのだろうか、と思ってしまいます。病気そのものよりも失職者が増えて治安が悪化することを私はより恐れています。国立公園の収入もほとんどゼロなのでレンジャーだった人が首になった後で密猟に手を染めるのも怖いです。レストランも全て閉店。サファリリンクの待合室でジェノベーゼのペンネを次に食べられるのはいつになるのでしょう。。

2020年3月21日土曜日

ケニア入国禁止中

コロナウィルスの問題を受けてケニアも観光客の受け入れを18日の零時から停止しました。道路も空港も閑散としていますが青空は広がっています。
 
今回の措置は30日続けるそうなので、来月中旬には解除か継続かがはっきりします。中国や日本の対応から学ぶ時間があったらしく、19時半以降のバーの閉店や公共バスで一席ずつ空席を作る、など斬新な対策が実っているのか、いまだに感染者は7名です。すぐにとは言えませんが6月くらいならサファリは再開できると思うので、先のことでも気になる場合はお気軽にご相談ください。

2020年3月15日日曜日

ケニア入国禁止予定

ケニア政府のコロナ対策について週末にいろいろあり過ぎて、どこから始めていいか迷います。
 
まず本日日曜15日の夕方に大統領がテレビを通じて発表した内容を要約すると、国内の感染者が3人に増えた、また感染国からの旅行者を禁じる、あと全国の学校を休業とする、ということでした。ただ入国制限については48時間以内に実施するようなことも言ったので、在ケニア日本大使館の見解が出るのを待ってみようと思います。
 
金曜には初の感染者が出て、その女性は米国発ロンドン経由で帰国したケニア人という報道が行われました。濃厚接触者を中心に22人を隔離して検査中ということでした。

土曜に二名の日本人旅行者をナイロビでお迎えしたのですが、入国手続きはスムーズで嫌がらせや特別な質問・検査は無かったと聞いたので、安心していた矢先でした。旅行を控えている人は推移を注視してください。

2020年3月5日木曜日

ケニアはコロナ零

隣国ウガンダだけでなくインドでも日本人お断りの看板が掲げられたようですね。ここケニアでは、在ケニア日本大使館が調べてくれたのですが、特定の国や経由地の人を差別するような対応はしていません。今のところ日本人は自由に遊びに来ていただけます。一方、昨日書いたように誤解が原因でアジア人への冷たい目が存在することも事実ですので、サファリ旅行で訪れた際にはあちらの心情を尊重し、スラムを訪れたり乗合いバスに乗るとか目立った行動は自粛するようお願いしておきます。

2020年3月4日水曜日

中国から239人

先週の水曜日に中国南部の広州から到着したフライトがケニアで問題になっています。南方航空はコロナの発生後に運休していたのですが、週一便で再開することを決め、その初便が2/26でした。239人が乗っていたそうです。
 
空港では対策や準備が不十分だったようで、それを見かねたケニア人スタッフが携帯で動画を撮って拡散したところ国会でも議論される大問題に発展しました。過激論者は全員を中国へ送り帰せとか、軍の施設で隔離しろ、とか騒いでいますので、しばらくは世論に注意したいと思います。

2020年2月14日金曜日

マサイマラまで全面開通

私がケニアに住み始めて13年。初めてのことが起きました。ケニアのサファリ日程で最悪の道路状況と言われ続けていたナロック~マサイマラの区間がとうとう全て舗装化されました。いわゆる中国による債務の罠、の一部である恐れはありますが、便利になった道路を使わない理由はありません。陸路でマサイマラへ向かう旅行者にとっては疲れと時間の大幅な軽減につながり、朗報と言って良いでしょう。一日あたり数百ドルも払ってランドクルーザーを借りる理由がまた一つ消失したように思います。そもそもランクル化を進めているのはある政治家だけ、という話が現地では広く知られていますし。