2018年2月4日日曜日

これでも国際線

昨年就航した新規路線に乗ってみました。ナイロビ中心部にあるウィルソン空港から隣国のザンジバルというリゾート島にノンストップで乗り入れるものです。待合室はマサイマラなど国内線と共有しているのでローカル色に溢れております。機材は16人乗りの双発プロペラ機でしたが、一応国外に行きますから出国審査などもやりました。近所に住む私にとってはとても便利なルートと言えます。

2018年1月14日日曜日

NYC直行便

ポーランド人CEOに再建を託しているケニア航空から久々に良いニュースが届きました。十月からニューヨークにノンストップ便を飛ばすことが確定したそうです。木曜日には予約も開始したので今回ばかりは本当らしいです。現在トランジットも含めて平均で22時間かかるところが15時間に短縮されるそうです。この勢いで羽田にも飛ばしてくれないかなあ。ポーランド航空が日本に就航した際の驚きの再現を!

2018年1月6日土曜日

中国人5万人

当ブログで嘆いてきた観光の凋落ぶりは日本(と英国)だけの話のようで、選挙があったにも関わらず2017年のケニア訪問者数は前年の1割増しになるようです。中国人は5万人を超えています。
 
二年前のデータしかまとまっていないので参考までに紹介すると、全体では130万人。従来トップだったイギリスは1/3までに落ち込み、代わってトップを保持しているのがアメリカ。直行便が無い条件は日本と同じなのに10万人もケニアに来ます。日本人はインド、中国に次いでアジアで見れば第三位ですが9000人台なので話題にもなりません。五年前に14,000人も来てくれたのもいい思い出です。思い切って来てもらえれば絶対楽しい旅になるんですけどいろんな要素がそれを阻むんでしょうね。残念です。

2018年1月5日金曜日

イヌ科のみなさん②

アフリカで出会えるイヌの仲間のトリを務めるのはリカオンしかいません。体重はダルメシアンとほぼ同じ。英名のペイントドッグからも想像できるように黒白茶のまだら模様は孤高の美しさを誇ります。
 
私の感覚ではケニアで会うのは無理っぽいです。北半球にあるいくつかの私営保護区はいる、いるって言いますが詐欺だと思います。
 
タンザニア南部のセルーで乾季に5泊くらいしたら会えるような気がします。もっと確かなのはボツワナのオカバンゴ大湿原ですね。私はヨハネスブルグから車で4時間のところにあるマディクウェという私営保護区で今年の6月に遭遇できました。いずれの場所も宿が高額なので家計には厳しいサファリにならざるを得ません。

2018年1月4日木曜日

イヌ科のみなさん①

年始からイヌの親戚について書いてきたのですがネタが尽きたので、分類上でイヌ属の上にあたるイヌ科に目を向けてみます。
 
オオミミギツネはシロアリを主食にしているのでアリ塚のある場所ならどこにでもいるらしいです。ただ夜行性の上に臆病ですから日中にじっくり観察できるチャンスは稀です。ンドゥトゥでの早朝サファリの最中に日向ぼっこをしていた家族を見かけましたが、驚いて地中の巣穴にまっしぐら。たまにこちらを気にして振り返るので、停車した上で超望遠レンズでその瞬間を押さえるのはどうでしょうか?大きさはマルチーズくらいですが巨大な耳のおかげで他の動物と見間違うことは無いでしょう。
 



2018年1月3日水曜日

イヌ属PartⅡ

ンゴロンゴロでよく見られるキンイロジャッカルも家畜化されたイヌと同じCanis属のメンバーなので狭義の犬と呼んでいいでしょう。セグロよりも大きく、体重だけで言えばビーグル犬と同様らしいです。色は濃淡はあるものの全体が黄土色から黄色です。エチオピアでは農民に石で追い払われていたのを見たことがあります。

2018年1月2日火曜日

アフリカの干支②

近々セグロジャッカルに会いに行くとしてもイメージトレーニングをしておいて損はないでしょう。まずマサイマラかンゴロンゴロにいる自分を想像してください。日中、見晴らしの良い草原に車を走らせている時にイヌ的な動物が視界を横切ります。
 
理論的な生息域はジャッカル三種で重複していますがヨコスジジャッカルは夜行性なのでまず候補から外してよさそうです。次に尾の先端が黒くなかったですか?でもそれは手がかりになりません。キンイロジャッカルの尻尾も黒いからです。
 
さらに記憶をたぐり寄せてください。ふむふむ、黄色がかった体側に比して背中が黒い感じがしたんですね。ハイ!ご名答。あれはセグロジャッカルでした。成獣であれば夫婦で行動していることが多いので停車して見回してみましょう。ほら、3時の方向に不安げな表情を浮かべたもう一頭の姿が見つかりました。

2018年1月1日月曜日

アフリカの戌

今年の干支は戌ですか。チワワとかイエイヌのことなんでしょうね。
 
ケニアのサバンナでは猫類よりも人気は劣るものの、しっかりイエイヌと同じ属であるセグロジャッカルが暮らしています。人類に例えれば我々と北京原人との違い程度です。体重は10キロを超えない程度ですからこちらも柴犬とほぼ同じです。あなたが犬派なら思い切って今年アフリカに来ませんか?おみくじで西に運あり、とかって書いてませんでしたか?