2016年10月17日月曜日

考古学サファリのすすめ

ケニア旅行博では三日間に渡り大会議室を借りてのセミナーも開かれていました。盛況というにはほど遠く隣のバンケットルームでの無料ランチのほうが人数を集めていました。
 
私が興味もあったし参加したのは「考古学サファリのすすめ」というべき内容で、国立博物館の研究員らしき男性が2時間に渡って熱弁をふるってくれました。人類のゆりかごという代名詞にふさわしいのは新旧織り交ぜた人類の骨格が1200体も出土しているケニアであって、南アにある同名のテーマパークらしき建物はインチキだ、という発言があり、私も激しく同意しました。またエチオピアに行くと誰もがルーシー(320万年前の猿人の全身骨格)について誇らしげに話すのにケニアではそれが見られないと残念がっていました。ケニアでは推定8から10歳だったという原人の全身骨格トゥルカナボーイが見つかっていることを念頭においての発言です。
 
※写真はナイロビ郊外のオロルゲサイリ石器群跡

マサイマラ増水中

月曜までマサイマラに視察に出ていました。その一週間前に雨が続いたようで到着するとマサイマラを南北に分断するように流れているマラ川の水量の多さにびっくりしました。一頭のカバの死体さえ浮かんでいました。この濁流はセレンゲティに入ってから西へ向きを変え、最後はアフリカ最大のビクトリア湖へと流入します。

2016年10月16日日曜日

シェラトン、ナイロビへ

ケニア旅行博ではシェラトン等を運営するホテルグループが東アフリカへ強気で展開していることを知りました。ナイロビには新規で二軒、ダルエスサラームの海沿いにあるニューアフリカホテルをフォーポインツ・シェラトンとして来年7月に再出発させる計画があるそうです。アルーシャのクロックタワー前にあるジ・アルーシャも改装後にシェラトンになるそうですが時期が未定のようです。

2016年10月14日金曜日

ケニア旅行博

あのTicadをやっていた国際会議場において今日までケニア版の旅行博が開催されていました。観光業の落ち込み、来年の大統領選挙という不安要素が影響しているのか活気はあまり無く、参加を見送ったサプライヤーの多さが気になりました。
 
ただし昨年までのイベント性よりも商談、成約を目指す姿勢を強く感じたのは進歩かもしれません。ケニア観光局から招待された海外の代理店は最低30社と面談することを義務付けられていたそうですから。。私はMKTE(マジカルケニアトレードエクスポ)の送迎車を提供したのでスタッフという位置づけで会場内をうろうろしてみましたが、新たな知見が少し得られたので良かったです。

2016年10月13日木曜日

ジャカランダ満開中

風景に慣れてしまったのか、しばらく前からナイロビでジャカランダが咲いていたのに触れませんでした。
 
こちらは近所の木。ブーゲンビリアが根元に絡みついています。毎年9月から一か月くらいは薄い紫の花をつけて観光客を楽しませてくれます。南アと異なり並木のように整然としていない点で話題には上りにくいですが個々の木はもちろん美しいものです。

2016年10月12日水曜日

エチオピア非常事態

今週末に耳にしていたのですが、外務省のサイトでも本日づけで言及されているのはエチオピアで出された非常事態宣言についてです。反政府運動が過激化しているらしく、理由無しに逮捕、捜索、ネットの停止を行う準備があるそうです。そんな国には遊びに行きたくないと思うのは普通の感覚だと思いますが、一方でフランス全土にも同様の宣言が出されている事実を考えると最後は個人レベルで行くか行かないかを判断するほかないのかもしれません。

海外安全HP|エチオピア

2016年10月2日日曜日

エチオピアの空港移転計画

さすが国営航空はスケールがでかいですね。2030年までの利用客の増加に耐えうる大きさの空港を新たにアジスアベバのどこかに建設する計画があるそうです。フランスのコンサル会社から来週あたりに結果が発表されるそうで、お金は中国系の開発銀行から借りるそうです。現在のところエチオピア自体に入国する人は全体のわずか3割だそうで、ドバイみたいな発展の仕方を希望しているのでしょうか。

2016年10月1日土曜日

ケニアの新鉄道

先日BBCでも取り上げられたケニアで建設中の新しい鉄道路線。中国からの借入の大きさも批判されていますが、ライオンが30頭棲むと言われているナイロビ国立公園を真っ二つに分断する計画が論議を呼んでいます。笑いを取りたいだけの政治家は「高架にするからキリンさえ通れるだろう」という種の発言を繰り返しています。

http://www.bbc.com/news/world-africa-37493947?SThisFB