2016年9月17日土曜日

キリンパラダイス

ケニアに住む者から言わせると、今回の研究の結果、ケニアがキリン天国であることが公的に証明されたようなもんです。
 
なぜなら現存する4種のキリンのうちナイロビとマサイマラ、サンブルを訪れればそのうちの3つを見られるからです。隣のタンザニアではどこをどう探してもマサイキリンしか見つけられないことを考えるとその凄さが引き立ちますね。誰か「キリン3種スタンプラリー8日間」と銘打ったツアーを造成してくれませんかね。

2016年9月16日金曜日

ミナミキリン

最後となる4つ目のキリン種はSouthernジラフ。ミナミキリンと訳せるでしょうか。南アやナミブ砂漠に棲んでいる模様の薄い個体群がそれに該当するそうです。
 
今回の最新の研究成果を実際のキリンの保護活動にどうやって活用するかは悩ましいところだとネイチャー誌にありました。例えば模様がちょっと違っても同種ならば南スーダンの地域変異が皆殺しにあったとしてもケニア個体群がいる限りはダメージとはならない、と考えることもできるからです。

2016年9月15日木曜日

ロスチャイルドキリン

キリン学者の新説によると三番目の種はNorthernジラフ、直訳するとキタキリン。なんだかモックンの義母のような名前になりますがスーダンやウガンダに棲んでいる個体群がまとめてここに入れられるそうです。
 
形態的特長はもちろんホワイトソックスというあだ名がつくほど目立つ膝(本当はカカトですけど)から下の白くて美しい部分ですね。ケニアでは野生で見るのは困難になってきて、保護下でしたらジラフセンターとナクル湖で出会うことができます。

2016年9月13日火曜日

アミメキリン

キリンの新分類の話を続けます。大学一年でモンコー、モクカ、ゾクシュという系統学上のレベル分けを覚えたのが今になって役立っています。
 
ケニアとエチオピアに生息するアミメキリンも独立した種として認定される予定です。オレンジ色で規則正しい模様から最も美しいキリンとされることが多いです。ケニアでは北半球に位置するメルーやサンブルといった国立公園で容易に出会うことができ、ちなみにソマリアにもいるそうですがそこを訪れることが困難なので気にかける必要はないでしょう。

2016年9月12日月曜日

マサイキリン

DNA情報を用いた最新の研究結果によると、アフリカのキリンは長らく交流の絶えた4つのグループに分けられるらしく、それぞれ別種として扱うのが妥当だそうです。今まで「キリンは一種、その中で生息域により9つの亜種に分けられる」としてきた私の説明も改めたほうがよさそうです。
 
アンボセリやマサイマラで出会える我らのマサイキリンは今回はっきりと他のキリン達と区別されて単一種としての地位を与えられるそうです。外見的特徴はブドウの葉っぱのような不規則な模様と、それが足先まで続いている点だそうです。

2016年9月8日木曜日

マガディ湖

ナイロビから3時間、標高660メートルの場所に塩湖が横たわっています。常設の宿がないマサイの土地なので人気はありませんがシャイなフラミンゴが集まっているという噂をもとに出かけてきました。
 
大地溝帯の底に位置し温泉さえ湧出するほどですから乾季にも関わらず蒸し暑かったです。12月に行ったら死ぬかもしれません。流入する河川がないことから湖水は淀んでいて、フラミンゴの好物である植物プランクトンがいっぱい含まれているような感じでした。ティラピラ様の小魚さえ群れていたのには驚きました。

2016年9月5日月曜日

ゲイツ氏も

fbの創始者がナイロビの食堂でティラピアの素揚げを手づかみで食する様子が世間を騒がせたのも束の間、今度はビルゲイツ氏がやってきます。アフリカ緑化計画の会議だとか。ポジティブなケニアの露出が続くことは喜ばしいですね。
 
※写真はテリヤキJAPANの新商品フライドフィッシュ

2016年9月1日木曜日

金環日食見えず

ナイロビの空は朝から全く陽の光が差さない状態だったので、日食の神秘に触れることはできませんでした。空を見上げている人もいませんでした。モーリシャスやタンザニア南部のカタヴィ国立公園などがベストポイントだったみたいですが、同じアフリカなので少しは見られるかと期待した自分が間違っていました。