2015年12月24日木曜日

申年INアフリカ

アフリカはユーラシア大陸と並んで50種以上のサルの仲間を抱えるそうですから来年の干支についてコメントする資格があるかなと思います。
 
エチオピアの高地、特に豹がやって来ないような崖に暮らすゲラダヒヒは首都からのアクセスが簡単とは言えないものの一度会ったら忘れられない存在になります。お尻を地面につけて地面の葉っぱを手でつかんで口に運ぶのが基本の食事作法なので、コミュニケーションをその他の忙しくない器官、つまり顔の表情に頼っています。なので年賀状などにもってこいの擬人的な表情が豊富に撮れるのです。

2015年12月18日金曜日

毒殺事件

ソーシャルの一部で様々な強度の憤りを引き起こしているマサイマラでの雌ライオン毒殺事件。ガバナーズキャンプの近くの湿地をテリトリーにしている「マーシュ・プライド」はBBCによるドキュメンタリー番組内で十数年に渡ってその動向が伝えられてきただけにライオン界のセレブとも言えます。その構成員だった雌が恐らくマサイ族の報復により殺害された、騒ぎの背景にそういう事情があるのです。
 
マサイマラと北で接する私営保護区のマラ・ノース・コンサーバンシーくらいまで遠出をする群れなので、ガバナーズやマラエクスプローラーだけでなくロイヤルマラやカレンブリクセンやエクスプロリアンズなどの高級キャンプに泊まったことがある方であれば今回亡くなったライオンに出会っていた可能性があります。悲しいのはもう二度とその姿を見ることはできないってことです。
 
*写真は2年前にリトルガバナーズに泊まったときに出会えた群れ

2015年12月17日木曜日

アメリカのベスト珈琲

アメリカの定評あるcoffeereview.comが発表した今年のコーヒー豆ベスト30の中にケニアが原産地のものが6つもランキングされています。ちなみにケニアを上回るのは7商品がエントリーしているエチオピアとパナマだけ。
サファリ後にナイロビのスーパーに立寄ると創業65年を誇る最大規模の卸業者ドーマンズの豆が入手できます。このドーマンズは事前にアレンジすれば日本で流行っているらしい工場見学もできます。

2015年12月16日水曜日

祝えモンキー

おととい14日は世界モンキーデイだったそうです。そうと知らずに過ごしてしまいました。
 
話題には上りにくいですがアフリカ諸国のうち最も多くのサルの種類数を抱える国は実はタンザニアだそうです。サファリ中に見かけるヒヒやサバンナモンキー、そしてチンパンジーだけでなく各地に残る森林地帯に固有のサルが結構残っているそうで、それが順位を押し上げているようです。モンキー見るならタンザニア!というキャッチフレーズが浮かびましたが京都大学は半世紀に渡って彼の国で研究を続けているのですから新鮮味ゼロであることにすぐに自分で気づきました。

2015年12月14日月曜日

ぜんぶ雨のせい

ナイロビに戻ってから三日連続で雨、それも激しく夜間に降るのでエルニーニョのパワーを実感しているところです。
 
ここケニアでは雨が降ると簡単に停電が起きます。変電所のショート、倒木によって切断される送電線。また水はけなど考えていない道路は交差点ごとにナクル湖のような水たまりができてエンストや事故を起こす車が急増します。慣例で事故現場から車を動かしたほうが負けを認めることになるので通行の邪魔になろうとも意地でもそこに居座るドライバー達は渋滞のひどさを加速させます。
 
明日からの国際会議も雨が原因で多くの混乱が予想されますが、全部エルニーニョのせいにして楽しく乗り切って欲しいものです。

2015年12月13日日曜日

ケニアに大臣

火曜からケニアで開かれるWTO総会に日本の経産相の大臣が出席するそうです。
 
ケニアは大規模な関税撤廃を発表するみたいです。林大臣には時間を作ってもらいせめて首都にあるナイロビ国立公園でサファリを体験してもらいたいなと思います。

2015年12月4日金曜日

今日は何の日

ナミビアに本拠を置く団体によると今日は世界チーターデイだそうです。
 
他の何物とも異なる点でこの動物を強烈に好む人も多いですね。何度かそういう方にケニアで会いました。
 
私見ですが高い確率で会えるのは2月のンゴロンゴロ、8月の南部マサイマラかと思います。出会えた時には豹とは異なって単に黒い点々の繰り返しでその毛皮が彩られている点に注目して欲しいです。あとは目から鼻にかけて下がっていく黒い筋の模様ですかね。

2015年12月1日火曜日

アニマルとシェア

広大なセレンゲティをカバーする道路網は十分とは言えませんが、その中でも中心にあたるのがセロネラ地区です。
  
そのど真ん中にそびえたつ岩山の間を縫うように建っているのがセロネラ・ワイルドライフ・ロッジです。一昨年にキッチンが焼けて未だに修繕中ですが再オープンした暁にはそこからの絶景がまた楽しめるようになるでしょう。敷地内に数多く住んでいたハイラックス達は今も元気でいることを祈ります。