2014年3月30日日曜日

反転攻勢

モンバサでのテロ行為から一週間経ち、ケニア政府の治安維持能力が疑問視される中での良いニュース。英国航空がデイリーのナイロビ線の機材をトリプルセブンから747に変更して実質700席/週の増席を図るそうです。また週3便のウガンダ線を4便にするそうです。
 
昨年カタール航空が日航などの属するワンワールドへ加入したことを受けて、BAもカタールとの共同運航便を増やしてアフリカ内での影響力を増やす予定もあるそうです。

2014年3月28日金曜日

ところ変われば

こないだまで西洋世界に彩りを与えていたアフリカ発のニュースと言えば南アのパラリンピック選手が恋人にピストル4発ぶち込んだ事件ですね。
 
最近ホットなのは西アフリカのエボラ出血熱関連。ギニアではコウモリをスープにして食べるそうで、感染源としてあの洞窟に住む静かな動物が疑われているそうです。政府は先日コウモリ食を禁止しました。
 
※写真はナイロビでかつて食することができたダチョウのオムレツ。エボラとは関係がありません。

2014年3月27日木曜日

泣いてないって、これ汗だから

統計によるとケニアで今年に入ってから、たった三ヶ月ですが、密猟によって命を奪われたサイの数は18頭、ゾウは51頭に上るそうです。
 
そんなタイミングで昨日、取り締まる当事者である野生動物管理局が緊急記者会見を行い「ケニアの動物達は危機的状況にはない」と宣言したことは間違いだ、と新聞の社説にありました。長官の保身が目的なのかは不明ですが、もっと密猟してもいいよと言っているように私にも聞こえました。

2014年3月26日水曜日

ゾウの涙

その滝田さんの活動を応援できるリストバンドが今は在庫切れなのですが、ご自身にもゆかりのあるアメリカへ発注しているだけあって素材や色がかわいいですね。
 
昨年帰国した際にいくつかの旅行会社に協力を求めたのですが、たった5ドルなのに販売価格の値上がりのほうを懸念していました。マスツーリズムの限界を感じた瞬間でした。

獣の女医さん

4/5(土)にNHKのBS1にて象牙密猟のドキュメンタリーが放映されるようです。マサイマラに移住してこの問題に精力的に取り組んでいる滝田明日香さんも撮影協力しているとか。夜の10時からだそうです。

http://www.nhk.or.jp/documentary/

2014年3月25日火曜日

じゃあその牙は?

アバーデアでは日曜日の朝、一頭のゾウが殺されました。牙を抜く作業中の密猟者を野生動物公社の兵士が銃撃、二本の合計重量が1.5トンを超える牙を残したまま犯人は逃走したそうです。
 
先週は北部のライキピアで7歳のサイ、デニスがやはり密猟者の手に落ちました。正副大統領がともども国際法廷で裁かれているケニアで抜本的改革を望むのは無理なのでしょうか。

2014年3月24日月曜日

その角は誰のもの

先日なんとマサイマラの中でクロサイが密猟者に殺されたそうです。これは保護区内の事件としては5年ぶりのことだそうです。角を粉末にしたものは東南、東アジア諸国のエンドユーザーに届くころにはグラムあたりの価格がダイヤモンドやプラチナをしのぐまでに上昇するそうです。どこかで負の連鎖を断ち切らないとサイは動物園だけで目にする生き物になりかねません。

2014年3月23日日曜日

プライド(ブ)ジャパン

International Data Corporationsの統計によると東芝が2013年の東アフリカにおけるラップトップ型パソコンの売り上げ数NO1だったそうです。東アフリカ新聞に載っていました。お店でもよく見かけるな、程度の認識だった私の誤りでした。マーケティングに注力を続けた結果なのだと思います。
 
通貨統合の目標期限をとっくに過ぎても誰も罰せられない、ゆる~い感じの経済ブロックですがメリットは確かにありそうなので今後も亀の歩みのごとくしっかりと進んで行くことでしょう。

2014年3月18日火曜日

アフリカのプライド

ケニア人のアカデミー賞にもびっくりしましたがある意味こちらのニュースのほうが奇跡。
 
英国ヒースロー空港での先月の最優秀定刻運航キャリアがケニア航空だったそうです。出発便に関してはなんと100%だったとか。到着便の定刻率は75%と低かったのですが平均値でトップに立ったそうです。全日空に肩を並べる日が来るのでしょうか、いつか。

雨季過ぎ

フラミンゴで一瞬だけ注目されたボゴリア湖やバリンゴ湖のほうでは雨がひどくて閉校に追い込まれる小学校も出てきました。教室が水没してるそうです。

ここナイロビではくもりの日が増えて来ました。気象予報によると今年の雨季は例年通り、とのことです。

2014年3月13日木曜日

通勤地獄

近所のショッピングセンターの4階に上ってビールを飲みながら、夕方になってもぎらぎら照りつける南緯ゼロ度の太陽に焼かれている帰宅中の人々を眺めていると「ナイロビって都会だなぁ」って思います。
 
以前、会社のスタッフがオフィスの水道水をポリタンクに入れて持って帰ろうとしていたので理由を質したら「塩素の味が好き」って答えでした。ところ変わると文明の基準も変わるんです。

2014年3月12日水曜日

オールジャパン

中国からの渡航者数は、1万人を少し超える日本のそれを尻目に、昨年は4万人を超えたそうです。建設業の従事者をさっぴいたとしても多いですね。
 
しかしここへ来て日本も頑張っています。三井物産がモンバサの都市交通システムのプロジェクトを取ったそうですし、豊田通商は地熱発電に加えてナクル市で肥料工場を建設するそうです。ロート製薬もオフィスを開設しました。僕はといえばここの自然を守って行きたいだけなんですけどね。

2014年3月11日火曜日

スルー禁止

今朝のウィルソン空港の入口には30台くらいの車が渋滞の列を作っていました。検問をしいて一台ずつトランクを開けたりしているから敷地に入るまでに時間がかかっているのです。
 
私なんかたまにコーヒーを買いにターミナル内のカフェへ歩いて行きますが、その時さえストップさせられることもあります。だいたいは顔見知りの警官なのでスルーできますが。

2014年3月9日日曜日

給与カット

久々にBBCのトップニュースにケニアに関することだけど「事件でも非難する内容でもない」ニュースが上りました。現政権の閣僚が給料を最大で15%返還する、というものです。
 
今日はちょうど大統領の就任から一年。中国が入札した新幹線工事の不正が国会で議論されたり県知事が予算の何倍もお金を浪費していたり、ろくなニュースがなかった中での巻き返しの一歩にはなりそうです。
 
※ちなみに大統領の削減前の月給は140万円ほどでした。

2014年3月8日土曜日

ウーマンデイ

今日は世界女性の日だそうで、朝刊に「もしあなたがケニアで女性として生まれたならば」というデータが載っていました。
 
・あなたの平均余命は50歳
・文字を読める大人になっている確率は70%
・45歳の時点でシングルマザーになっている確率は60%
 
ちなみにケニアの人口全体に占める割合は過半数で52%だそうです。

2014年3月3日月曜日

2本で2万ドル

ケニアと異なりタンザニアでは高額な申請料を払えばハンティング、つまり生きている雄の動物を銃で殺すことができます。仕留めた獲物の持ち帰り代金は別になっていて、例えば現在32キロを超える象牙は$21,900だそうです。
 
ハンター協会はこの収入が自然保護に活かされていると主張し、一方ツアー会社は正反対の主張です。タンザニアでは一日30頭のゾウが殺されているというデータもあり、前者の立場は日に日に苦しくなっているそうです。