2013年10月25日金曜日

野生なエルザ

ケニアではマイナーなメルー国立公園はケニア山の北側にあって動物相はサンブルと似ています。陸路で行くとちょっと遠いです。
 
そこのロッジ、エルザズ・コピエも来年まで一泊無料キャンペーンをやっています。野性のエルザの著者、ジョイ・アダムソンも眺めたであろう絶景ポイントに建つ宿はイタリアン中心の食事も評判です。

2013年10月23日水曜日

2泊で3泊

アンボセリのちょっと外にあるテントキャンプのトーティリスも来年6月まで「3泊したら1泊無料」のキャンペーンを延長しました。よっぽど客が少ないんですね。
 
平坦で狭くてスター動物の少ないアンボセリで3泊もしたら飽きるでしょ!という突っ込みには、グルメ旅行&絶景ロッジの提案という回答を与えましょう。宿は全体が小高い丘の上にあり毎朝霊峰キリマンジャロが正面に見えます。料理は自前の菜園で採れる野菜を中心にしたイタリアンです。どちらもセレナやオルトカイでは得られない体験です。最後にご自身のフォトアルバムに「ゾウとキリマンジャロ」が揃っていないのであればこの機会を利用して3日かけてトライすべきでしょう。

2013年10月19日土曜日

1泊無料

ナイロビではしばらく雨が降っていません。雲が出ないので朝っぱらから暑いです。スターベッドからの星空はさぞキレイでしょうね。
 
そういえばロイサバも客が減っているようで、来年まで「3泊したら1泊無料」キャンペーンを継続するそうです。値段が来年からずいぶんアップするので今年のうちに無理してでも行っておくとお得ですよ。2ヶ月以上経ってしまいましたがサファリのすすめのほうで視察レポートを完成させましたのでそちらもどうぞご覧ください。
 サファリのすすめ

2013年10月11日金曜日

他力本願

先々月の空港炎上について、FBIは独自調査の結果ボヤだったと結論づけました。それをケニアの大統領にも教えてあげたそうです。自分が来月国際犯罪法廷に立つ身なのでここのところ忙しいのですが、大統領もこの時ばかりはありがとう、と言ったはずです。
 
現在、到着客は立体駐車場を通り抜けて待合人と会うことになります。建物を抜けたところに看板など掲げた群集が見当たらない場合は道路を挟んだ向こう側を探してください。たまに警察に追い払われると仕方なく反対側で待たざるを得ない場合があるからです。

2013年10月10日木曜日

トモダチ作戦②

この一枚もうちの近所、ナイロビ国立公園でのものです。この距離なら瞳孔が横長、つまりヤギと一緒なことが分かりますね。体調が悪いと後頭部のタテガミがまばらになったり横に寝たりするそうです。この子は大丈夫みたいですが。。
 
小型犬のような鳴き声をもし聞けたならば思い出のひとつとして旅行後も心に残っていくことでしょう。

2013年10月9日水曜日

トモダチ作戦

私が借りているアパートから30分も歩くとナイロビ国立公園の入口です。首都にライオンの住む公園~しかも南部は柵がない~があることはケニアの自慢でもあります。
 
私は千葉にある何とかランドよろしく年間パスポートを持っているのでたまにサファリに出かけます。このジャッカル君は雨上がりで濡れた草原を嫌ったのか、道路に出てきてじぃっとしていました。「柴犬より小さいじゃん」という感想を持ちたいあなたはケニアに来るしかありません。

2013年10月8日火曜日

キズナ2013

アフリカに住む牛は日本のそれとは異なり見るからに気性が荒そうです。毎夜ライオンと死闘を繰り広げているからでしょう、車で近づくと「昼間くらいゆっくりさせろ」と言わんばかりにムクっと起きてガンを飛ばしてきます。
 
600キロの筋肉の塊に頑強な2本の角が備わっているのですから、いくらウィンドウ越しとはいえこちらは居心地が悪くなり、写真を一枚とったらドライバーさんに「次行こう!」とつい言いたくなります。しつこいですがケニアに来ないとこの全身に迫ってくる雰囲気は感じられないでしょう。

2013年10月7日月曜日

がんばろうケニア③

キリンは言わずとしれた地上”最高”の動物。オスでは5メートルに達することも。草食動物には珍しくフルカラーで世界を見ているそうです。
 
群れは作るには作りますがその関係性はサバンナで最も緩い感じで、メンバー同士で100メートルどころか1キロ離れても平気だそうです。
 
写真は9亜種の中で最もエレガントな模様を持つアミメキリン。やはりケニアに来ないとこの純白とオレンジのコントラストの美しさを実感することはできないのです。

2013年10月6日日曜日

がんばろうケニア②

ケニアに来ない限りこういう風景を目にすることはありません。
 
彼とは6月に出会いました。丘の上にある宿を出てナクル湖へ向かう道路のすぐ脇で、日の出直後の冷気の中ゆったり構えていました。黄金色の虹彩とで射抜くような視線は130キロの体と合わせて車内にいる人間にも恐怖を抱かせます。
 
繰り返しますがこの迫力、筋肉のきしみ、地平線の雄大さは4Kテレビで伝わるものではありません。

2013年10月5日土曜日

がんばろうケニア

ケニアのGDPは日本の1/145に過ぎず、東南アジアでケニアより貧しい国はラオスとカンボジアだけです。
 
仮に2名ずつ10件のツアーがキャンセルになったとすると、仕事をもらえる予定だった10人のドライバーが直ちに職を失い、ホテルはのべ平均で50部屋分の予約を失います。公園保護費は一泊80ドルなので公園に4泊するツアーの場合は合計で6400ドルの収入減となります。
 
左のゾウさんもいつまでこのツァヴォで暮らしていけるのでしょうか。

K.Y.

現地では欧米人も含めて旅行のキャンセルが続いており、GDPの11%を占める観光業への大打撃となっています。
 
日本へ発信されている情報は現地に住む者からすると表面的で偏っているように映ります。その場の雰囲気に流されてせっかく興味を持ったアフリカ行きを断念するのは、逆に空気を読んでいない行動と言えないでしょうか。

観光収入が減るとゾウやサイに対する密猟が増えるのは2008年の例を引くまでもなく周知の事実です。ここは動物保護のためにも勇気を持ってケニアに遊びに来て頂きたいと強く思うのです。

2013年10月3日木曜日

逃亡説

毎日テレビと新聞をチェックしていますが当局はテロの背景どころか実行犯の死体さえ見つけられないようです。噂では10メートルの地下通路を通って逃げたとか。
 
市内は全く普通ですね。特に警備が厳重になった場所もありません。昔どおりです。言って見ればテロですから守るポイントは絞れないのでしょう。
 
ケニア人はたくましいですね。ニュース映像や写真を勝手に編集した海賊DVDが町中で飛ぶように売れているそうです。1枚120円くらいですって。
 
サファリツアーは普通にやっています。もとから動物達はテロのこと知らないし、そこにいます。治安の悪そうな下町や外国人が多く集まる場所などにはテロのずっと前から私は近づかないようにしていますし、もちろん観光客もそういう場所に行くチャンスは与えられていません。なんというか今回のテロは私が生活する世界の外で起きたような感覚がありますし、これからもそういうリスクは自分から遠ざけておく自信はあります。目に見えない放射線のほうが私にはよっぽど怖いです。

2013年10月2日水曜日

駆け抜けるケニア

だいたいケニアが国際ニュースで取り上げられる場合は汚職、干ばつ、テロなどネガティブな内容が多いですが、マラソンだけは異なります。先日、ベルリン大会でケニア人が、2年前にケニア人に作られた世界記録を15秒も更新して優勝しました。
 
久々にいいニュースですね。
 
でも新聞紙面では前回もそうですがあまり取り上げず、私なんかは肩透かしを食いました。陸上競技は個人種目で、かつ走っている部族が2つに限られていてさらにはライバル関係にありますので、日本みたいに国民全体が喜ぶという雰囲気にはなりにくい状況があるようです。写真は関係ないですが毎年行われるナイロビマラソンの風景です。